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絵本『きみは、ぼうけんか』を読んでは独り言

テレビのニュースを見て
「ロシア、こわい」
そんなことを語る娘

あれはまだ
娘が3歳の頃

ロシアによるウクライナ侵攻が開始され
たくさんのニュースがテレビで報道された

私が迷彩柄の服を着ると
「パパ、ロシアのふくきてる」
そんなことを語る娘

迷彩柄を見て
テレビで流れる悲惨な状況が
娘の頭の中を支配していたのかもしれない

子供は日々
身の回りのものから
たくさんの影響を受けている

もちろん大人だってそうだ

そんな身の回りのあれこれと
どうやって付き合っていくのか
それが生きるということなのかもしれない

そんなことを思いながら

今日もまた

読んだんだか読んでいないんだか
積んだんだか積んでいないんだか
といった本達の中から一冊紹介し
心の琴線に触れた一節を取り上げ
ゆるりと書き記していきたい

今回はこちらの本を読んでは独り言

いつものように
直感的に選んだ絵本

図書館にて
タイトルだけで
選んだ絵本

こうして
本を読んでは独り言noteにて
絵本の一節を引用させていただくが
文章だけ引用しても
絵があるのとないのとでは
全く違ってくるから不思議である

絵本は絵だけでできているのでも
文章だけでできているのでもない

その両方でできているのだという
何とも当たり前のことではあるが
そんなことを感じるのであった

さてさて

いつものように
引用する必要があるんだかないんだか
引用の意義を考えては
自己ツッコミを入れつつ
noteの引用機能を用いて
引用させていただきたい

このお話を書いたのは、戦争について疑問に思っている子どもたちがいると知ったからです。そのうちのひとりが、当時6歳だった私の娘でした。創作にあたっては、戦争を描きながらも、その悲しみや辛さが子どもたちの心の負担にならない形にしたいと考えました。「ぼうけん」をとりいれたのはそのためです。
この作品は兄弟の旅を描いています。それは決して楽なものではなく、自分たちの意思で選んだものでもありません。でもふたりは、愛や希望、想像力、そして遊びの力で困難を乗りこえていきます。それは、世界中の子どもたちだれもが秘めている力です。
子どもは、世界のどこにいても、生きる権利、楽しく生きる権利をもっています。ときに厳しい状況の中にあっても、子どもたちはきっと想像力で困難を乗りこえることができると、私は信じています。

シャフルザード・シャフルジェルディー ガザル・ファトッラヒー 愛甲恵子. きみは、ぼうけんか. ブロンズ新社, 2024, 32p

日本の読者のみなさんへ
という作者あとがきから
引用させていただいた

3歳の娘は戦争に疑問を持っていたのかもしれない

そんなことを感じた

もちろん

戦争って何なのか
戦争ってどんなものか

という疑問の前に
そもそも『せんそう』という響きから
学んでいくかもしれない

しかし

何かに違和感を覚えていたのだと
今になって思う

それは

テレビのニュースで見た迷彩服と
同じような服を
自分の父親が着ていることに
何かしらの違和感を持っていたのかもしれない

子供の無垢な心に
何かしらの影響を
与えていたのかもしれない

これから先も

同じような場面に
出くわすことになるだろう

そのときには
娘も成長しているだろう

共に考えていきたい

そう思うのだった

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