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【作品の物語】はじめての百鬼夜行

普通の猫よりも二足歩行が得意なのだ。

今日もふざけて歩いていたら見慣れぬ不思議なものたちが次々と集まって来た。

同じ猫もいると思ったが、
少しおかしい。
尻尾が2本に分かれ
二足歩行もなんだか
慣れているように見える。

どうやら百鬼夜行に巻き込まれた
ようだ。

周りの妖怪たちには
猫又と思われている気がする。

ただの猫なのに…

今から抜けるのも難しい。

さっきからぬっぺっほうに
顔をペチペチされてるし、
その上に乗ってる猫又も気軽に
「最近いつ行灯の油舐めた?」
などと話しかけてくる。

ひとまず、猫又のフリをして
やり過ごそう…

あ…後ろにすごく大きい骨もいる…


一見普通の百鬼夜行に見えますが、
先頭にいるのは普通の猫です。

二足歩行が得意なばっかりに、
猫又と間違えられ次々と妖怪
が集まるという物語の絵です。

先頭の猫の顔は少しよそよそしく
描きました。

「はじめての百鬼夜行」
金潜紙×アクリルガッシュ
額10×10㎝ 絵6.5×6.5㎝
【個人蔵】

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