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日記

私は毎日とは言わないが、日記をつけるタイプの人間である。今引っ張り出して書いていた日記帳のいちばん古いページが2013年の6月だった。つまり10年なにか継続したことになる。写真の乱雑な時は13歳の私のものだ。

芸人になるにあたって、あと10年藻掻くと決めている。ある言葉とともに自分に誓約を課したためである。HUNTER × HUNTER見てたのでこんなこと言っているけれど、人生設計としての目標とか、そのくらいのもの。

細々と文章を書くのは昔から好きだった。誰も知らない私の頭だけのストーリーを可視化して、共有できる幸せを知ってしまったから。これが笑いになるとこんなに難しいのか、と最近変えた常用薬か梅雨の影響なのか3倍くらいの重力を感じている体と頭でなんとか考えている。きっと、学生時代に目立って持て囃されなかったら作家志望だったと思う。

緊張しいだし並の人より手は震える。それでも舞台に出たいと思わせるのはある種、初めて舞台に立ってから始まってしまった物語なのか。

日記は今日や最近の出来事を振り返ればいい訳だが、ネタやトークを考える時は常に今と未来を向いていなければならない。

人には得意不得意がある。私が太陽ではなく月が好きなように、紫陽花が梅雨の時期に咲いて雨を浴びるように、蝙蝠が洞窟に住んでいるように。棲み分けて共存している。

月が好きな私が、太陽みたいなスポットライトを浴びているのは、精神衛生上よろしくないのか?と、ふと考える。南極の生物が、日本の水族館で飼い慣らされるように、共存していけるのか。常々悩んでしまう。

そんなネガティブを全て押付けたこの日記はきっと、全て埋まる頃には呪物になっているかもしれないので、お焚き上げとかに持って行ってほしい。

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