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旅行、登山、クライミング、園芸、家庭菜園、言語学、人類学

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最近の記事

ダニに噛まれて肉が食えなくなったって!

タイトルの通りです。 北米にいた頃は、「ダニに噛まれると、ライム病になる恐れがある」という話をよく聞いていたので、それなりに注意していました。 ただ、ダニなんて、相当山の中に入らないと見れないという印象でした。 5年前にイギリスに引っ越してきて、イギリスだけでなく、スペイン、フランス、イタリアなどで山登りやクライミングをするようになりましたが、ダニの危険に関する話も、それほど聞かなかったし、実際に見たこともなかったので、油断していたのかもしれません。 3年前、フランス

    • イギリスで結婚をしたnote

      昨今、日本国外で結婚する人も多いと思うので、特段、面白い話になるわけではありませんが、なんとなく気になった事を記します。 パートナーはスペイン国籍なので、最初に決めなければならなかったのは「何処で?」でした。判断基準は「簡単な所」。それほど念入りに調べたわけではありませんが、どうも日本やスペインでは書類の翻訳などが面倒くさそうな印象でした。また、二人ともイギリスの永住権みたいなもの(私はleave to remain、相手の方はsettle status)を持っているので、

      • シェイクスピアが生まれた村の名前、知ってますか?

        2016年の師走にイギリスに越してきました。イギリス入国に際して取得した就労ビザの有効期間が5年だったので、2021の後半に慌ただしく永住権を取ることになりました。 就労ビザだと、その名の通り、己の存在が雇用に依存する、つまり仕事が無くなったら国外へサヨナラ、ということになりますが、永住権を取ると、仕事が無くても住み続けられるようになります。 「永住権」と書くと、なんともまぁ遠いとこに来たもんだ。。。と感じます。「移民」と似た響きですよね。なんか、こう、「船に乗って大海を

        • 世界の里山⑤ヨークシャーデールズ、ペニゲント山

          久しぶりに、いい里山に登ったので、紹介します。今回はイギリスのヨークシャーデールズ国立公園にあるペニゲント山です。ヨークシャデールズ国立公園はマンチェスターの北にある公園で、果てしなく広がる草原と、山と呼べるくらいの起伏があり、なかなか風光明媚な公園です。今回、ヨークシャーデールズを訪れた目的はロッククライミングだったのですが、あいにくの雨天だったため、クライミングを諦め、ハイキングを楽しんできました。 滞在したのはセトルという小さな街の外れにあるその名も「ヨークシャー地下

        ダニに噛まれて肉が食えなくなったって!

        • イギリスで結婚をしたnote

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        • 世界の里山⑤ヨークシャーデールズ、ペニゲント山

          道具箱:スクレーパー

          キャンプに欠かせない道具といえば、テント、マット、寝袋、ストーブ、食器と言ったとこでしょうか?まぁ、何種類の神器があるのかはわかりませんが、私の中では、かなり上位に位置付けられている「スクレーパー」の話です。 話は少しそれますが、子供の頃、我が家の朝食の定番は「イカの塩辛」でした。まぁ、定番と言っても食べるのは父だけで、子供の私には、ただの近寄り難いグロテスクな瓶でした。ただ、イカの塩辛でよく覚えているのは、父の食べ方でした。まず、熱々のご飯にイカ数切れを埋め込んで、温めま

          道具箱:スクレーパー

          世界の里山④ ウェールズ、オグウェン谷

          イギリスで一番好きな山域は?と聞かれたら、北ウェールズのスノードニアと答えるでしょう。そもそも山の少ないイギリスですが、スコットランドや湖水地方まで行かなくても、なかなかの山感を味あえる、貴重なエリアです。最高峰のスノードンでも、標高僅か1050m位で、それほど高い山があるわけではないんですが、荒涼とした牧草地と所々にそそり立つ岩峰の組み合わせが、迫力のある景色を演出しているのです。 場所はちょうどこの辺り。ロンドンからなら車で4〜5時間のようです。 今回は、スノードニア

          世界の里山④ ウェールズ、オグウェン谷

          道具箱:バックパック

          「いいものを買えば長く使える」。買い物するときに、どこからともなく聞こえてくる、財布の紐を緩める魔法の言葉だ。ただ、「いいもの」が必ずしも高価であるひつようはない。 そんなに高価なものじゃなくても、けっこう長い間使える、それどころか、いつ使えなくなるのか判断の難しい道具の一つがバックパックではないか?特に大型のやつ。 先日、大型パックを新調した。これまで使用していたのは2000年に購入した70Lのオレンジ色のやつ。小さなバックルが割れたり、ドローコードが摺切れたりと、部分

          道具箱:バックパック

          ロックダウンで始めた家庭菜園(1)

          2020年はコロナウイルスの影響で生活のスタイルやリズムが大きく変わった年だったと思います。住んでいる地域では3月からロックダウンが始まり、それまで当たり前だった遠出や山登りだできなくなったので、それに変わる外遊びを模索していました。そんな時、思い当たったのが家庭菜園です。 また、コロナの影響で買い物が以前と比べて不便になったり、物流にも影響が出て、生鮮食品が品薄になったりと、これまでの食糧調達方法を考え直す機会も増えて来ました。そこで、食卓にあがる野菜をすこしでも自給でき

          ロックダウンで始めた家庭菜園(1)

          世界の里山③ スペイン、アヤコ・アリア

          年始年末、スペインののバスク地方に来ているので、バスク地方の里山をいくつか紹介したいと思います。シリーズ3回目で、すでにバスク地方2回目なので、「バスク地方ばっかじゃねーか?」というツッコミもあるかもしれませんが、なかなかの里山天国なので、しばらくお付き合い下さい。 山登りが好きな方なら、1つくらいは、「心の山」と言えるような、お気に入りの山があるかと思います。私の場合はやっぱり地元、群馬の榛名山でしょうか。上毛三山の中でも、赤城山や浅間山に比べて地味な印象ですが、なかなか

          世界の里山③ スペイン、アヤコ・アリア

          コロナ禍の英国から逃げるように海を渡る旅

          2020年は「あったような、なかったような」1年でしたね。住んでいる英国では7月に1度目のロックダウンが明け、在宅勤務を除けば、生活は正常に戻りつつあったのですが、11月に2度目のロックダウン。1度目のロックダウンは夏だったので、日も長く、家庭菜園をしたり自転車で出かけたりと外に出る機会も多くあったのですが、2度目の時は日も短く、天気の悪い日が続いたりで、引き篭もりがちでした。そんな引き篭もり生活で結構参ってしまったのがパートナー。12月のクリスマス休暇は故郷のスペインへ帰る

          コロナ禍の英国から逃げるように海を渡る旅

          世界の里山② イギリス、スタニッジ

          イギリスのフィールドってどんなイメージですか? あまり山のイメージはないですよね。どちらかと言えば草原、丘、森でしょうか。 実際には、北ウェールズ、湖水地方、スコットランド高地などに、標高こそ高くないものの、ワイルドな山域があるんですが、イングランドの南半分は押し並べて平べったいんですよね。そんな平べったいイングランドで、日本の里山のような風景が見られる数少ないエリアの一つがピーク・デストリクトです。 「ピーク」と言うくらいだから顕著な「頂上」があると思いがちですが、そ

          世界の里山② イギリス、スタニッジ

          世界の里山① スペイン、ガンボア山

          山登りが好きです。このところ、国外の山を歩く機会が増えました。ただ、「海外登山」と言うと、ヒマラヤやアルプスのように、大袈裟な登山を想像されるかもしれませんが、私がやってる登山は専ら、旅のついでに行う日帰り登山です。登る山も、聞いたこともないマイナーな山がほとんどです。それでも、いざ登ってみると、地元の群馬百名山にも引けを取らない、なかなかイイ山がそこかしこにあります。そんな、世界の小さな里山を少し紹介していきたいと思います。「そんなとこ、まず行くことないでしょー」と思いなが

          世界の里山① スペイン、ガンボア山

          ハリケーン。幸せ馬鹿と、恋の行方③

          続きです。②はこちら。 サルファーを後にして、一路ダラスへ向かう、カルロスと私。サルファーを出たのが夕方近くだったので、しばらくすると夜に。途中、ガソリンスタンドにとまり、軽く夕食。で、その日の寝床の相談。「とりあえず、ダラスに行けばホテルくらい見つかるでしょ」と思ってたけど、このまま行くとダラスに着くのは結構遅い時間になる。しかも、電話をかけてみた、いくつかのホテルはすでに満室だった。 「どうしようか?」と私。 しばらく間が空いて、ポツリとカルロスが言った。 「ルイ

          ハリケーン。幸せ馬鹿と、恋の行方③

          ハリケーン。幸せ馬鹿と、恋の行方②

          続きです。①はこちら。 サルファーに避難して、2日目くらいから、ニューオリンズの被害状況がわかってきた。避難していた家にはテレビがなかったので、隣人の家のリビングルームに上がり込んで、食い入るように、ニュースを見た。 水浸しになったニューオリンズの街。家の屋根にのぼり、救助を待つ市民。物資の供給が遅れ、暴徒化する市民。屋根に大きな穴が空いたアメフトのドーム。 その後、数日間、友人や同僚に電話をかけ、お互いの安否を確認しあった。 避難組の一人が、同僚と電話で話していた。

          ハリケーン。幸せ馬鹿と、恋の行方②

          ハリケーン。幸せ馬鹿と、恋の行方①

          「2005年に、アメリカでハリケーン・カトリーナってあったの覚えてます?私、あの時ニューオリンズにいたんですよ。」 といっても、ハリケーン上陸の前日に、街から避難していたので、本当の地獄は見ていない。 甚大な被害をもたらしたカトリーナ。政府の対応の悪さや、浮き彫りにされた格差社会などが取り上げられ、「あれは”天災”ではなく、”人災”だった」という意見も聞かれた。私が現地にいて、感じたのは、悪い意味での「慣れ」だった。ニューオリンズのようなハリケーン銀座では、大きなハリケー

          ハリケーン。幸せ馬鹿と、恋の行方①

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          最近、noteを知りました。旅や山登関連の記事を楽しく読ませてもらってます。自分も何か書いてみようと思います。自己紹介を兼ねて、面白いと思った「旅人への100の質問」に答えてみたいと思います。質問はこちらの記事を参考にさせてもらいました。​ 1 名前、生年月日、性別、ニックネーム msk 2 家族構成 母、妹 3 お仕事 エンジニア、言語学 4 旅を始めたのは何歳くらいの時? 「旅」と思えるような初めての体験は19歳の時にヒッチハイクで東京から博多まで行った時

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