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日々生きること感じること

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#いま私にできること

積極的保活のすすめ

積極的保活のすすめ

「選んでる余裕なんてありません。駅の反対側?いやそんなこと言ってる場合ですか。通える範囲全部書いて」

こう言われたのは、1年ぶり3回目。認可保育所の申込会場でのこと。どうしても預け先を確保したい!と切羽詰まったママ友に伝授された技、ではない。

この後「お母さん、働きたいんでしょ」と続く。練習済なのか、市職員さんは毎年同じセリフだ。

最初の選択は「認可外」だった認可保育所の申込は、自治体による

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「1対n」と「1対1×n」

「1対n」と「1対1×n」

この間の休日、2歳半むすことふたりで散歩。
いつもなら父ちゃんと行く皮膚科に「おかあさんとがいい」と同伴ご指名だったり、コピーのためにコンビニまで行こうとしたら「いっしょにいく」とついてきたり。

普段お姉に色々先導されたり煽動されたりしている2歳弟だけれど、大人みたいに会話のキャッチボールが成り立ち、謎のストライキや甘えも繰り出さず。「個」を静かに主張する感じが、新鮮だった。あれ、こんなことでき

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大人になること

大人になること

今日は成人の日。
新成人のみなさま、おめでとうございます。

いつもの年なら、艶やかな晴れ着姿の二十歳の皆さんにたくさん眼福賜る日。今年は、ウイルスに、豪雪に、とお祝いごとには手厳しい天からの贈り物が届いたなぁ。

トップ写真は昨年の七五三晴れ着姿の娘と、父。このとき、「大きくなったなぁ」と同時に「ゆっくり大きくなったらいいよ」と思ったのを覚えている。

人はいつから「おとな」になるのだろう。おと

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母になるとは、何かを諦めることなのか?

母になるとは、何かを諦めることなのか?

昨日「母」のことを書いた。
そういえば、一人目出産から、もうすぐまる5年。
母になったら、捨てたり諦めたり我慢したりすることが格段に増えるのかと思っていたのだけど、実際どうだったかを振り返ってみた。

何を諦めなくちゃいけないと思っていたか①夜の外出(夫は接客サービス業だから夜は不在)
②たまのジャンク食(母乳に悪いし身体が資本)
③ネイル(伸ばせないし通えない)
④ヒール(抱っこ外出怖い、幼児に

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自分のトリセツを持とう

自分のトリセツを持とう

自分の機嫌をとるのが上手だね、とよく言われる。
いつもゴキゲンお花畑、ってわけではない。

他者の機嫌配置は体感できないので、自覚はなかったが、改めて考えてみた。

「機嫌」てなんだろう仏教用語に由来し、もとは【譏嫌】と書くのだそう。
譏(そし)り嫌う、って!

修行中の仏弟子は、経済活動を行わず、衣食など生きるのに必要なものは市井の人々の布施に依っている。だから、誰かひとりでも尊敬されず譏りを受

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会いたいなら、今すぐに。

会いたいなら、今すぐに。

飲食店を営む友人が、店を閉めることになった、とSNSで投稿していた。さまざまな工夫や挑戦を凝らしても、存続していく道を選ぶことはできなかったのだろう。

「行きたかったのに残念」

てコメントがたくさん入っていた。

「行きたいって思ってくれてたことが嬉しい。ありがとう」と返す彼女のコメントに、大人だなぁと感心しながら、あぁ、なんていうか口の奥が苦くなる感じ。

思い出したくないけど一生忘れられな

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