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ベーシックインカム・ユートピアへの道

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うそついて生き続けるのってしんどくないですか???
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2016年4月の記事一覧

やさしいひとびと

もしも「やさしくする」という動詞が成り立って、皆が「それは価値が高い」ということで、競って取り組んだとしたら、世の中ってよくなるだろうか?

やさしい、ということが、あくまでも目に見える行為によってしか評価されないのだとしたら、「やさしい」というのは、多分お金で買えるようなもんなんだろう。

そもそもさ。私たちが日常生活送る中で、別に意識して言葉に変換しなかったとしても、何かを感じられる、というこ

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実証例(の計画)

貧しい人々にベーシンックインカムを生涯保証するとどうなるか?我々は今まさにそれを検証する(’What If We Just Gave Poor People a Basic Income for Life? That’s What We’re About to Test’. By Michael Faye and Paul Niehausの和訳)

過去10年、我々にとってぱっと見奇異に映るであろ

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なぜ「労働」と「報酬」を分断する必要があるか?

内閣府では現在「共助社会づくり懇談会」なるものを主催している。東日本大震災そして福島第一原発の事故、これに伴う多数の人々の日常生活圏崩壊の事例で明るみになったとおり、中央政府・地方自治体と地域コミュニティとの連携拡充は非常に重要な課題である。震災や原発事故などによる甚大な被害の発生がなくとも、少子高齢化が進む低成長社会、世界的な成長幻想崩壊を考えると、これまでのような中央政府主導の計画的経済運営と

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お金で幸せは買えない

分かっているのになんで「金融」なんだ???お金は手段として必要?

そうかな??

道具として優れていることは事実。

しかし。。。その他のことは所詮「責任逃れ」「リスクヘッジ」ってやつでしょ??

お金ってエナジーよりも情報が乗っかりやすいものって知ってる??

そもそもはさ、いろんな使用価値と言われる、人々が生きていくのに必要なエナジーにその元がある価値。これを各々異なるんだけども、場合によっ

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受け入れなければならないマイナス面

原則、働かないでも生きていける以上、相応の管理化は免れ得ないベーシックインカム・ユートピアという夢の国とはいえ、現存する組織制度を一旦完全になくして、再スタート、などということは不可能。

よって、国家を中心とする公的機関が、ベーシックインカムの支給や関連事務を取り扱うし、さらに、(近く頓挫するかもしれませんが。。)マイナンバーのような形での管理は不可欠になる。

例えば、民間企業はじめ、余剰の富

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ベーシックインカム

人はなんで働かないといけないのだろうか?

現代は非常に分業化が進んでいて、生きていくための食糧は、自分で作らないで買っている人の方が多いはず。

生きていくためのエネルギー源を得るには、直接食糧を作らなくてもいいけど、それは食糧が買える限りにおいて。

「食糧を買える」ようにしておくには、普通仕事をしてお金をもらう。

私が最近思い描いている世界は、「ユートピア」。

これだけ分業が進んでいるん

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遠い道のりは

多分私たちの心の持ちようをどのように変えられるか?にあって、どのようにベーシックインカム・ユートピアを実現するための社会制度や技術が開発されうるか?にあるのではないように思える。

だってさ。。とりあえず働かなくても生きていけるって。。。何か受け入れ難いところあるもんね。。。

でもさ。。

明らかに生まれもっての能力とか、資産とか違うのにさ、一様に「勤勉に働きなさい。そうしないなら死ぬしかない。

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超える

ベーシックインカム・ユートピアへの壁!全員が働かなくても生きてはいける。

夢のような話だが、問題はある。

人間が生きるというのは、食って寝るだけではないから。

大切なのは「生きる理由」とか「やる気」。

問題は、この「理由」であるとか「やる気」というのは、実はないのに「ある」と言い張れること。

いずれにせよ、ベーシックインカム・ユートピアにおいても、何らかの計測装置(マイナンバーのような)

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