[解説付]吉田拓郎&提供曲の名曲ランキング20[邦楽史]
吉田拓郎は日本のフォークシンガー、作曲家で現在の日本においてのシンガーソングライターの先駆者、そして現在では日本の音楽でも主流となっているロックやフォークをアングラ文化からメインストリームに押し上げた人物であり、邦楽史上の最重要人物の一人といえ、60年代末には「広島フォーク村」を結成、地元中国地方の大会で優勝するなどしてテレビ出演やラジオDJを行い、上京してインディーズデビューして「結婚しようよ」以降に多くのヒットを出し、多くの提供を行う作曲家ともなって「襟裳岬」でレコード大賞を受賞、70年代半ばには「フォーライフ・レコード」を設立しその後も活躍、現在は引退している。
1位 襟裳岬 (1974/11)／120ポイント(65p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp)
吉田拓郎作曲、岡本おさみ作詞のコンビによる歌謡歌手の森進一への提供曲で字余り的なフォーク風の楽曲であったものの歌謡のA面として発売され、最高週間6位であったが74年間31位、75年間77位の大ヒットとなり、オリコン上で50万枚程度、累計では100〜130万枚ほどを売り上げる爆発的なヒットとなったとされており、Spotifyでは300万回、セルフカバーが100万回ほど再生されている。
購入：0.6M~ ストリーミング再生数：推定15M~
2位 我が良き友よ (1975/2)／120ポイント(95p+次世代メディアヒットp×3+MV無しp)
ロック・フォーク歌手のかまやつひろし(ムッシュかまやつ)への提供曲でオリコン1位を記録、70万枚以上を売り上げて年間9位となる大ヒットとなり、Spotifyで200万回以上、YouTubeでは公式はないがオーディオが200万回や100万回などとなっている。
購入：0.85M~ ストリーミング再生数：推定8M~ ユーチューブ再生数：5M~
3位 旅の宿 (1972/7)／110ポイント(85p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp)
「結婚しようよ」のヒット後の楽曲で作詞は岡本おさみが担当していて、5週連続1位、年間4位という爆発的ヒットを記録して当時としては非常に多い70万枚以上を売り上げ、この曲が収録された『元気です。』もアルバムチャート15週1位を記録、Spotifyでは200万回以上再生されている。
購入：推定0.8M~ ストリーミング再生数：推定8M~
4位 落陽 (1973/12)／100ポイント(15p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp+売上無しp)
ライブ・アルバム『たくろうLIVE'73』の収録曲で頻繁にライブで演奏される人気曲であり作詞は岡本おさみが担当していて、1989年にドラマ『あの夏に抱かれたい』の主題歌となったことでリカットされオリコン最高46位で2万枚を売り上げ、Spotifyでは現時点では合計で200万回ほど、Youtubeでは公式はないが百万回超えの動画が多数存在する。
購入：0.02M~ ストリーミング再生数：推定7M~ ユーチューブ再生数：10M~
5位 結婚しようよ (1972/1)／100ポイント(55p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp)
「今日までそして明日から」の後のシングルで従来の社会派路線から外れてフォーク界隈では批判を浴びたが、大ヒットして最高3位を記録、40万枚以上を売り上げ、年間17位となり、これ以来、アンダーグラウンドな音楽だったフォークがメインストリームに入っていくこととなったとされ、Spotifyで300万回、Youtubeでは非公式ライブ映像が300万回ほど再生されている。
購入：推定0.45M~ ストリーミング再生数：推定10M~ ユーチューブ再生数：5M~
6位 全部だきしめて (1997/11)／90ポイント(75p+次世代メディアヒットp+ストリーミング無しp)
KinKi Kidsと吉田拓郎が司会を行った音楽番組『LOVE LOVE あいしてる』の主題歌で翌年にKinKi Kidsの「青の時代」との両A面シングルとして発売されて4週連続チャート1位、年間10位の大ヒットとなり115万枚以上を売り上げ、Spotifyではセルフカバーが150万、YouTubeではMVが300万、吉田のライブが500万回ほど再生されている。
購入：推定130M/2~ ストリーミング再生数：推定5M~ ユーチューブ再生数：10M~
7位 人生を語らず (1974/12)／85ポイント(15p+次世代メディアヒットp×3+MV無しp+売上無しp)
アルバム『今はまだ人生を語らず』の収録曲でSpotifyで100万回以上、YouTube上では非公式のライブ映像が1300万回も再生されており、これは70年代前半の曲の中では非常に高い再生数と言える。
ストリーミング再生数：推定4M~ ユーチューブ再生数：15M~
8位 やさしい悪魔 (1977/3)／80ポイント(65p+次世代メディアヒットp×3)
ピンクレディーへの提供曲で週間4位を記録、40万枚を売り上げ年間27位となり、Spotifyで100万回、Youtubeでは非公式が600万、公式が100万、2020年ライブが100万回再生されている。
購入：推定0.5M~ ストリーミング再生数：推定3M~ ユーチューブ再生数：8M~
9位 夏休み (1971/6)／75ポイント(10p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp+売上無しp)
ライブ・アルバム『よしだたくろう オン・ステージ ともだち』に収録され、1989年にシングル化されるがチャートインしておらず売上は不明で、Spotifyで200万回以上、Youtubeで公式オーディオが100万回以上再生されている。
ストリーミング再生数：推定8M~ ユーチューブ再生数：5M~
10位 唇をかみしめて (1982/3)／75ポイント(25p+次世代メディアヒットp×3+MV無しp)
武田鉄矢の監督・主演の映画『刑事物語』の主題歌で週間18位を記録、10万枚を売り上げる程度で、Spotifyでは100万回以上、Youtubeでは公式動画はないがオーディオが250万回、歌唱映像が200万回、ライブ160万回などとなっている。
購入：推定0.15M~ ストリーミング再生数：推定3M~ ユーチューブ再生数：10M~
11位 今日までそして明日から (1971/7)／70ポイント(10p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp+売上無しp)
この楽曲は吉田拓郎の3rdシングルで当初、オリコン最高59位、売上3万枚程度とあまりヒットしなかったが徐々に人気が高まり72年に映画『旅の重さ』に使われ、今までは歌謡曲が占めていたメインストリームにフォークなどが入るきっかけの一つとなり、その後には2001年にアニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、2013年に映画『恋妻家宮本』に使われるなどし、Spotofyでは現時点で200万回ほど再生され、Youtubeでは公式はないが数十万回・数百万程度のものは多くある。
購入：0.03M~ ストリーミング再生数：推定7M~ ユーチューブ再生数：7M~
12位 たどり着いたらいつも雨降り (1972/7)／50ポイント(25p+次世代メディアヒットp×4+MV無しp)
ロックバンド「ザ・モップス」への提供曲で最高26位ながら14万枚を売り上げ、セルフカバーだけでなく数多くのカバーがなされており、Spotifyではセルフカバーが100万回、Youtubeではモップスのオーディオが300万、ライブが100万、和田あき子のカバー100万などとなっている。
購入：推定0.2M~ ストリーミング再生数：推定3M~ ユーチューブ再生数：5M~
13位 流星 (1979/5)
ドラマ『男なら!』の主題歌でオリコン54位を記録し3万枚を売り上げ、YouTubeではライブ100万回以上、森七菜のカバー200万回などがある。
購入：0.03M~ ストリーミング再生数：推定3M~ ユーチューブ再生数：5M~
14位 永遠の嘘をついてくれ (1995/6)
中島みゆきによって作られた楽曲でアルバム『Long time no see』に収録され、Youtubeでは公式のオーディオが60万回、ライブが200万回ほど再生されている。
ストリーミング再生数：推定2M~ ユーチューブ再生数：5M~
15位 祭りのあと (1972/7)
ヒットアルバム『元気です。』の収録曲でYoutubeでは非公式のライブ映像が600万回ほど再生されている。
16位 どうしてこんなに悲しいんだろう (1971/11)
アルバム『人間なんて』の収録曲で、YouTubeでライブが300万回、創作MVが300万回などとなっている。
17位 元気です (1980/11)
ポーラテレビ小説シリーズの『元気です!』の主題歌で最高37位で6万枚ほどを売り上げ、YouTubeで非公式オーディオが400万回や100万回ほど再生されている。
18位 イメージの詩 (1970/6)
デビューシングルでチャートインせず売上は不明だが、YouTubeでライブ映像が600万回ほど再生されている。
19位 外は白い雪の夜 (1978/11)
『ローリング30』の収録曲でYouTubeではライブ映像が300万回や160万回などとなっている。
20位 春だったね (1972/7)
ヒットアルバム『元気です。』の収録曲でYoutubeでは非公式のライブ映像が300万回、200万回、創作MVが100万回ほど再生されている。