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作品の物語

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製作した作品の解説です。 ひとつひとつに物語があります。
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#百鬼夜行

【作品の物語】十五夜の百鬼夜行

【作品の物語】十五夜の百鬼夜行

美しい十五夜を眺める為に、
多くの妖怪が集まってきました。
この日の為に着物を新調したもの、
楽器を持ってきたもの等
楽しそうです。

不思議な妖怪たちを150体ほど描きました。
その中にはUMAやオリジナル妖怪も混ざっています。

オリジナル妖怪 財布の紐ゆるめ
が混ざっているのでこちらはぜひ会場で探してみてください。

【作品の物語】空の夜行

【作品の物語】空の夜行

今宵、日本の様々な場所からやって来た妖怪たちが集まって来ました。

空中で百鬼夜行を行う為です。
仲間に入れて貰おうと、アメリカから来たモスマンが様子を伺っています。

空に国境はない。文化を越えて尊重する。
をテーマに
烏天狗、野衾、管狐、幽霊鳥、モスマン、比翼鳥、すりこぎのお化け、ヨゲンノトリ、青鷺火、波山、姥ヶ火、鳥兜、赤舌を描きました。

窓から空を見るイメージで、しっかりとした木枠の額を

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【作品の物語】化かし夜行

【作品の物語】化かし夜行

「化かすぞー!」
と自信満々に拳を突き上げる狸は
早速頭に葉っぱをのせています。
そんな狸を往なす狐。

三毛猫又は、どう踊るか
白猫又に相談中ですが、赤殿中
(赤いちゃんちゃんこの狸)
におんぶをせがまれ、それどころではありません。

ドタバタしながらも
楽しく化かす相談をしていきます。

かなり小さめの作品です。
狸たちが、楽しそうにしているのを描きたく制作したのですが…
狸のみだとどうしても

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【作品の物語】祭夜行・特別版

【作品の物語】祭夜行・特別版

今回制作した銅版画、
祭夜行は、通常盤と特別版の2種類があります。

通常盤 

手漉き和紙使用
絹のような光沢が表面に少しある和紙です。

特別盤

土のザラザラとした、独特の質感と重みが特徴です。

どちらも、今年の個展で額装し展示予定です。

【作品の物語】猫又夜行

【作品の物語】猫又夜行

桜の花びらが舞う、満月の夜。
猫又たちが歩き出す。

扇で花びらを仰ぎあそぶ。
猫目時計もまん丸である。

【作品の物語】はじめての百鬼夜行

【作品の物語】はじめての百鬼夜行



普通の猫よりも二足歩行が得意なのだ。

今日もふざけて歩いていたら見慣れぬ不思議なものたちが次々と集まって来た。

同じ猫もいると思ったが、
少しおかしい。
尻尾が2本に分かれ
二足歩行もなんだか
慣れているように見える。

どうやら百鬼夜行に巻き込まれた
ようだ。

周りの妖怪たちには
猫又と思われている気がする。

ただの猫なのに…

今から抜けるのも難しい。

さっきからぬっぺっほうに

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【作品の物語】百鬼夜行へ

【作品の物語】百鬼夜行へ



闇の中、どこからともなく
何者かが楽しそうに
喋る声が聞こえる。

 これから百鬼夜行に向かう
妖怪たちの声だ。

少しずつどこからか
仲間が集まり増えていく。

大きいものも
小さいものも楽しそうだ。

夜はこれから。

楽しそうに歩く妖怪が描きたくて
描いてみました。

絵に対して、額が大きいので
窓から外を覗いた時に
妖怪を見てしまった!
というイメージの作品です。

少し上から覗くと、

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