ピラミッドの魅力！

冗談ですが、私の夢はピラミッドに埋葬されることです。

エジプトのピラミッドは、古代文明の驚異的な遺産であり、多くの謎と魅力を秘めています。

以下に、ギザのピラミッド（クフ王のピラミッド）を中心に、ピラミッドの魅力をご紹介します。

★ピラミッドの魅力！

1. ギザの3大ピラミッド

♦︎クフ王のピラミッド

世界の七不思議の中で唯一現存する建造物で、約4500年前に建てられました。

その巨大さとプロポーションは圧倒的で、一つ一つの石の大きさに驚かされます。

内部には複雑な通路や隠し部屋があり、未だに全貌は解明されていません。

♦︎スフィンクスと河岸神殿

ギザのピラミッドを守るスフィンクスは、人間の頭とライオンの体を持つ神秘的な存在です。

河岸神殿周辺はかつてナイル川が流れていた場所で、その土地の変遷も興味深い。

2. ウナス王のピラミッド

古王国時代に造られたサッカラにあるウナス王のピラミッドは、最近一般公開が再開されました。

内部には最古の「ピラミッドテキスト」と呼ばれる象形文字が刻まれており、魂の再生や死後の世界での繁栄を願うメッセージが壁一面に広がっています。

3. ナイル川

エジプトは「ナイルの賜物」と言われるほど、ナイル川と切り離せません。

世界最長の川で、肥沃な土を運んでエジプトの繁栄を支えてきました。

ナイル川の長さは約6650キロメートルで、エジプト文明にとって不可欠な存在でした。

4. ヒエログリフ（象形文字）

エジプト文明の象徴であるヒエログリフは、神聖な文字として重要でした。

ロゼッタストーンの解読により、古代エジプトの知識や文化が広まりました。

以上の要素がエジプトのピラミッドを特別なものにしています。

★ピラミッドを作った人達

紀元前2500年頃に完成したエジプトのギザにある三大ピラミッドの建設には、多くの労働者が関与していました。

これらの労働者たちの生活は、一般的なイメージとは異なることが分かっています。

1. 労働者の住居区

ピラミッド建設現場の近くにある古代都市「ヘイト・エル＝グラブ」は、クフ王のピラミッドから約1キロ離れた場所に位置していました。

労働者の住居区は通りの両側に長い建物が立ち並び、炉床と労働者40人分の寝床、監督官用と思われる別室がありました。

遺跡からはパンを焼くのに使われた壺や穀物貯蔵庫と思われる建物群、家畜を飼っていたとみられる囲いの壁も見つかっています。

2. 労働者の報酬

ピラミッド建設に従事した労働者は、賃金は支給されなかったものの、衣・食・住が支給されていました。

毎日4〜5リットルのビールが労働の報酬として支給されていたとされています。

仕事終わりに飲むおいしいビールを楽しみにして、偉大な事業に取り組んだ労働者たちの技術の賜物であることが伝わっています。

このように、ピラミッド建設労働者たちは、快適な生活を送りながら、世界七不思議のひとつであるピラミッドを築いた偉業を成し遂げました。

★ピラミッドの作り方

エジプトのギザにある三大ピラミッドは、紀元前2500年頃に完成しました。

クフ王の大ピラミッドは最も高く、高さは約146.6メートル（頂上部が欠落しているため137メートル）。

ピラミッドの建設には、石を切り出す作業、石を運ぶ作業、石を削ってすえ付ける作業の3つの工程がありました。

1. 石を切り出す作業

ピラミッドの石材ブロックを切り出す作業には約1212人の採石工が必要でした。

彼らは1日に約322個の石材ブロックを切り出しました。

石を切り出すために鉄ケーブルのウィンチを使用したと考えられています。

2. 石を運ぶ作業

約1360人の労働者が石を運ぶ作業に従事しました。ソリにのせた重さ2トンの石材を引いてピラミッドまで運びました。

採石場の隣にピラミッドを造ることで、より効率的に石を運べたとされています。

3. 石を削ってすえ付ける作業

約680人の労働者が石を削って仕上げをし、約340人が石材をすえ付ける作業に従事しました。

これに加えて、他の職人や設計者、監督者、道具の修理、労働者用の住宅建設、維持、調理、洗濯などを行っていた労働者もいたと考えられています。

クフ王の大ピラミッド建造に関わった人々は、約2万～2万5000人にのぼった可能性があります。

★エジプト以外のピラミッド

エジプトのピラミッド以外にも、世界中にさまざまなピラミッドが存在します。

以下にいくつかの国で建造されたピラミッドを紹介します。

1. メキシコ

♦︎チチェン・イッツァ

マヤ文明の遺跡で、エル・カスティーヨとも呼ばれます。

太陽暦の1年を表す365段の階段が特徴で、春分や秋分の日にはクルルカン（ケツァルコアトル）の降臨現象が起こります。

♦︎テオティワカン

メキシコシティから北東約50㎞に位置し、多くの巨大ピラミッドが建造されました。

太陽のピラミッドや月のピラミッドが有名で、宗教的な儀式や天文学的観測に使用されました。

2. スーダン

♦︎クシュ王国のピラミッド

クシュ王国時代に建てられたピラミッドが約220基あり、スーダン全体で約1000基近く存在します。

エジプトのものと比べて小さいですが、王墓として使用されました。

3.トルコ

♦︎ネムルト・ダー

ネムルト山の山頂にあるピラミッドで、周囲に首のない巨大な石像が並び立っています。

ローマ帝国時代に建てられ、エジプト文化が影響を与えた時期に造られました。

これらのピラミッドは、それぞれの文化や技術を反映しており、世界中で古代の知恵と不思議を伝えています。

結論

ピラミッドは面白い。