30代に入り何もかもに充実感を抱き日々を家族と共に生きる修造だったが、、、
運命は先に先に準備を進めている。その事に気がつくのはいつも過去を振り向いた時。気をつけろ修造、希望に満…
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#小説
パン職人の修造 154 江川と修造シリーズ 赤い髪のストーカー
佐山歩(さやまあゆむ)という青年が、求人募集を見て面接の為にやって来た。
レジ横の、店と厨房の間のスペースにはドリンクを用意する冷蔵庫やエスプレッソマシンなどがある。2人はそこに立って話しをした。
佐山は眼鏡の奥から真っ直ぐ麻弥の目を見つめていた。
「佐山さん、うちは女性しか雇ってないのよ」
「それは性差別ではありませんか?」
「そうかしら、、」
「僕がここにいる事で何かトラブルが起こ
パン職人の修造 152 江川と修造シリーズ 赤い髪のストーカー
工場の奥で働いている田所修造さんだわ。
修造は細長いピールを手に持ち、一瞬ドンとピールで床を突いた。
そして強盗をよく観察してピールの先を強盗に向けた。その時モニカが麻弥を引き寄せて遠ざけた。強盗の刃先が修造に向けられたからだ。
修造は右足、左足と直線上を真っ直ぐ男の方に進み、思い切り踏み込んでバンバンと左手のナイフを弾いて右肩を思い切り突いたので、ピールの先は左肩にめり込んで男は喚いた。