ガラ

お笑いを愛する人。かなり根暗です。酒作ったり笑わせたりします。内容は事実か虚構か、解釈…

ガラ

お笑いを愛する人。かなり根暗です。酒作ったり笑わせたりします。内容は事実か虚構か、解釈は御自由に。

最近の記事

Das Ende des Traums

小学生の頃、周りのみんながゲラゲラ笑ってくれることが楽しくてふざけてた。 人を笑わせる仕事に就きたかった。 人生で一瞬でも、それらしい形になっていなくても漫才師もどきであれたことは幸せだったと思う。 才能と運と人格等など、様々な要素に恵まれた人間のそのまたひと握りが売れていく。売れたとて、何があるかわからない。 私はスタート地点から、ノミのようなスピードで地を這って楽しそうにゴールに走っていく皆を見ていく立場だった。所謂、アニメに登場する「名もない兵士A」のような。

    • 脆弱性

      夏は嫌いだ。 毎年絶対夏風邪に罹患する。今回は軽い夏風邪だったものが喘息発作まで上り詰めた最悪の事態だった。 幼少の話を親戚中に聞く限り、身体が弱くて肌が白い子だったらしい。いかにも病弱そうな。 現在、筋肉がついて脂肪がつきすぎたはいいものの、身体の弱さと顔色の悪さだけは健在のようで、見事にライブ前に喘息再発してしまった。相方に大変申し訳ないことをしたなと猛省した。1人で漫談できる相方に尊敬の念すら覚えた。 いや、反省したとて風邪は引くのだ。体調管理に気を遣っていても、

      • 砂糖と塩

        私は所謂オタクであり、守備範囲はかなり広めだと自負している。女の子とか小さい子とかの声で癒されたいと嘆いていたら、友人からオススメされて観た作品。「ハッピーシュガーライフ」、こちらは百合(女の子同士)の作品。私は何でも毛嫌いせず観るタイプ、あんまり性の匂いが強すぎると見ないこともあるけど。純愛物語は好きだ。 友人め、よくも私の心をどん底まで突き落としてくれたな!私がホラーやサイコ属性が無かったらどうするんだ。主人公のさとうちゃんの、家族が居なかった(機能不全だった)表現がと

        • 701号室

          幼少の朧気な映像ではあるが、私は都会に移り住んだ時に初めて移り住んだのは、高層マンションの701号室だったと記憶している。 半分が今で言うサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)になっていて、よくご高齢の方とお話をしていたらしい。 そこまで土地柄は良くなかったが、幼少の私はお喋りが止まらなくて、誰にでも話しかけに行っていたそうだ。家を無くしている方にも、ガタイの良い外国の方にも。分け隔てなく笑顔で話しかけていたと。 先日ライブが終わった後、引越し作業に追われたりなんなりしていた

        Das Ende des Traums

          日記

          私は毎日とは言わないが、日記をつけるタイプの人間である。今引っ張り出して書いていた日記帳のいちばん古いページが2013年の6月だった。つまり10年なにか継続したことになる。写真の乱雑な時は13歳の私のものだ。 芸人になるにあたって、あと10年藻掻くと決めている。ある言葉とともに自分に誓約を課したためである。HUNTER × HUNTER見てたのでこんなこと言っているけれど、人生設計としての目標とか、そのくらいのもの。 細々と文章を書くのは昔から好きだった。誰も知らない私の

          都会

          大田舎に生を受けた私は、都会が苦手である。 人混みの歩くペースが早くて怖い。エスカレーターも、田舎のロウスピードなゆったりしたものより早くて、常になにかに急かされているような気がするのだ。満員電車も苦手だ。そもそも情報量が多い。 お金が尽きている私は、今日もスーパーで半額だった冷凍のペペロンチーノを啜っている。こんな生活でも煙草は辞められないので、依存性であることは間違いない。早死待ったナシの状態ではあるが、やらなければならないことが多すぎる日々に忙殺されているので、今ポッ

          満月

          私は太陽より月が好きな人間である。 根暗なのもあるが、退勤すると励ましてくれるのは月や都会で少しだけ見える一等星だけだったりする。実家をとうとう追い出されかけている私はコンビニか公園で一服しながらベンチで体育座りをしていた。 そもそも、収入がかなり低い片親の家で芸人を目指すというのはかなり無理があるのだ。正社員だった頃の私に助言するとするならば、悪いことは言わないから貯金をしておけということだけ。 「身の丈にあった生活をしろ」 母のよく言う言葉だった。実際今食料も無けれ

          稀有

          稀有ってかなりの確率で「きう」って読んでしまう人が多い気がするけれど、「けう」が正解だよね。稀有な存在、と発した時によく分からないという顔をされたことがあったのでちゃんと調べたけど合ってた。日本語って難しい。そんなことを考える今日。 ここ数日食べていなかったのが祟ったのか、口腔内に化け物サイズの口内炎ができている。この厄介な奴と一週間程暮らす羽目になるのか、とやや暗い気持ちになる。 サービス業なので、話さなきゃならないけどどうしても違和感がある状態というのは避けていきたい

          双眸

          実家の寄生虫として生きている私だが、先日オムライスカレーを食べて当たったところから体調が治らなくて大変困っている。お金ないから変なものしか食べてないし、謎に唇の痙攣も始まっている。心做しか焦点も定まっていない気もする。 同期に幽霊みたいな顔色と先日言われたが、今日に関してはもっと酷かった。オンライン授業で良かった。全部対面だったら絶対卒業条件満たせない。ありがとう文明の利器。 ソファーから立ち上がったら心拍数が跳ね上がって2センチの胆石ができるような女でも、流石にびっくり

          規則

          私はよく不整脈を起こす。大きい病院にも行ったことがあり、トレッドミル(走りながら心電図を図る検査)をしても理由はよく分からなかった。自分では確実にストレスとカフェイン過多で間違いないと思っているので、早死は仕方ない。が、志半ばでは死にたくないなと思う。漫才衣装を着て、大きな舞台に出て、それで稼いでいけるようになるまでは。 今日も今日とて、呼び鳴きするインコをうるさいと家内が金切り声で叫んでケージに乱雑に布をかけた。私は居なくなったのを見計らって静かに布を開ける。私が居る時は

          普段から目付きが悪いと言われる。所謂三白眼というやつなのである。三白眼とは、黒目がやや上にあって、睨んで見えるような、眠たそうな目のことだ。 健康診断を最近受けて判明したことが、視力が2.0ある事。一番下までくっきり見える。 故に眼鏡などは必要ないのだが、先述のように目つきが非常に悪いので、それを隠すために伊達眼鏡を5本持っている。 バイトをしている時は、ほとんどのお客さんは寝ていたりうつ伏せになっているので、そんなに気にされないと信じているが、絶対にカラコンは手放せない

          弾丸帰省

          家出をするつもりだったが、気がついたら北上して我が生まれ故郷である山形県に来ていた。ここはいい所だ。辺鄙なところを除いて。コンビニまで車で20分かかる。全くコンビニエンスじゃない。 そして、まだ雪の残るこの場所に来るには軽装備すぎた。22℃から3℃という温度差は体にこたえる。 花粉症と常備薬をもらって、家出を決行した私は速攻パチンコ屋さんに吸い込まれ旅費を溶かした。つまり遠くへはいけないなと考える。夜行バスを調べていたら田舎にいつも帰省するより安かったので、手が勝手に予約し

          弾丸帰省

          日記たち

          根がポエマーなので、文章がポエムと化してしまうのは仕方が無いのだが、この日記を家族なり親族なりに見つかった場合私はかなり恥を晒すことになるので、私の生命維持が切れた時に全てのtweet等と共に消えて欲しい。そう切に願う酔っ払い(3日連続)である。 前々から思っていたが、だいたい文章を書く時は酔っ払っていて自分が大きくなっているので、凄まじく痛いヤツだ。厨二病が治っていないので。そんな22歳。こわい。俯瞰的に見れていないポエマーなのではなく、自覚症状のあるポエマーだということ

          日記たち

          青春を過ごした私へ

          高校時代の同窓会が先日あった。楽しく遊んでる人間として見られたいちっぽけな人間の私は、ド金髪にしていった。知らない人ばっかりで浮いたけど。 喫煙所で知らん人と仲良くなった。理数のコースなど含め9クラスあったので、知らない人は沢山だったのだが、酒が入ればコミュニケーションで何とかなるのが私である。口から生まれたような人間で良かったとそこだけは感謝した。 結果4次会まで居てバイトをすっぽかした。グループで怒られ個チャでも怒られ…飛ぶことを即刻決意した(出勤数6日) ちなみに無

          青春を過ごした私へ

          黒い太陽

          産まれる前に母さんが私を撮りたくて買ったらしいチェキを発掘した。まだ使えたので富士フィルムさんすごい。多分97年とかのもの。長生きだね。 いつもタバコを吸ってる窓から写真を撮ったら日光が入ってしまって真っ黒い点になってしまった。黒い太陽。学生時代にAcid Black Cherryにハマっていた頃、よく聞いた曲目。音楽とは不思議なものでその時の気持ちを鮮明に思い出せたりする。夜職は日光が大嫌いだから、サラリーマンが出勤するのと逆の路線に乗りながら、黒い太陽を眺めるあの気持ち

          黒い太陽

          7

          占いは昔から好きである。信じる信じないは別として、自分で調べてみることも興味深い。 私のラッキーナンバー(所謂ソウルナンバー)は7らしい。いい数字だ。ギャンブラーにとっては最高の数字である。ちなみに最近財布に30円しか入っていないので家の食材をちょこちょこ摘んで生きている居候である。一人暮らししたい。ギャンブルもしたい。 なけなしの1000円でやったスロットは負けた。スロットの貞子の両手落下は驚かない。エアーがないからなのか、ヌルッと落ちてくるからなのか。目押しは衰えてい