見出し画像

『疑う力』を読んでは独り言・其の二

立場上
薬局長として
働かせていただいている

周りくどい表現をするのは
自分には薬局長として
できていないことがあるという
自覚があるからだ

自分のリーダーシップのあり方に
言いようのない居心地の悪さを感じる

一応は

背中を見せているつもりだけれど
その背中は自分で言うのも何だが
頼りなさで溢れている

自信のなさを表面に纏っている

そんな感じだろうか

考えれば考えるほど
落ち込んでいくことになるので
考えすぎないようにしていた

とにかく目の前の患者さんの為に
一所懸命に精一杯対応する

それを心がけようと誓ってきた

もちろん全てがうまくいくわけではない

そういった意識を持とうとしているだけだ

私の姿勢を
共に働く従業員も
評価してくれている

そんな感触も
若干ではあるが
感じることもある

その一方で

これでいいのだろうかと
迷ってしまうこともある

この迷いはどこから来るのだろうか

それは私が放任主義とでも言おうか
共に働く従業員に対して
あれやこれや口を出すことをしないことが
迷いの原因としてあるのだと思う

私としては

従業員にはそれぞれの意思があり
考えていることがあり
その結果行動しているとの認識がある

その動きひとつひとつに
目くじらが立たないわけではない

気になる瞬間がないわけではない

しかし

その瞬間に
自分の心に問いが投げかけられる
とでも言おうか

その瞬間は
自分の眠った価値観に
気付くきっかけだと認識しているからか
目くじらが立ちそうになる衝動は自然と収まっていく

何を書いているか
訳がわからなくなってきたが
心の叫びを吐露したくなったのだった

そんな中

今日もまた

読んだんだか読んでいないんだか
積んだんだか積んでいないんだか
といった本達の中から一冊紹介し
心の琴線に触れた一節を取り上げ
ゆるりと書き記していきたい

今回はこちらの本を読んでは独り言

一日一章ペースで
読み進めている本書

こちらの
本を読んでは独り言noteで
取り上げるのは二度目

前回も書いたが
サクサクと読み進められるものの
テーマがテーマなだけに
考えさせられることが多い

自分に問いかけつつ
ゆるりと読み進めていきたいものである

さてさて

いつものように
引用する必要があるんだかないんだか
本来の引用の意義を考えつつ
自己ツッコミを入れながら
noteの引用機能を用いて
引用させていただきたい

ものの言い方を知らない若者にムカついても、情熱的にやりたい何かがあると訴えてくるなら、「そこまで言うならやってみろ」と、やらせてみる。
あとは、見ているだけでいい。
誰にでもできる。今すぐできる。力む必要はありません。「やりたいなら、お好きにどうぞ」と言うだけ。ただし、ちゃんと見ている。
企業の場合は、「お好きにどうぞ」の結果が管理職の責任になるリスクがありますが、課長なり部長なりが腹をくくれると面白くなる。このままだと先は見えているし、自分にはそれほどの情熱もない。だけど、この若者には力と情熱があると気付いたら、動き出すチャンスです。
何もしないよりは何かした方がいい。失敗したとしても、命を奪われるわけではありません。

真山仁. 疑う力. 文藝春秋, 2024, 99p

自分のなんちゃって放任主義に
悩みや迷いや疑問を抱えていたが
この文章を読んで
ある意味救われた

確かに私は見ている

いや

見ようとしている

狭い薬局だから
見えやすいし
感じやすいのかもしれない

共に働く従業員を
見ようとしている

だから

こんな私でも
共に働くことが出来ているのかもしれない

そんなことを思いつつ

引用させていただいた文章には
責任に関しても言及されていた

共に働く従業員が
何か失敗したとしても
責任は私にある

そんな感覚を持ってはいる

と言っても
その姿を
周囲の人間が感じ取っているかは
聞いてみないとわからないし
訊くことへの恐れもあったりする

あらためて

引用させていただいた文章を読み
自分に問いかけつつ
これからも薬局長として
できる限りのことをしていきたい

そう誓うのであった

この記事が参加している募集

読書感想文

こんなポンコツな私ですが、もしよろしければサポートいただけると至極感激でございます😊 今後、さまざまなコンテンツを発信していきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします🥺