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キリスト教あれこれ

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キリスト教に関する色んな私の考えをまとめたものです。
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#聖書

マリアの導き

マリアの導き

なんか本のタイトルのような表題になりましたが……。

プロテスタントの一部の方はマリア崇敬を学んで実践したことがないのに、公に批判することをしています。
私はプロテスタントの方々のマリアに対する忌避感は否定しません。ですが、だからといってカトリックの方々の信仰やマリア崇敬をみことばを用いて非難するのはおかしいと思います。

そのために、私は今回マリアの導きと題して、キリストという神を知ったことを書

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ユディト記のユディトと賜物

ユディト記のユディトと賜物

少し興味深いお話を拝読したので、私がユディト記を読んで、理解したことを書きたいと思います。

ユディトという女性

ユディトとはイスラエルの民(イスラエルの十二部族の一人、シメオンの子孫)の信仰深い未亡人です。
美しく、魅力的な女性だと、聖書の中では描写されています。

ユディト記ではユディトが登場する前に、イスラエルの民を襲う敵国アッシリアの将軍ホロフェルネスという人がベトリアという町を襲撃しよ

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神学校を卒業しないと牧師じゃないのか

神学校を卒業しないと牧師じゃないのか

最近、神学校を卒業していない牧師は牧師じゃないといったような論調で話をしている方が増えていることに気付きました。

私自身は伝道者の傍で、伝道者を支える奉仕をさせていただいている身分として、このような神学校史上主義は排除されるべきものだと考えています。

なぜかというと、神学校は人間が作り上げたものであり、神学校の卒業証書も人間が作り上げたものだからです。
つまり、神の介入がないということです。

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旧約聖書はイスラエルの民のものなのか?

旧約聖書はイスラエルの民のものなのか?

突然ですが、イザヤ書の御言葉を引用させていただきます。

これを今読んでいる方々、この御言葉をどのように捉えているでしょうか?

自分が愛されているんだと捉えていますか?

私は自分のこととして捉えています。

しかし、そう思わない方もいるようです。
イザヤ書43章4節は「イスラエルの民に向けたもの」で、私たち「異邦人でさらに未信者(不信者)」の人はイザヤ書43章3節が当てはまるのだと考えている方

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「悪魔的」という考え方に対する反駁

「悪魔的」という考え方に対する反駁

最近流行りの【推しの子】という大人気アニメを見たクリスチャンがいて、そのアニメを悪魔的だと仰っていました。
そして、それに同調されている方もいました。

私自身が【推しの子】が好きであり、アニメを全話見たので、正直に言うと、どこが悪魔的かということが私には分かりませんでした。

その人が言うには、作品のテーマである「愛してるという言葉が嘘だ」ということ、他にもありますが、それが悪魔的だということで

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産まれる前に亡くなった子たちの救い

産まれる前に亡くなった子たちの救い

クリスチャンの中には、「死後には天国と地獄があって、地上で(今の人生で)イエス・キリストを信じないと地獄に行くんだ!だから、イエス・キリストを信じろ!」
と、これは極端な言い方で書きましたが、このような脅し文句の発信をされる方がいます。
しかし、非常に申し訳ありませんが、今までの教会生活の中で私はそのような言葉で、地獄に行きたくないからと救われた人を見たことがありません。

救われていく人は皆、イ

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義しい神と愛なる神

義しい神と愛なる神

タイトルを読んでなんだこの言葉は!と思う人がいるかもしれません。
私はこの言葉を初めて見た時、読み方が分からなくてGoogleに頼りました。

私の知っている範囲で、この言葉は岩波文庫から出版されている『キリスト者の自由』(ルター著)に登場する言葉です。

これは義(ただ)しいと読むようです。
わざわざ国語辞典のサイトで調べました。
どういう意味かというと、

つまり、義しいとは、誠実とかそのよう

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理性に基づくことのない信仰

理性に基づくことのない信仰

最近、教会のことを学ぼうとして、資料を読んでいます。

その中で気になる言葉を見つけました。

「主体的な信仰」や「理性的な決断と選択」等の言葉を聞くだけで嫌悪してしまう。

という、人間主体の信仰という言葉が苦しいというものでした。

そこで、私の持っている信仰観を書いていきたいと思います。

信仰とは?

信仰とは何か?
使徒パウロはこのように教えています。

信仰というのは、聖霊という三位一

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聖書って矛盾してる?

聖書って矛盾してる?

聖書を読んでいると、時々「ん?これ、別の箇所では正反対のことを書いてるんじゃないか?」と感じることはありませんか?

私はこれは矛盾しているんじゃないかと、聖書の意味が分からなくなったところがあったので、そこから書いていこうと思います。

エペソ人への手紙とヤコブの手紙

題名の書簡は新約聖書に収録されていて、それぞれ、エペソ人への手紙はパウロが、ヤコブの手紙は主の兄弟ヤコブが書いたものとされてい

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食品ロス問題とキリスト教

食品ロス問題とキリスト教

最近、消費者庁が呼びかけをしていて、Twitterでも時々話題になるので、この言葉を知ってる方もおられるかもしれません。今日は食品ロス問題を主題に食品の重要性とキリスト教の教えについてお話ししたいと思います

食品ロスとは

食品ロスとは何か、消費者庁ではこのように定義されています。

日本は食品のほとんどを輸入に頼っており、前年度の食料自給率は38%(カロリーベース)です。
カロリーベースとは、

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聖書のいう「良い行い」とは

聖書のいう「良い行い」とは

先日、「天国」というプレッシャーという個人が書かれたブログ記事を読みました。
そこでは記者が天国について講師から語られたことが書かれていました。講師は「天国へ行ってきた人」という触れ込みで、それだけでええ…となるような方ですが、この筆者の方はその講師の教えに見事に騙されていました。
講師の話の中の一つに「天国で住む家の大小は、地上での行いによって決まる」ということでした。そこまでは分かるのですが、

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