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【丼万次郎への愛】小田原の海鮮丼を諦めるな。丼万次郎がある。by Hamee社員

こんにちは。Hamee株式会社ニューアキンドセンターのセンター長つかDです。この度また会社noteで書く機会を頂きました。ありがとうございます。今回は、小田原の海鮮丼についてです。

小田原の海鮮丼問題を考える

小田原にあるイケてる宿、Tipy records inn のコアゼさんがこんなつぶやきをしていました。

小田原にハズレの海鮮丼屋が多く存在することは残念ながら事実です。私も小田原に移住して間もないころ、ハズレの海鮮丼を掴まされ枕を濡らしたことがあります。

また、最近では弊社の入社間もない新卒が小田原某所で海鮮丼を食べた際、刺身の薄さと値段の高さにガッカリしたという話を聞きました。これは良くない。小田原が誤解されます。

私は小田原に移住して丸3年ですが、それ以前は36年間都内に住んでいました。そのため都内にも友人がおり、たまに彼らは小田原に遊びに来ます。そして、その際には皆判を押したように「海鮮丼が食べたい」と言います。彼らは無邪気です。

海が近ければ「おいしくて安い海鮮丼」がその辺にゴロゴロあると信じ切っているのです。私は彼らの目を覚まさせるため、毎回小田原駅のホームに一列に並ばせ、一人ひとりビンタしています。

なぜ海が近く海産物に恵まれているはずの小田原で、「満足度の高い海鮮丼が見つけにくい」という現象が起きてしまうのでしょうか。私の手のひらも限界なので、いよいよその理由を考えてみました。

そもそも「満足度の高い海鮮丼」とは

まず、「満足度の高い」の定義ですが、「味・量がいずれも平均以上であり、値段が1,500円以下のもの」とさせて頂きます。

味・量はさておき、「なぜ1,500円なのか」と思う方は多いかもしれません。これには理由があります。私が「1,500円以上の丼ぶりって、なんだか美味しくて当たり前のように感じる」からです。

また、「海鮮丼」の定義については、「色々な刺身が乗った丼」とします。ウニ丼とか単品食材のみで構成される丼は含みません。

小田原移住丸3年の私がたどり着いた海鮮丼の真理

いよいよ本題です。なぜ海が近く海産物に恵まれているはずの小田原で、「満足度の高い海鮮丼が見つけにくい」という現象が起きてしまうのか。みなさま、ぜひ一緒に考えてください。

いかがでしょうか。賢い皆さまの頭には、それっぽい理由が色々浮かぶでしょう。例えばこんな感じでしょうか。

・観光地&海が近いというイメージでお客さんがほっといても来るから企業努力を怠りがち
・観光客の減少により客1人あたりの利益率を上げる必要があり原価を抑えざるを得ない
・中長期を見据えたリピーター獲得より、目先の売上利益を追及してしまう

社会の第一線で活躍する皆さまはもっと鋭い切り口の意見も上げているかもしれません。しかし、ここでお伝えしなくてはならないのは、それらは全て無駄な考え、邪心だということです。下手の考え休むに似たりです。

考えるな。「丼万次郎」へ行け

そんなことを考えている暇があるなら、まずは「丼万次郎」へ向かいましょう。丼万次郎は駅から遠いため電車で行くことができません。

急いで車に乗り込んだら、あなたに残された選択肢は、小田原厚木道路の小田原東インターを降りて国道255を北上するか、東名大井松田インターを降りて国道255を南下するか、その2択です。大井松田インターから来る人は途中で間違えて〇ら寿司に入らないように注意してください。

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丼万次郎にたどり着いたら、何も考えずに「小田原地魚漬け丼」を注文してください。考えてはいけません。

丼万次郎の海鮮丼が最高である理由

さて、本記事で伝えたかったことはもう全て書いたので、ここからは余談です。なぜこんなに丼万次郎の海鮮丼に惹かれてしまうのか。私の考えた理由は以下です。

【理由その1】とにかくおいしくて量が多い

この「小田原地魚漬け丼」、とにかくおいしいです。新鮮な刺身がたくさん入っています。魚だけでなく、白米もすごくおいしいです。早くもボキャブラリーが限界に達したため、味についてはこれ以上お伝えすることはありません。

量は普通盛りでもかなり多いです。食べ盛りでない限り、初心者はまず普通盛りにすべきでしょう。

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▲丼万次郎が誇る「小田原地魚漬け丼」

【理由その2】値段が安い

そして値段。衝撃の950円(税込)。これだけおいしい肉厚刺身をふんだんに使っていて、こんなに安いわけがない。裏は取っていませんが、多分赤字だと思います。売れれば売れるほど赤字。そうまでしてもお客さんにおいしいものを提供したい。丼万次郎の献身を考えると、涙が止まりません。

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【理由その3】謙虚で控え目

丼万次郎はとにかく謙虚。既に世界進出をする実力を十分に持っているにも関わらず、店のキャッチコピーは「いつかは世界の」です。私はこの看板を見るたび、「いいからもう行けよ」と思っています。

また、最近丼万次郎の姉妹店「こはる食堂」を閉め、同じ場所に新たな業態「丼万次郎のすし館」を開店したのですが、その告知も慎ましさにあふれるものでした。

インスタのストーリーズにてテキストだけで、新店舗の開店のお知らせをしつつ「宣伝することもなく静かにスタートしようと思っております」という投稿。ただでさえ24時間で消えるのに、控え目すぎる。SNS全種フル回転で目立ってなんぼというお店が多い世の中で、フリスクのような爽快さを感じずにはいられません。

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▲控え目なお知らせ

【理由その4】創意工夫

丼万次郎の店舗では、その発想の自由さに驚かされます。まず、丼ぶりがレールに乗って運ばれてきます。実はこれはコロナ禍で新設されたもの。お客さんと店員さんの接点が少なくて済みます。飛沫防止のカバーがついてたり、急づくりにしては出来が良くて謎です。

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▲レールで運ばれてくる丼たち

また、丼万次郎は回転寿司のお店を居抜きで使っていることから、あの回転寿司特有の湯呑でグッと押すとお湯が出るシステムがそのまま生き残っています。通常撤去してしまうところ、有効活用というか「そのまま使っちゃえ」という姿勢が愛せます。

既成概念にとらわれない自由な発想とそれを見守る大らかさを感じずにはいられないのです。弊社Hameeの掲げるMISSIONは「クリエイティブ魂に火をつける」ですが、丼万次郎さんのファイヤー具合は既に全盛期の大仁田レベルに達していると言えるでしょう。負けていられませんね。

小田原の誇る定食屋丼万次郎、まとめ

みなさまお読み頂きありがとうございます。丼万次郎について少しでも興味を持っていただけたら幸いです。私が移住してきて最初に「小田原ってすごい」と思わせてくれたのは丼万次郎でした。

その魅力を多くの人に知ってもらえれば幸いです。本記事では海鮮丼についてのみ触れていますが、実はハンバーグや天丼もおいしいです。小田原や南足柄の駅からは送迎させて頂くので、行きたい方はぜひ一緒に行きましょう。

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つかDが編集長をつとめる商売人WEBメディア「ニューアキンドセンター」
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