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【オルタナティブ学童】絶対にやった方がいい! ロールプレイング 研修

こんにちは!
2025年4月から今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げようと思っている藤森です。

私の18年間の保育園・児童館・学童クラブ勤務で培った児童健全育成理論、
そして目指している理想の学童クラブについて綴っていこうと思います。

起業までの道程もストーリー形式で綴っていくつもりです!

最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!


昨日は同業の方と話す機会がありました

採用や研修を担当しているそうです。

保育の質の向上はこの業界の長年の課題ですが
今の学童業界は
採用が大変すぎてなかなか研修にまで手が回らないそうです。

私は以前勤めていた法人でロールプレイング研修を担当していたので
ロールプレイング研修の大切さについてお伝えしました。

久しぶりに真面目に職員育成の話をしたので
ちょっと備忘録として書き残しておこうと思います。


ロールプレイング研修の一番の利点は
スタッフの保育の質が向上することよりもむしろ
一人一人のスタッフの現時点での実力がリアルに判断できることです。

研修の進め方は
私がファシリテーターとして研修を進め
参加者は4・5人の小グループを作り
演者側と観察するモニター役に分かれて
お題に沿ってロールプレイングする

これだけです。

1つ 例を挙げて説明してみます。

育成時間中
あなたが事務机で連絡帳のチェックをしていると目の前でケンカが始まり
興奮したAくんがBくんを突き飛ばしました

ここから皆さんの想像力を発揮してロールプレイングを始めてください

こんな感じです。

皆様も一緒にお考えください
あなたなら 一言目に何と言いますか?


私の過去の記事を読んだことがある人ならきっとこう言うでしょう。

どうしたの?

そして状況を一通り確認した上で

これからどうしたいの?

そして

何か手伝えることあるかな? 何かあったら呼んでね!

流れとしてはこんな感じです。
教育アドバイザーの工藤勇一さんと同じスタイルです。

そうだった! 簡単じゃん!

そう思いませんか?
しかし実際に研修やるとそうでもないんですよ…
皆さんそんな簡単にうまく進められないのです。

いくつかそれっぽい理由をあげてみます。

理由①・無関心

ロールプレイングをはじめるとすぐに
ケンカはダメだよ~!
とか
暴力は良くないよ!
と一番最初に言う人がいます。

研修中で他人が見ているので言い方はメチャクチャ優しいんですが…
自信満々でやると結構恥ずかしいです。

こういった人は 今目の前で起きている出来事にしか関心がなく
そこに至るまでの経緯に関心を持つことの重要さをまだ理解できていません。
トラブルを解決できればいいと思っています。
※仮にそう思っていなかったとしてもそのように伝わっています。

そう思われてしまう理由は
一言目を疑問形で聞かないからです

最初の重要なポイントです。

理由②・無理解

どうしたの?は無事クリア
でも
子どもから理由を聞いた後
すぐにその理由に対してお説教をはじめる人がいます。

こういった人は心の中で
ケンカなんかしないで仲良くしてよ!
そんなにわがまま言わないでよ!
と思いながらトラブル対応しているため
自分の思いを理解してもらおうと一生懸命子どもに話しかけます。

自分の思いを理解してもらいたいので
どうしたいの? と問いかけません。

以前の職場に
熱血で正義感の強い男性職員がいたので
それをやるたびに
「子どものケンカの主役勝手にとるなよ~」
「自分の家に急に土足で踏み込んできたヤツに「正義は我にあり!」とか急に言われたって嫌だろ?そんな感じ…」
なんて言ってたことを思い出します。

どうしたの ?
キミたちはどうしたいの?
と問いかけることは
子どもの主体性を引き出すための関わりであると同時に
子ども自身が
どのように自己愛が傷ついたのか
そして
どのように自己愛を満たしたいのか
を言葉にして発するチャンスです。

そのチャンスをきちんと与えてあげて欲しいと思います。

理由③・感情のコントロール不全

日本人はホスピタリティが高いせいか
どうしたの? どうしたいの? とここまで聞いて
何か手伝うことある?
ではなく
じゃあこうしてあげるよ!
とついつい過保護・過干渉になりがちです。

しかも
ホスピタリティの高い職員は子供に尽くして喜んでもらうことで
非常に高い満足感を覚えてしまうのでついついやりすぎてしまう。

子どもが好きでこの仕事に着いた職員にとって
子どもに喜んでもらうことは一種の麻薬です。

逆に喜んでもらえないとへこんだり不機嫌になったりもしてしまいます。

セリフを知っていても
感情のコントロールができなければ
ついつい子どもを喜ばせる方に力を注いでしまいます。


このように
短いロールプレイングを一つ やってみるだけでも
その職員が
子どもへの関心がなさすぎるのか
子どもをコントロールしようとしているのか
子どもへの愛が溢れすぎているのか
ただうまく言語化できていないだけなのか
など
一人ひとりの価値観や認識の仕方
語彙力やTPOに合わせたセリフが選べるかどうかなどがよく分かります。

だから
ロールプレイング 研修は絶対にやった方がいいと私は思っています。

法人の研修担当者さんでもし興味がある方いたらコメントください(笑)。

今日はこれから施設見学!
SNEC国立に行ってきます!

ではまた!


オルタナティブ学童&こどもの居場所事業は
家庭や学校、塾や習いごととはちょっと違う「人間力を身に付ける場所」

2025年4月開所予定!

オルタナティブ学童「ピカイチ(仮)」
「託児」がメインだった今までの学童に、非認知能力を伸ばす多彩な取組みを導入し、これからの時代を生き抜く子ども達をのびのびと、健やかに、逞しく育てます!

子どもの居場所「こどものスタバ(仮)」
非認知能力を伸ばす 伴走型支援ができる 優秀なスタッフたちが運営する「こどもの自立をサポートするハイスペックな遊び場&イベントスペース」です。

この人たちなんだか面白そう…と思った方!
私もそんな人たちとつながりたいなぁ~と思った方!
私にも何かできるかも…と思った方!
是非ともつながりを作っていきましょう!

コメントお待ちしております!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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