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スランプに負けず自分らしさのあるハンドメイドアクセサリーを作り続けるポイントとは

スランプとプレッシャーとの戦い

ハンドメイド作家さんは常に新しいアイデア、マンネリ化やスランプと戦っています。新作を作り続け新しい話題を生み出さなければなりません。そのプレッシャーはとても大きく、残念ながら挫折して活動を断念される方もいらっしゃいます。何百、何千のハンドメイド作家さんの中で多くのフォロワーや顧客を得て第一線に居続けることは並大抵のことではありません。
オンラインショップでは毎回販売日を設け新作を販売している作家さんも多いかと思います。オンラインショップの顧客に対してはその方法が一番いいと思います。常に新作を投稿、販売し新鮮な状況を保つことが大切です。
ところが委託店ではお店に初めて来られるお客様も多く、その作家さんを知らず特定の作品を目的に来られることは少ないです。以前も申し上げましたが委託販売はネットとは違ったアプローチが必要です。

あなたに定番作品はありますか

アクセサリーに限らず長く続くブランドにはほとんど定番作品があります。中には発売当初よりモデルチェンジせず継承している商品も多くあります。例えブランドロゴがなくともそのブランドだとわかるなどデザインもさることながらブランディングの努力により守られている素晴らしい商品だと思います。
さて皆様のアクセサリーには定番作品はありますか。あれば作品作りに迷ったときはその作品をぜひとも思い出してほしいのです。ハンドメイドアクセサリー業界は常に新しいもの、テクニック、デザインが溢れています。ハンドメイド界の流行は早く常に変わっていきます。その中でも2年間変わらず売れ続けていればそれはあなたの普遍的な定番作品と言ってもいいのではないでしょうか。恐らくその定番作品はあなたの作品作りのルーツが詰まっているのだと思います。今は日々の生活に追われ制作を楽しむ暇もない方も多いと思いますが、過去にその定番作品を考え作り出したときはきっと大きな喜びが有ったのではないでしょうか。お店も定番作品を目立つところに自然に並べますし、売り場のお客様の反応をみても不思議と定番作品に手が伸びることが多いように感じます。

作家さんの気持ちは作品を通じてお客様に伝わる

その作る喜びや感動は必ず店頭のお客様に伝わります。機械的に作り出した作品と自分の想いの詰まった「愛着のある」作品とでは明らかに売り場のオーラが違うように感じます。流行はあると思いますが今までで作るのが楽しく、多く継続して手にとってもらっている作品があればぜひとも定番作品としてかわいがってあげてください。新作ばかりが売り場に並ぶとどこかぎこちない不安定な売り場になることがありますので、ぜひ定番作品で売り場に安定感と安心感を与えてみてください。作家さんの作品への愛情と気持ちが伝わる温かい売り場にしてみましょう。

スランプ解消法

何を作ればいいのか迷ったときはその定番作品の作品をベースに派生させていけば自分らしさがでるかと思います。色違いやぶら下がりパーツを変えるなどアレンジしていけば作家さんの色の出た「その人ならではの個性の出たアクセサリー」が作れます。例え台紙がなくてもこの作家の作ったものとわかる、他の人には出せない味わいを感じることが一番だと思います。
わたしはスランプに陥ったときは必ず美術館に行くか動植物の図鑑を見るようにしています。芸術家たちの生み出したデザインや色彩、そして自然がもらたらす美しさから色々とヒントを得られると思います。図鑑はお家でも眺められますし息抜きにもぴったりですので良かったらお試しください。
既成の限られたパーツやデザインの中でアクセサリー作家として頭一つ飛び抜けることはとても大変だと思います。その思い悩んだときにこそ一番制作が楽しかった時を思い出し、自分にしか作れないそして自分らしいアクセサリーをお客様を想像しながら作ってみてください。


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