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『目の前の神様』を読んでは独り言・其の四

薬剤師として
学ぶ機会には事欠かない

所属する学会の研修会や
書籍などたくさんある

しかし

そこで学んだことを
実際の現場で活かすとなると
話は変わってくる

教科書的に得た知識が
実際の現場で思い出されるかどうか

あるいは

教科書的に得た知識が
相手との対話の中で
どのような立ち位置を占めるのか

はかりかねることがある

それは相手との関係性の中で
決まっていくものだと思っているからだ

自分のそのときのコンディション
相手のそのときの状態や状況
薬局内の雰囲気など
様々な要因が絡まり合う中で
様々な要因との関係性の中で
決まっていくのだろう

ときには

どうしてもその瞬間に伝えるべきだと感じても
別の機会にした方がいいと判断することもある

あるいは

別の機会にしようと思っていても
その場の衝動の勢いに任せて伝えた結果
後から伝えない方がよかったと悔やむこともある

そんなことを思いながら

今日もまた

読んだんだか読んでいないんだか
積んだんだか積んでいないんだか
といった本達の中から一冊紹介し
心の琴線に触れた一節を取り上げ
ゆるりと書き記していきたい

今回はこちらの本を読んでは独り言

ついに

単行本が発売されることになった
推しの作品である

当然の如く
既に予約注文済みだ

といっても
漫画作品は
電子書籍と決めている

私の部屋に入りきれない本達を見ながら
漫画も実物をという気持ちがないわけではないが
実際の収納問題もあり泣く泣く電子書籍としている

本を読んでは独り言noteにて
本作品を取り上げるのも4回目

さてさて

いつものように
引用する必要があるんだかないんだか
本来の引用の意味を考えては
自己ツッコミを入れつつ
noteの引用機能を用いて
引用させていただきたい

AIが導き出す手は
人間には難しい時もある
今回の戦術は
最低限の駒以外は相手に取らせるもの
でもそれを実行に移すのは難しい
防衛本能が働くから
俺はAIソフトの力も借りて
ギリ上方くんが詰まないことを確認したけど
他人の対局なんだから
恐怖心とかは抜きのただの理論
けど上方くんは
この大舞台でやってのけるなんて
胆力が化物だ

久保田ショウ. 目の前の神様. 集英社, 2024, 10話13p

研修会や書籍の情報は
実際の現場の雰囲気までは反映されない

当然といえば当然だが
何かと忘れがちでもある

日々の薬局の現場は
勝負の場でもなければ
大舞台でもないが

患者さんとの一期一会という意味では
緊張感を感じながら挑んでいる

同じ相手でも
その時その瞬間は
今までの相手とは違う

同じ薬局という現場でも
そこに流れる雰囲気は
その時その瞬間で異なる

選択を迫られる中
実際にその選択を取るか否かは
胆力の有無が肝となるのだろうか

そんなことを考えつつ
日々の仕事を振り返っていきたい

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