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【読書】『売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する』永井孝尚(著)PHP研究所

『売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する』
永井孝尚(著)PHP研究所

あらすじ
マーケティング発想へ切り替えることで「売らなくても儲かる」仕組みの作り方を詳説。ネスレ、マクドナルド、ジャパネットたかた…売らないことでV字回復を遂げた企業の意外な戦略とは?身近な具体例からゲーム理論、ブルーオーシャン戦略などの基本を学べる入門書。

著書累計90万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ著者の最新刊。
販売至上主義で売れた時代は、とうに終わった。
にもかかわらず、いまだに昭和型の「大量生産、安価で大量販売」モデルから脱け出せていない企業のなんと多いことか。
ドラッカーは「マーケティングの究極目的は販売を不要にすることだ」と言った。
本書はマーケティング発想へ切り替えることで「売らなくても儲かる」仕組みの作り方を解説する。

◆「売らない」戦略でV字回復を遂げたネスレ
◆「多くの商品は、売らない」と決めてバカ売れするようになったジャパネットたかた
◆「多数客には、売らない」ことで業績回復したマクドナルド
◆超「上から目線」で売る気がなさそうなのに行列のカレー店の秘密
◆マルイではすでに商品を売っていない
…など、様々な企業、店舗の意外な戦略を解説。
身近な具体例から、ゲーム理論、ブルーオーシャン戦略などのマーケティング思考を学んで実践できる入門書。

まえがき マーケティング発想で「販売が不要」になる
第1章 無理に売るのをやめたら、儲かるようになった
第2章 その売り方で、売ってはいけない
第3章 お客を知らずに、売ってはいけない
第4章 盛り過ぎで、売ってはいけない
第5章 大市場に、売ってはいけない
第6章 売れる価格で、売ってはいけない
長めのあとがき 売れない失敗こそ、バカ売れの種

タイトル:売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する
出版社:PHP研究所
著者名:永井孝尚
出版年月:2019年10月15日
価格:900円(税別)
判型:新書判並製
ISBN:978-4-569-84399-5
PHP研究所より一部引用

マーケティングの入門書的な本書。
コロナ渦以前に執筆・発行された新書ではあるものの、参考になる箇所も。
例えば、あつかましい過剰接客。
その過剰過ぎる販売戦略を変更し、接客を簡素化することによって、販売数が上がり、接客の簡素化による利益率の上昇も見込め、二重にも三重にもメリットがあるという。
具体的な事例を交えながら読みやすくまとめられている。
顧客の立場から読み進めても中々興味深い。

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