#出版
翻訳者が知っておきたい編集者の仕事①
■前口上
フリーランス編集者・翻訳者の上原と申します。
行く末はまず無惨だろうが(注1)、もう40年以上生きてきたのだし、扶養すべき子供がいるわけでもない、好きにやって野垂れ死にもまた一興じゃないか(注2)、というおよそ分別のある大人とは言い難い判断をもって昨年からフリーランス稼業に足を踏み入れたわけですが、それまでは自然科学系の翻訳書を中心に扱う小さな出版社で、14年あまり編集者として仕事を
品切れ重版未定とは品切れじゃないんだよ
字面で見るとそんなに不思議な言葉ではないと思うんですよ、品切れ重版未定。
全然知らなくても日本語的に品切れてて重版する予定もないんだなーと解釈してくれると思うし、それで間違ってはいないです。
でもですね、これが実務的にはそうでもないんです。
だって本当は品切れてないんだもん。
あ、最初に自分の立場を説明しておくと、20年前に竹書房っていう中くらいの出版社(だいたい売り上げ的に30〜40位くらい