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コロナ禍でのハンドメイドアクセの傾向について


まだ出口の見えない新型コロナウイルスで私達のお店を含めアクセサリーショップは売上に大きな影響がありました。緊急事態宣言や外出の減少、マスク着用による影響などで今もコロナ禍以前の売上には戻っていません。
しかしコロナが終息すれば売上は元に戻るのでしょうか。私達はあまり楽観視していないのが現状です。

コロナ禍でのアクセサリーの傾向

大きく変わったのは価値観です。購入される作品の平均価格は減少し、まとめ買いは確実に減っています。先日お話したとおり学生のお客様のアルバイトの減少や物価上昇、漠然とした今後への不安など多くの原因があると思います。そのことから衝動買いが減り、じっくり吟味した本当に欲しいアクセサリーをお買い上げいただくように変化していると思います。
コロナ禍になり購入されるアクセサリーの傾向も変わってきています。今はシーズンやシーンを問わず長く使えるものが多くなりました。クリスマスや季節のお花、冬っぽいファーや温かい素材を使ったもの、季節を感じるカラーの作品など一定の期間しか使えない作品があまり手にとってもらえなくりました。逆にオン・オフ問わず仕事でも使えるシンプルな作品が増えたように思います。せっかくアクセサリーを買うなら季節ごとに何種類もアクセサリーを揃えるのではなく、愛着を持ってたくさん使えるアクセサリーを厳選して買いたいという思いが強いのではないでしょうか。他の地域の店舗でもの同じ感じの報告が増えています。今は購入する条件に飾るだけではなく実際に使えるアクセサリーとして「実用性」という条件が加わったように感じています。

長く使ってもらうためには

今後も数年は同じ傾向が続くかもしれません。長く使ってくださるお客様のためにも接着や金具の仕上げ、金具の腐食、丸カンの隙間、ホコリの付着など作品の質を維持することが大切です。「ハンドメイドだから壊れても仕方ない」とお客様の中にはこのようなイメージを持っている方もいらっしゃいます。その思い込みを払拭するためにも検品やパーツにこだわり引き続き丁寧な良い作品を一緒に広げていきましょう。


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