「続・存在の信じらぬもの」・・・旅の途中で出会った不思議なもの。
最近、旅をすると、必ず近寄って確かめるものがある。
自動販売機である。
缶ジュースや缶コーヒーのものが多いが、地方に行くと、その中に地元の特産ジュースなどが入ってきて、中々楽しい。
ルール、というものは特にないのだが、例えば出汁メーカーなどが、出汁専門に作っている「缶入り出汁」の自動販売機など、自社の単品専用販売機は、見つけると面白いがややドキドキ感に差が出る。
一番胸躍る思いをするのは、ややマイナーなメーカーが、「売れるかどうか不安だけどやってみよう」と考えている声が聞こえそうな缶製品に出会った時だ。
地方では割とその確率が高かったように思える。
これは、地方コンビニを巡った時にも言える。
地元の全く知らないメーカーの菓子やジュース、特に食べたことのない種類のアイスに出会った時などは小躍りしたい気分になる。
ところが、最近は、地方だけでなく、都心部でも変わった「缶もの」が目につくようになった。
以前紹介した「缶カレー」は衝撃的だったが、
今回見つけたものも、中々のものだ。
「一風堂のとんこつラーメンスープ」
あの有名ラーメン店の「ラーメンのスープだけの缶」。
それが、コーヒーやお茶の缶と一緒に並んでいる。
缶入りのコーンポタージュやトマトスープなどは、
以前から冬の定番商品として自動販売機に並んでいるが、
ラーメンのスープだけ。
それだけで商品になるのか?
と疑問に思いながら、購入してみた。怖いもの飲みたさである。
さて、皆さまはお気づきと思うが、今回は旅の途中での出来事。
買った「缶ラーメンスープ」は、駅弁と共に新幹線の中で開けることになった。これが「缶カレー」であれば、旅館に着いて部屋に入るまで我慢するところであるが、「缶ラーメンスープ」ならそれほど心配することもないだろうと思ったからである。
さて、その結果は・・・
意外にも弁当に合う。
駅弁は「鮭の焼き魚定食風」と「ハンバーグ弁当」ともに野菜などの食材の多いタイプだったのだが、どちらにも合った。
とんこつのややまったりした食感・のど越しと、強すぎない塩気が、食欲を増加してくれる。
「そんなわけあるかいな・・・あ、ほんまや」
というあの感覚である。
豚骨スープを、食事の際に、お味噌汁代わりにして飲まれる地方の方がいらしたら、ぜひお教えいただきたい。(九州の方ではありそうな気もするが・・・)。
これは「一風堂」の勝利なのか、とんこつスープ全体の勝利なのか、いずれにしても、企画した会社が勝利の50%を担っているのは確かだ。
この缶スープ、関東の一部の自販機にあったのだが、
山形の天童駅の自動販売機では売り切れであった。
味の好みは、個人差が大きいので、無理に「うまいと言え」とは言わないが、一度試される価値はあると思う。
好奇心旺盛な味覚を満足させるものなのか、ただの好事家のモノ好きな味覚にしか訴えないものなのか。美味いと思うか思わないかはあなた次第です。
なんとアマゾンでは超高値で売っていた。恐るべしアマゾン。
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