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砂糖と塩

私は所謂オタクであり、守備範囲はかなり広めだと自負している。女の子とか小さい子とかの声で癒されたいと嘆いていたら、友人からオススメされて観た作品。「ハッピーシュガーライフ」、こちらは百合(女の子同士)の作品。私は何でも毛嫌いせず観るタイプ、あんまり性の匂いが強すぎると見ないこともあるけど。純愛物語は好きだ。

友人め、よくも私の心をどん底まで突き落としてくれたな!私がホラーやサイコ属性が無かったらどうするんだ。主人公のさとうちゃんの、家族が居なかった(機能不全だった)表現がとても良かった。愛するものを守るためなら、罪悪感も感じない、自分善がりで上手くいかないと過去に囚われて独りで塞ぎ込む。

愛のカタチは人それぞれ、表現も十人十色。それはさとうの叔母が体現している。キャラクターの男性陣に対するさとうちゃん視点の嫌悪感丸出しの表現は、分かりやすくて、思春期特有の脆さや危うさがなんというか、過去の私を照らし合わせてしまった。

過去の私があそこまで、さとうちゃんでいうしおちゃん程の愛すべき存在が出来たら「無敵の人」になっていたのかもしれない。純愛は怖い。

22歳のワタクシはさとうちゃんより愛が分かっていない。あそこまで護り抜くと決めて、努力できる何かが私に存在するだろうか?

アニメ1話〜最終話までイッキ見して物思いに耽ってしまった。


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