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ベストオブ最高の出撃シーン【ザ・クリエイター創造者】

A.I.がテーマのSF作品で新規IPかつギャレス・エドワーズ監督作品とか、そりゃ楽しみにしますわな。そしてその期待を裏切ることなく、めちゃくちゃ好き映画でした。個人的には珍しく劇場で2回観たんですけど、2回目の方が断然泣けました。

展開はやや駆け足且つご都合主義で、粗を探せば色々と気になるところはあるのだけれども、有無を言わせない圧倒的なビジュアルとサウンドの力業で捩じ伏せられてしまいます。ロケーションとか全部最高。チベット行きたすぎる。

A.I.を題材にした作品が飽和してることもあって普遍的なプロットではあるけれど、着地点はオリジナリティがあったし、個人の解釈に委ねるような幕引きだったのも良かったです。
“面白い映画”と“好きな映画”って似て非なるものだと思っていて、脚本の良さだったりビジュアルだったり色々あるとは思うけれど、個人的には“印象的なシーン”がどれだけあるかが重要で、本作には“それ”が沢山詰まっていたから満場一致で好き映画認定なのです。

ニュース映像のモンタージュで始まるオープニングも分かりやすくてお洒落だし、各章毎に挿入されるタイトルも好きな演出。夜間作戦で不気味に光るノマドの誘導装置もめちゃめちゃクールだった。ゴジラ、ローグワンでもそうだったように、デカイ物の魅せ方が本当に上手い。

特筆すべきは、主人公らアメリカ軍特殊部隊が敵の研究施設へ強襲を仕掛けるシーンでレディオヘッドの“everything in its right place”が流れるんだけど、マジでかっこよすぎて震えた。セルフ4DXである。

映画に於ける兵員輸送シーンはブラックホーク・ダウンが至高だったけれど、本作がそれを塗り替えてしまいました。出撃シーンラバーズは必見ですよ!

余談ですけど本編観賞後に受付フロアを掃除中のロボットに遭遇。

お仕事お疲れさまやな


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