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店舗に来られるお客様の価値観について

前回はオンラインショップ、イベントと委託販売のマーケティングの違いについてお伝えしました。
今回はお客様が作品を購入するまでのステップを想像し何が必要かを考えたいと思います。その中から委託販売で必要なことが見えてくるかと思います。

お客様の購入までのプロセス

1.多くの作品の中から目にとまる作品を探し出す
2.手にとって重さや質感などの雰囲気、自分に似合うかを想像する
3.価格を見て経験とお財布事情、価値観などから適当な価格かを考える
4.他の商品と比較し検討

実際はもっと複雑な要素があると思いますが簡単にいうとこんな感じです。作家さんのオンラインショップで購入するのと購入する過程が違うと思いませんか。この中でも重要なことは1と3です。

ファーストコンタクトはディスプレイから

まずは1の目に止めてもらわないと検討してもらうことも買ってもらうこともできません。数百点もある多くの作品の中から自分の作品を手にとってもらうことはなかなか難しいと思います。この目に止めてもらいやすいディスプレイや台紙の話はまた改めてお話したいと思います。

委託店での決めては価値観から

3で手にとって気に入ってもらった作品を購入するかしないかは「価値観」が大きく関わってきます。簡単言えば「これだけの対価を払ってでも手に入れるべきか」です。もちろん価値観はそれぞれ違いますし収入や環境、季節によって変化します。作品を手にとって価格を見たときに無意識にデザイン、素材、手法、制作の手間、金具の種類などその価格が商品に適正なものかを色々な情報から計算します。ハンドメイド好きのお客様なら尚さら手間やデザイン、素材など判断はより厳しいものとなるかもしれませんね。そこに色々な付加価値が追加され価格と天秤にかけ購入にいたります。もちろん価格だけではなく店舗の場所や主な客層、店舗の雰囲気、季節など事前のリサーチがとても大切です。新しい作品を生み出すときはその委託店のお客様を思い浮かべて制作してみてくださいね。

お伝えしたとおりネットショップで購入することと委託店で購入することでは大きな違いがあることはおわかりいただけましたでしょうか。ご自身のネットでは売れるけど委託店では売れないことがあればぜひ価値観について考えてみてください。
次回は価格についてお伝えします。


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