『みみずくは黄昏に飛びたつ』を読む 0
11月の最後の週、根津美術館に行こうと思って表参道に行きました。ちょっと見学の時間まで間があるし、本を買って珈琲でも飲もうと山陽堂書店に入りました。色々と物色して、本当に何気なく手に取ったのがこの『みみずくは黄昏に飛びたつ』です。読んでみると、抜群に面白い。村上春樹作品の井戸のこと、壁のこと、自我と無意識のこと、などなど、これらは比較的おおくのメディアで取り上げられて、時によれば村上氏自身が語ったりしてきたわけですが、これがインタビュアー・川上未映子の問い方により、理解しやす