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台紙は作品のキャンバスと額縁です

台紙の質感にこだわりましょう

実は作品と同じくらい大事と言っても過言ではないのが「台紙」なのです。
ハンドメイドアクセサリーと聞いて「素人が作った安っぽいもの」というイメージを持つ人が残念ながら一定数いらっしゃるのが現実です。もし台紙が画用紙で作られた安っぽいデザインの手作りのものでしたら、どんなに素晴らしい作品でも安っぽくそれなりのものに見えてしまいます。逆に100均の既製品の作品でも台紙によって高級ジュエリーのようにみえる場合もあります。アクセサリー本体に加え台紙やお店のディスプレイや雰囲気でお客様の価値観は変わります。どんなに美しく盛られた料理も紙皿に乗っていたら台無しです。名画にはふさわしい額縁が必要です。台紙は作品のキャンバスと額縁なのです。できるだけ作品にマッチした色と紙質のものをプロに作ってもらうのがベストです。

台紙の大きさはめちゃくちゃ大事

台紙のサイズで悩まれる方も多いと思いますが大きい台紙と小さい台紙はどちらがいいでしょう。これは断言できますがこれは絶対小さい方がいいんです。これだけは大きな声で言いたいです。大きめの台紙を使ってる方は作品をギューギューに寄せて余白なく並べてみてください。窮屈で圧迫感がでて安定感がなく快適に見れないですよね。委託販売では作家の皆さんに振り分けられた販売エリアはそれぞれほとんど同じです。同じスペースに同じ作品数をならべてみたら小さい台紙のほうが見やすいのは明らかです。余白を作りながら展示すると小さいサイズの台紙のほうが必然的により多くの作品を展示でき統一感が生まれます。
美術館の絵画も隙間なく並べてしまったら窮屈で見にくいですよね。美術館の絵が引き立てられるのは壁の白、額縁の色、絵本体と2つの背景があるからです。アクセサリーなら机と台紙が作品を引き立てる大事な背景です。展示する際の台紙同士の余白を考えて台紙を作りましょう。ぶら下がり部分が台紙からはみ出ても大丈夫ですよ。作品によって縦、横、丸などレパートリーがあってもアクセントになりますね。実際に委託店の売り場やインスタグラムをみて美しく余白が生まれる台紙のサイズを確認してみましょう。1番多く使われている名刺サイズでは委託販売ではかなり大き過ぎますので見直してみてください。

余白があり整然と並べられた作家さんの売り場は圧倒的に見やすく存在感があります。色々な作家さんの投稿や作品を見て自分にぴったりな色、大きさの台紙を見つけてみてください。
次回は台紙のデザインや見やすくなるコツをお伝えします。


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