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サラサラ小説 始まりの三部作

週末は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2006年12月2日に投稿したブログより。

ようやく手に入れました。

で、期待して読んだのですが、「始まりの三部作」と言われる中では一番期待はずれかな。

あ、でも決してつまらないというわけではありません。

短編二作が入っていて、タイトルは二つとも音楽から採っています。

ちなみに表題作は、ビートルズのホワイトアルバムからの「ヘルター・スケルター」の日本語訳。どうやらイギリス英語ではすべり台という意味と、混乱したといったような意味合いがあるようです。

ぐるぐるまわるというのは、主人公のいた大学の教授の教え、黄金比からなる螺旋にちなむところもあるようです。

話の内容はというと、簡単に言ってしまいますと、目標が明確になっていない主人公がメンバーを募りバンドを組むまでの日々を描いたもの。

で、もう一編は反対に、集まったメンバーの視点から、そのきっかけとなるまでの日々を淡々と綴ったもの。

あー、でもこういうのもいいですねぇ。

今これはヘルター・スケルターを聴きながら書いています。激しいですね、この曲は。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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