灰谷魚

小説置き場として利用しています。たまに増えます。 sakana2177@gmail.com
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かいぶつ が あらわれた

怪物が世界を壊しはじめて60日目の午後。私は4つ入りのドーナツと紙パックの紅茶を手に入れて、208円と少しの時間を失った。コンビニを出る。時間は失われ続けている。薄い…

距離と妄想(6300字)

戦う君の歌を、戦わない奴らが笑いもしないし、聞いてもいないし、そもそも近くにいないだろう。  とくに最近は人と人との距離が離れすぎている。人類がようやく適切な距…

数年前に書いた『あなたのいない世界で』という小説の舞台は、死のウイルスで滅ぶことが決定している世界です。というと世相を反映してそうですが、そんなことは全くなく、だたの変てこライトノベルであります。お暇な方はぜひ。13万字あるよ
https://kakuyomu.jp/works/4852201425155010532

あのこだけ今晩は(2020字)

いつものように詰め替え用シャンプーを買おうとして、やめた。詰め替え作業を想像しただけで気が滅入ってしまったのだ。新品のボトルシャンプーを買う。気分は晴れやか。し…

三月はない(500字)

この世界には2020年2月29日までしか用意されておらず、3月はない。ここで終わり。世界の滅亡?いえいえ、第2シーズンの開幕です。明日からは全てのプレイヤーが、思い出の…

不要不急の私たち(7777字)

私は働いていない。  夜は部屋の隅でじっとして、少しずつ崩壊していく生活をぼんやり眺めている。  昼は街をぶらつき、奇妙な看板や可愛い猫なんかを探して過ごす。  …

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