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子供用マグカップセットの開発話 Part3
1.製造
デザインが決まり、あとは製造工程へと移っていきます。
実際に製造所がある九州の波佐見に飛び、窯元と直接ミーティングをしました。やはり職人でしかわかりえない制作工程での無理や問題点が一気にうきぼりになりました。もちろん考慮してデザインしているのでさほど大きな問題点はないのですが微調整部分ほど、工程を理解しこだわることがプロダクトの生命線になると思っています。
・そうして送られてきた試作品
子供用マグカップセットの開発話 Part2
前回の記事ではリサーチやアイディア出しといった、料理で言う「下ごしらえ』的な話を綴りましたが、ここから本番「調理」=デザイン決定までの紆余曲折のストーリーが始まりました。
1.リデザインその1「大人っぽいデザイン」が逆に「ありきたり感」「既視感」につながってしまっているのではないかと考え、もう少し子どもによったデザインで考えてみようと試みます。
(逆に・・・が多すぎて結局どういうことなんだ?と
子供用マグカップセットの開発話 Part1
今回から数回に分けた、『arigato giving』というブランドから発売された子供用のマグカップ&プレートのデザイン開発ストーリーになります。
一年の開発期間を経てリリースとなった本製品、振り返ると開発の流れが何段階もあり面白かったのでまとめてみました。
1.与件整理
今回のプロジェクトには割と明確な要望がありました。
「子供用のマグ・プレートセットを作る」「陶器で作る」大きく分けてこの2つ
商品デザイン開発で考えてること
独立後、初めて手がけたプロダクトであるbtrailという商品の開発ストーリーを書いていきたいと思います。
キッカケは足立区で樹脂切削会社『オーエム』の大村さんと、あるイベントでの出会いから始まりました。ちょうど同年代であったのもあり、加工をお願いしたりデザインの意見を求められたり、気軽に相談しあえる関係になっていきました。
会社自体は、OEM(企業からの下請け)をメイン事業とする、例えば機械の中