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お店で映えるハンドメイド作品のラインナップとは

お店のコンセプトと雰囲気に合わせた作品作りを

銀座の高級アパレルブランドにスポーティーな服があれば違和感が出て浮いちゃうますよね。お店のコンセプトや雰囲気に合わない作品は違和感がありそのお店では手にしてもらいにくくなる思います。初めて出店する委託店の場合は事前に店内の写真や投稿からお店の雰囲気やコンセプト、ターゲットを事前に把握しておきましょう。そしてできるだけ声がかかった当時の作風から外れすぎないようにしてください。もちろん作家さんのオリジナリティと個性は必要ですよ。いつもと違う新しい作風の作品を多く納品したいときは事前にスタッフに相談したほうが安心です。

作品が並んだ場所は作家さんののアトリエです

では具体的にどういった作品を納品すればいいのでしょうか。色々な種類を1種類ずつたくさん納品してませんか。あまりにも種類が多すぎるとお客様が悩び、選ぶ段階の前に挫折してしまいます。初回は数多くの納品数をお願いしていますがそれは種類数ではなく作品数なのですので同じ作品が多くあっても問題ありません。むしろ売れ筋の作品の2つ以上ストック用の作品も送ってもらえると嬉しいです。

理想は売れ筋の人気作品を色展開で最低2色以上、ストック含めて2個ずつ以上納品するのがいいと思います。人気作品は動きが早く1点が売れてしまい歯抜けの状態の売り場は統一感がなくなってしまうのでベストな売り場の状態を長く維持できるように人気の作品は多めに、またできるだけピアス・イヤリング両方を揃えてください。最近は金属アレルギーではない方も、金属アレルギー対応の金具を望まれる事が大変多いです。多くのお客様に手にとっていただくためにもアレルギー対応の金具の使用は必至です。アレルギーの方は金具交換できずアレルギー対応してないものは選択肢から外れてしまいますのでご注意ください。

定番の人気作品は売り場の顔です

いわゆる定番作品というのはファンはすでに持っておられると思うのでネットでは動きが余りないかと思います。ですが今まで受け入れられてきた大事な作品です。委託店では作家さんの事を知らずに来店することが多く、定番作品は手にとってもらえる機会も多くあると思います。愛されるデザインを愛情を注ぎ長く作り続けましょう。

同じシリーズで多くのカラーレパートリーのある作品が売り場に並ぶと統一感がでてお客様は目に止めてくれます。色が増えると手にとってもらうチャンスも多くなります。定番作品の色違いも作ってみてはいかがでしょうか。カラーレパートリーが増えるとその売場に自然に美しさと安定感が生まれ、思わず手にとって見てみたくなるはずです。売り場は作家さんのアトリエです。自分のこだわりと世界観を表現していきましょう。

私達スタッフもその作家さんの世界観が最大限に表現できるように適切な場所に適切な作品をディスプレイしています。全体のバランスやお客様の反応を見ながら頻繁に場所を変えています。統一感と安定感がある作品は店頭の目立つ場所、手にとってもらいやすい場所に置かれるチャンスです。お客様の気持ちになって自分の作品が売り場に並んだ姿を想像してみてください。

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