志望動機を面接で深掘りされても人事を納得させる回答の作り方
面接で必ず聞かれる志望動機。
たくさんエントリーしていると、1社ごとに用意するのが面倒ですよね。
しかし、同じものを使いまわしていると、面接官に深掘りされたときフワフワした回答しかできず落とされてしまいます。
そこであなたの志望動機を人事が納得するレベルに仕上げる深掘り対策を解説します。
深掘りされると上手くうまく答えられないというあなたも、この記事を読めば自信をもって面接に臨めるようになります。
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✅人事が志望動機で深堀りする内容8パターン
あなたの志望動機に対して人事が深掘りしてくる切り口は、おおまかに以下の8パターンに集約されます。
1)なぜこの業界を選んだのか
2)なぜこの事業を選んだのか
3)なぜこの商品・サービスを選んだのか
4)なぜこの職種を志望しているのか
5)なぜ弊社を志望したのか
6)入社出来たらどんな仕事がしたいか
7)なぜ同業他社を選ばなかったのか
8)志望したきっかけ(過去の体験)は何か
ここがあいまいだと、人事から「あなたがやりたいことは他の業界や同業他社でもできるのでは?」と聞かれます。
そのとき上手く答えられないと、志望度や入社意欲が低いと思われて高確率で落とされるでしょう。
また、口には出さなくても「自己分析が足りていないのでは?」「業界・企業研究が甘いのでは?」と思われて、面接が消化試合になりかねません。
それを防ぐためにも、これら深掘り質問8パターンの対策について具体的に解説していきます。
✅面接での志望動機深掘り質問対策
1)なぜこの業界を選んだのか
例えば「人の笑顔を見るのが好きだから」という理由でアミューズメント業界を志望している就活生がいるとしましょう。
しかし、人事からすると、その理由なら他の業界(飲食業界やブライダル業界、旅行業界、玩具業界など)でもいいはずと疑問を抱きます。
この段階で思考が止まっている場合、業界研究が足りていません。
✔業界地図で業界全体を把握する
✔企業HPで事業内容・取引先・IR情報などを見る
✔業界動向サーチを見る
これらの方法で業界研究を深めましょう。
最終的に「この業界でなければいけない理由」が具体的な根拠つきで語れればOKです。
2)なぜこの事業を選んだのか
例えば人材業界には以下のような事業があります。
✔人材紹介事業
✔人材派遣事業
✔求人広告事業
✔人材コンサルティング
✔人材育成(研修)
業界研究を行う際は、その業界内の事業内容まで踏み込んで調べるようにしてください。
ここが甘いと、「あなたがやりたいことは人材紹介や人材派遣でも実現できると思いますが、なぜ求人広告を選んだのですか?」などと指摘されます。
事業内容についてよく理解し、その事業の特色を踏まえた上で「その事業でなければ自分がやりたいことができない」と論理的に説明できるよう準備しましょう。
また、事業内容について理解を深めたら、次はビジネスモデル(その事業で扱う商品・サービス)についても確認しておきましょう。
✔志望企業の主力製品
✔市場でのシェアやポジション
✔志望企業の製品に対する顧客の評判
✔競合他社製品との差別化ポイントはどこか
ここが不明確なまま面接に臨むと「同じ事業・ビジネスモデルの企業ならどこでもいいのか?」と入社意欲や本気度を疑われます。
3)なぜこの商品・サービスを選んだのか
例えば「子どもの笑顔を見るのが好きだから」という理由で玩具業界を志望したとします。
その場合、なぜ玩具(おもちゃ)という商品を選んだのか明確な根拠を語る必要があります。
「ゲームではダメなのか?」
「子供服ではダメなのか?」
「お菓子ではダメなのか?」
「漫画や絵本ではダメなのか?」
「レゴブロックではダメなのか?」
「テレビアニメではダメなのか?」
「遊園地のキャストではダメなのか?」etc
このように自問自答を重ねて、玩具(おもちゃ)以外の商品・サービスでは自分がやりたいことが実現できない理由を突き詰めてください。
また、玩具(おもちゃ)に関わる仕事には、バンダイやタカラトミーのようなメーカーもあればトイザらスのような量販店もあります。
自分が興味のある商品・サービスに対してどのような形で関わる仕事がいいのかも明確にしておきましょう。
4)なぜこの職種を志望しているのか
職種別採用の企業以外では、適性を鑑みて入社後に配属を決める場合や「新卒は原則全員営業職」などとキャリアパスが決まっていることがあります。
しかし、その場合でも自分が挑戦したい職種を就活時から考え、その理由を深掘りしておきましょう。
また、インターンシップやOBOG訪問などを通じてその職種への理解を深めておくことも必要です。
例えば一口に営業職といっても「営業先(法人or個人)」「営業手法(新規開拓orルート営業)」「扱う商品(有形or無形)」「商品の金額」などが異なると仕事内容もガラッと変わります。
5)なぜ弊社を志望したのか
「それ、他の会社でもできるよね?」
志望動機を伝えたとき、こう聞き返されると致命的です。
徹底的な企業研究を行い、あらゆる切り口から「貴社でなければ私のやりたいことが実現できない理由」や「私が貴社にマッチしている理由」を具体的な根拠とともに語れるよう準備しましょう。
企業研究には以下のような方法があります。
✔名キャリ就活の動画を見る
✔就職四季報を読む
✔OBOG訪問をする
✔企業HPを見る(IR情報がおすすめ)
✔公式ブログなどを見る
✔経営陣が書いた本を読む
✔公式SNSや雑誌等での取材記事を見る
✔インターンシップに参加する
✔アルバイトとして実際に働いてみる
名キャリ就活は各業界の主要企業の特徴や競合他社と比較したときの強みなどがわかりやすくまとめられており、短時間でサクっと企業研究ができるのでおすすめです。
また、「貴社でなければ私のやりたいことが実現できない理由」を考える上で、以下のような切り口が考えられます。
あなたが志望する企業を選んだ理由として複数の切り口を挙げることで、より納得感のある回答を用意することができます。
✔企業の規模
(大企業 / 中小 / ベンチャー)
✔日系 or 外資系
✔事業内容
✔主力商品・サービス
✔ビジネスモデル
(BtoB / BtoC)
✔理念・ビジョン
✔組織風土
✔業界内のポジション
✔社員の人柄
6)入社出来たらどんな仕事がしたいか
人事が確認したいのは以下の内容です。
✔仕事内容がイメージできているか。
✔入社後の目標設定ができているか。
✔どんな能力が仕事で必要かイメージできているか。
✔強みや長所をどう活かして活躍・貢献するかイメージできているか。
✔やりたい仕事に挑戦するまでのキャリアパスを理解しているか。
この質問に上手く答えるためには、OBOG訪問やインターンシップなどを通じて職種や組織風土、現場について理解を深めるのが効果的です。
また、あなたがやりたい仕事に就くために、日々どのような努力をしているかも語れるようになっておく必要があります。
例えば「エンジニアとしてシステム開発をやりたい」と言うがプログラミングを全く学んでいない学生や「経理の仕事がしたい」と言うが簿記の資格すらない学生がいたとしましょう。
人事は「本当にその仕事がやりたいなら、学生のうちから何か行動しているはず」と思いますし、彼らが語る志望動機には熱意や信ぴょう性がないと感じます。
7)なぜ同業他社を選ばなかったのか
これを深掘りするには志望業界内の企業研究が必須です。
✔就職四季報を読む
✔OBOG訪問をする
✔企業HPを見る(IR情報がおすすめ)
✔公式ブログなどを見る
✔経営陣が書いた本を読む
✔公式SNSや雑誌等での取材記事を見る
✔インターンシップに参加する
✔アルバイトとして実際に働いてみる
これらの方法で情報収集を行い、各企業ごとの強みや差別化ポイントなどを自分なりに分析します。
その上で、志望する企業の強みや商品・サービスへのこだわり、自分とマッチする点(理念や組織風土、社員の人柄など)を挙げて、そこに魅力を感じていることをアピールしましょう。
また、同業他社では自分がやりたい仕事ができない理由や合わないと感じた理由なども同時に説明します。
ちなみに職種別採用している企業にエントリーする場合、「なぜ同じ職種を募集している他社を選ばなかったのか」も聞かれるでしょう。
その場合、同じ職種であっても別の業界や企業ではダメな理由を明確に語れるように準備しておいてください。
8)志望したきっかけ(過去の体験)は何か
過去の体験に基づく根拠がない志望動機には説得力がありません。
あなたの根底にある価値観が就活の軸となり、あなたが業界や企業を選ぶ判断基準を形成していると言えます。
その価値観が過去のどんな体験から生まれたのかを言語化しましょう。
※「家から近いから」「給料や福利厚生がいいから」「大企業だから」といった浅い理由で志望する人もいるでしょうが、それだと即落とされます。
その上で、あなた自身と業界・企業との接点を説明します。
✔志望している業界や企業をいつどこで知ったのか
(合同説明会、OBOG訪問、TVのCM、商品・サービスの購入時など)
✔どこに興味をもったのか
(経営理念、事業内容、商品・サービス、社員の人柄など)
この一連の経緯を聞いた人事が納得できるストーリーを語れるように準備しましょう。
✅ガクチカ・自己PRを志望企業とマッチさせる
あなたがガクチカで語るエピソードから得た学びや自己PRで語る強み・長所が志望している業界や企業・職種とマッチしているかをエントリー前に確認しましょう。
マッチしていない場合、志望動機が完璧でも人事は「この学生は弊社で活躍できそうにない」と感じて落とします。
これを防ぐためには、あなたが志望する企業や職種での仕事の進め方や求められる能力について理解を深める必要があります。
採用ページやOBOG訪問、会社説明会などで情報収集しましょう。
✅志望動機の添削を無料でしてもらう方法
あなたが用意した志望動機や自己PR、ガクチカなどを就活のプロに無料で添削してもらう方法があります。
それは新卒向け就活エージェントに登録すること。
面接官がどのような学生に内定を出すのかを熟知しているので、添削を受けることで選考突破率が高くなるメリットがあります。
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✅志望動機の深掘り対策が面倒な人の内定獲得法
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あなたの企業の「相互理解」を深めるところから関係がはじまるので、面接前から志望動機を完璧に仕上げておく必要はありません。
最初は「自分の強みが活かせそう」くらいの気持ちで企業と接点を持ち、志望度が高まってから改めて深掘りすればいいでしょう。
✅まとめ
✅人事が志望動機で深堀りする内容8パターン
1)なぜこの業界を選んだのか
2)なぜこの事業を選んだのか
3)なぜこの商品・サービスを選んだのか
4)なぜこの職種を志望しているのか
5)なぜ弊社を志望したのか
6)入社出来たらどんな仕事がしたいか
7)なぜ同業他社を選ばなかったのか
8)志望したきっかけ(過去の体験)は何か
✅面接での深掘り質問対策
✅ガクチカ・自己PRを志望企業とマッチさせる
✅志望動機の添削を無料でしてもらう方法
新卒向け就活エージェントを利用する
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✅志望動機の深掘り対策が面倒な人の内定獲得法
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以上、『志望動機を面接で深掘りされても人事を納得させる回答の作り方』でした。
深掘りが上手くできない場合、その業界・企業にそもそも興味がない可能性が高いでしょう。
ちなみに、志望動機には「こう言えば絶対内定」といった正解はありません。
あなたがなりたい自分・やりたい仕事
(その根拠として過去の体験もあわせて語る)
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志望業界でそれが叶うと考えた理由
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志望企業でそれが叶うと考えた理由
ここに軸が通っていることが重要なのです。
あなたがエントリーした企業で内定獲得した就活生の志望動機をパクったとしても、面接で突っ込まれ続けるとボロが出るのでおすすめしません(実体験あり)。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
また、貴重なお時間をいただき
ありがとうございました。
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