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【1~2年目のセラピストにオススメ】 ストレッチのための基礎知識
こんにちは!たまちんです!
私にとって記念すべき初投稿になります!
ここでは,主にストレッチを行う前段階の基礎的な知識を綴っていこうと思います!
これから,理学療法士になる方や1年目〜2年目ぐらいの先生方がためになってくれればなあと思います!
1.筋の走行を理解しよう
「ストレッチングをより効率よく行うためには筋の走行を覚えることは不可欠だ」これはどの参考書を見ていても一番最初に書いてあることだと思います.専門学校,大学では「肩の外旋筋に対しては内旋を」「肘の屈曲には肘の伸展を」など大雑把なストレッチを教わることが多いのではないでしょうか?
確かにストレッチの効果は得られるでしょう.しかし,肩の外旋,肘の屈筋は単一の筋によって行われていますか?
答えは……NOです!!!
学生が教わる範囲でも肩の外旋には棘下筋・小円筋といった筋が関与しています.もっと詳しく言えば棘下筋にも横走繊維・斜走繊維,小円筋上部・下部繊維が存在し,それぞれ活動しやすい肢位が変わってきます.
つまり,臨床において大雑把な運動方向にストレッチを行なっていても十分な効果が得られないと言うことです.
臨床的に効果を得るには,筋の一つ一つの起始・停止だけでなく,筋の走行を三次元的にイメージして正しい方向にストレッチをするようにしましょう.
2.筋攣縮と筋短縮について
みなさんは治療にあたってリラクセーションやストレッチなど選択肢がある中でどれを選択していますか?
さまざまな治療法がある中で「どの治療法にしようかな」「どうすれば早く結果が出るかな」と悩まれている先生方もいるかと思います.
そんな先生方の選択肢が少しでも絞れるように,ここでは「筋攣縮」と「筋短縮」の違いについて話して行こうと思います.
筋攣縮について
筋攣縮(muscle spasm)とは,筋が痙攣した状態のことを意味します.
メカニズムとしては,関節周囲への刺激により脊髄反射が形成され,α運動ニューロンの異常興奮状態と交感神経の節前繊維を介して血管や筋の痙攣を引き起こしていると言われています.
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