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月刊コグマ#5 猫に憧れたイヌ

前回、話した記憶はあまりないが、1月~4月までは花鳥風月にちなんだタイトルと内容にしてみていた。

去年9月から12月までがスート縛り、そして先月までが花鳥風月。
今回もそうやってタイトル縛りをしても良いかな なんて初めは思った。

しかし、結局乗り気がしなくなって、やめてしまった。

まぁ、タイトル縛りをしたところで、それをイメージした話が書けていたかと考えるとそんなことも無かったと思うので、そこは目をつぶろうと思う。

そういえば、5月の頭に静岡に行ってきました。
今回はその話を書くのかしら?

そこんところは、今後の自分にゆだねようと思う。

こんにちは、そして
よろしく、未来の自分!


自転車オクトパス

また。
まただ。

なんでこんなにも僕は自転車と衝突しそうになるんだ!
自分が悪いのか?

今回はそんな、自転車を引き寄せてしまう男。
言うなれば、『自転車オクトパス』!

そんな彼の苦悩を語ろうと思う。

始めにそれを自覚したのは小学6年生の時。

同じ地域の人たちと一緒にまとまって登校する決まりだった自分は、その班の班長で先頭になって歩かないといけなかった。

少し狭い道で並んで歩いていた時のこと。

前から来る自転車。

彼は「自転車に乗っている男の人はさすがにこの小学生の列が来ているんだし、止まってくれるだろう」と思い歩みを止めない。

しかし、自転車も自転車でまるで気づいてなさそうに車体を前進させてくる。

結局ギリギリ目の前で、お互い衝突寸前で止まった。
そして、お互いに何もなかったかのように互いの目的地に向かった。

この時、別に何のけがも負ってなかったのだが、班の誰かが先生に言ったのだろう。
1時間目のあとに教頭先生に呼び出され、今朝起こったことを少しだけ詰められたらしい。

本当は、ひじが自転車のハンドルに当たっていたのだが、めんどくさそうだったので黙っていたのは内緒の話だ。

そもそもの話、彼は自転車との相性が悪い。

小学校5年生の頃、彼はお調子者だった。
中二病というには早い年だが、それに近しいものを背負っていたのだろう。

もっと分かるように言うなら、
自転車の速度が速ければ速いほどカッコいいと思っていたのだ。

この考えが後にちょっとした悲劇をもたらすことになる。

ある日、どういういきさつだったのかは忘れたが自転車で遊びに行くことになった彼は、例によってスピードを出して道を進んでいく。

漕ぎ始めてすぐの事、
交差点の前を突っ切ろうとすると、目の前に車が出てきた。

即座に自分の自転車のハンドルのブレーキを握る。

しかし、
その判断も空しく、自転車は車の側面にぶつかってしまった。

結局その後、運転手と一緒に自分の家族の元へ行き、
こういうことがあったんです、けががなくてよかったですね
なんて言ってその話はそこで終わりになった。

それ以来、彼は自転車に乗っていない。

さすがにもう自転車の速度を出しすぎるとか馬鹿なことはしないけど、久しぶり過ぎてちゃんと乗れるかは不安どころだ。

もしかして、この件のせいで自転車運が悪くなってしまったのか?
だから自転車を引き寄せてしまうのだろうか。

つい最近、それも今朝だって、ぶつかりそうになった。

横の少し遠くから自転車が見えたので、まぁ大丈夫だろうと思い
真っすぐ進んだら、結局鉢合わせしてぶつかりそうになった。

だからこそ、この記事を書こうと思ったのだが。

あ…という話です。
別に僕が、というわけじゃないからね。

たぶん今後も自転車運は悪いままだし、自転車を引き寄せてしまうのだろう。
彼は。

どうでもいい話なのだが、明日は雨らしい。
自転車とぶつからないといいな。

傘とか持ってるし。


出会いと別れと生活

最近、4月5月と時間が経過して、いつもの鮮魚部にも変化が訪れていた。
(鮮魚部とはスーパーの部門のこと。僕はスーパーでアルバイトをしているよ!)

まず、4月いっぱいで一人、仲の良かった同い年の人がバイトを辞めてしまった。

店長が新しい人になった という話はしたと思うが、その影響で店内の雰囲気も仕事の仕方も変わってしまい、それを見限った人が増えたのだと思う。

言うなれば、いつ沈んでものおかしくない泥船に乗っているような状態だ。

結局、彼は良い感じのリゾートバイトを見つけたらしく、今年の夏はそこで働くらしい。

5月も時間が経って半ば頃になったときにはもう一人の人もやめてしまった。

僕がそこで働き始めて初めての後輩になってくれた子だった。

最近ではバックレも続いていたし、彼の言によると、
学業とバイトの兼ね合いが難しくなってきた らしいので
まぁ、そういうことなのだろう。

そんなこんなで、もともと5人いた鮮魚部は一気に3人まで減ってしまった。

それとは別に、4月の終わりごろに一人、年齢は高校2年生の退学した女の子がアルバイトとして新たに入ってきた。

一回、顔を合わせたときからあふれる、「精神的に弱そう」感。
たぶん学校もその関係でやめてしまったのだろう。

結局その子はバイトに2回入って、そのままやめてしまった。
マネージャーが言うには、彼女の母親が直接謝りに来たらしい。

個人的に、今の世の中の生きづらさは分かっているつもりだし、だからこそ潰れてしまう人の痛みもわかっているつもりだけど、

まだまだ、そんな人達が安心して居られる場や雰囲気を作る
という僕のちょっとした夢は叶いそうにない。

こんなのはただ、自分がそんな役割になれたら良いってだけなので、本当に理想でしか無いのだが。

ちなみに、最近もまた新しい子が入ってきた。
さすがに3人だけで、ワンオペの連続なのは店側もまずいと思っているのだろう。

これは確実に愚痴なのだが、3週連続くらいで日曜日のバイトはワンオペだった。

日曜日だし、土曜日よりはまだマシなのだが、それでもいかんせん辛い。
毎週行くごとに足が重くなっているのを実感していた気がする。

その新しい子は高校1年生らしく、自分と比べると、
今年自分はハタチなので4歳差ということになる。

単純にしびれる。
来年の高校1年生は5歳差だぞ?

社会人の人たちもこんな驚きや恐怖を抱えて生きているのだろうか。

正直、ショックな気持ちも辛いが、一緒に働く仲間が/辛さを共有できる仲間が増えたと考えると、それは少し良いことなのかもしれない。

別れもあるなら出会いもある。

3月 いや 2月くらいからずっと考えてきたことだ。

たぶん予感があったのかもしれない。
大切で大きな別れがあるかもって予感が。

一期一会の精神を忘れないようにしよう。
ってのも、いつの日か言った気がするな。

生活かぁ。

とにかく生きねば。
息苦しくても、生き苦しくても。

たぶん僕たちは、まだまだ旅の途中なのだから。



学マスにハマった!

始めはそこまでやるつもりなかったんだけどなぁ…
なんかハマってしまった。

というか、どんなキャラが来るのかの紹介を見てしまったのがまずかった気がする。

藤田ことね があんなに可愛いなんて。

それにしても今回初めて、双葉杏 感のあるキャラというか 夢見りあむ 感のあるキャラを担当にした気がする。
(まぁ、彼女の目指しているアイドルは方向性として全く違う物なのだが)

まぁまずはこの写真を見てほしい。

可愛いなぁ

この笑顔、可愛すぎないか?

この子の一つの魅力として、お金が必要だから金を稼いで一攫千金を狙う為に初星学園に入学したというところがある。

多くのバイトを掛け持ちしていて、彼女のポテンシャルを十全や、なんなら十分にも発揮できていなかったらしい。

しかし、その隠れた可能性に目を掛けてくれている人がいるのも確かだ。

それは学マスPに限らず、十王会長の娘、十王星南も彼女を一目見ただけで認めたという逸材。

これが胸を張らないで、いつ張るべきか。

可愛いなぁ!

彼女の持つ自己評価の低さは、今まで褒められてこなったからこそ生んでしまった感情であるため、Pが選んだやり方は

褒めて褒めて褒めまくること!

そうして彼女は初星学園のプロデュースコミュ「初」で見事トップを取ることになる。

稼ぎたいアイドルと稼げる仕事を持ってくるP。
この2人の関係は、ことねのことが大好きすぎるPのおかげでより深まっていくことになる。

それも見ていて楽しかった。

とにかく表情が豊かで、見ていてこっちもくすっと来てしまうあの感覚。
それをことねは思い出させてくれる。

だからこそ、僕は彼女を担当にしよう!
と決めたんだし。

可愛いなぁ!!

単純なゲームシステムとして考えても強いキャラであることは明白だ。

このキャラを運用していくに当たって重要なシステムとして、
「好印象」
というものがある。

これがまさに、
追撃といったらわかりやすいか。

プロデュースするときに、毎回必要なパラメータ数を要求されるのだが、アピールカードを切るときに好印象が貯まっていれば貯まっているほど、追撃の威力もあがる。

初めてを ことね でやったから、というのもあるのだろうが、個人的にはセンスアイドルよりもロジックアイドルの方が育成しやすい気がする。

そのおかげでか、すでに ことね と 葛城リーリヤ のTRUEを見ることが出来ているのは良かった。

どちらも納得の終わり方 というか 最高の終わり方だったし。

でもまだまだ、A+までは行ってないので、これからも育成を続けて親愛度10を目指さなくては。

最後にもう一度。

はじめてはやっぱり
感慨深いものがある。

うん、可愛いなぁ!!!
藤田ことね!



懸念の先にあるもの。

懸念。
それは、心残り。

自分はいつも、どこか後悔を残して新しい場所へ向かってしまう。

今回、静岡へ行ったのも、簡単に言えばそういうことになる。

去年の春、ちょうど今頃だったかに後輩から定期演奏会を聴きに来ないかという誘いが来ていた。

けれど、その時は課題に追われていたし、自由に使えるお金だってなかったので行くのは断念。

その代わり、たくさんの写真を送ってもらうことにして、去年の「僕視点の」定期演奏会は終えることとなった。

けれど、やっぱりせっかく誘ってもらったのに行かなかったのは申し訳ないし、心残りだったのでせっかくだし、静岡に向かうことにしたのだ。

まぁ、本当はもう一つ。
今までの話にも出てきたあの人に会いに行くためでもあったのだが。

後輩に、定期演奏会を聴きに行くことを伝えて、自分は当日の時間をつぶす方法を模索することに。

せっかくなので、正月辺りに僕を誘ってくれた彼でも誘おうか。

と、ヒヤヒヤしっぱなしの関西の旅で一緒に行動をしたU君を誘うことにした。

朝10:30頃、静岡駅に集合して適当に時間をつぶすことに。

久し振りにサブウェイに行ったり、
初めて駿河屋に行ったりもした。

アニメを全く見ないのでついていけない話題もあったが、彼の解説付きで笑いながら店内を練り歩くこともした。

くだらないことって楽しいよなぁって改めて分かった瞬間だった気がする。

そんなこんなで時間は過ぎて、定期演奏会の時間に。

曲目も演奏もどちらも良い感じだったと思う。

断言できないのは、結局自分が一番劣っているから、自分が抜けたらよくなるのは当たり前 と心のどこかで思っているからだろう。

でも、やっぱり良かったとは思う。

曲目がよかったと思うのは、
ただ演奏会が終わった後も何日かは頭の中で曲(Sing Sing Sing)が回っていたからってだけなのだが。

演奏会も終わり、後輩に話しに行こうと思ったのだが、足が動かない。

本当に話しかけに行くべきなのか、自分が関わるべきじゃないのか。何度も何度も悩んで、結局話しかけることをやめた。

出口に向かうと、そこには去年卒業した自分の一つ下の後輩がいた。

彼は就職したのだが、自分の好きなことに近いことを仕事に出来たらしく、そのことを楽しそうに語ってくれた。

自分の心の弱さというか、臆病な感じが本当に苦しい。
結局、その後輩にも手伝ってもらって、関わることにした。

後輩の子(現3年生の方)と話していたらいたら色々と思うことがあった。

自分は結局、彼女の先輩としてその「先輩らしさ」を発揮できていたのだろうか。
嫌な人間だと思われてはいなかっただろうか。

自分の中では、未だに自分が今年20というのが信じられないし、それ相応の精神にも風貌にもなれていないと思う。

そうやって考えると、自分が「先輩なんだから」なんて考えて行動していたのもバカらしく思えてくる。

じぶんはそんなリーダーシップが張れる人間じゃない。
どの行動も、カッコいいって思われたいためだし、そのレベルに達していない自分から目を背けたいだけだ。

でも、それでも。
こんな自分でも、ほんの少しだけの時間でも、
彼女たちはついてきてくれたのだ。

自分を「先輩」として見てくれて関わってくれたのだ。

それなのに、こんなにマイナスに偏るのも彼女たちに失礼な気がする。

ずっと自分の中には、マイナスの波が渦巻いてて、ふとしたときにあふれ出す。

そうなるとどうしても自己嫌悪の波にのまれてしまって、自分のすべてがダメに思えてくる。

でも、それでも、少しでも信じてくれる人がいるのならば、
前を向いて生きていかなくてはいけないのかもしれない。

その後いろいろとあって、演奏会を後にした自分は再びU君と合流する。

心の中ではだいぶ落ち込んでたのだが、
その様子は気づかれていなかっただろうか。

適当に静岡駅までふらふらと歩いているとU君がカラオケに行かないかと誘ってきた。
こっちは朝から君と話しっぱなしで喉がかれにかれまくっているというのに。

そんなこんなで気づけば1時間も2人で歌っていた。
そして、静岡駅で解散。

なんか想像していたよりも感動的な出会いでも別れでもなかったけど、僕たちはそれで良い気がする。
僕たちらしいってやつだ。

たぶんもう、静岡に帰ることは無いだろう。

これで本当にやり残したことは無いし、
あとは踏み込んではいけないことばかりの道の先だ。

人の出会いのこれからも続く数十年の人生の中のたった数年。
それも僕が関わったのなんて1,2年程度の事。

それで何かが変わったとは思えないし、
関わってよかった、なんて想ってもらえるとも思っていない。

本当にくだらない数行の出来事だけど。
でも、それが大事だったりする世の中はまだまだ面白い気がする。

懸念の先にあるもの。

僕が見れる視界の先にあるもの。

行かなかった道の、選ばなかった道の先にあるもの。

その可能性に思いを馳せながら、
また違う道を歩いていく自分の未来はどこに行くんだろうな。



まとめ:猫に憧れたイヌ

自分を動物に例えるなら、犬だと思う。

優しくされたら、すぐに人になついちゃうし、
しっぽだって振りまくってしまう。

かまってもらえなかったらやっぱり寂しいし、
置いていかれるのはあんまり好きじゃない。

そんな自分はどうしても、猫に/猫みたいな自由に憧れている。

この前、ちょっとした関係で、去年おんなじグループで講義を受けていた女の子と話す機会があった。

自分の中では当たり前だと思っていたことは当たり前じゃない。

なんなら、その当たり前だと思っていたことは、
どちらかというと「プライド」に近しい物だということに
自分はそこで気づいた。

静岡に行ったときの、「後輩に話しかけない選択をした自分」は
結局、自分が傷つくのを恐れていたがゆえの行動だったと思う。

そして、これも一種のプライドだとも思う。

その子と話した時は、単純に「私はもう出来たんだから答えを聞けばいいのに、ちゃんと解くなんて偉いね(意訳)」なんて話だったのだが。

これだって、まずは自分で解くべきだ、という一種のプライド。
というかまぁ、意地みたいなものだろう。

どうも自分の意思を曲げることが苦手みたいだ。

だからこそ、自由に憧れている。

もっと周りの目とか気にせずに、自分のプライドも気にせず、自由に。
今、自分がやりたいと思っていることを素直に出来たら。

何度、そう思ったことか。

傷つく覚悟 とか言っておいてこれだ。
結局、最後。足が踏み出せない。

あの時、静岡に行った時のあの時。
後輩に話しかけられなかった後の時。

あの人に会いに行くって、あの人に話しかけに行くって決めた気持ちも結局逃げに使って。

最後にやっと勇気を振り絞って、話しかけに行って。

僕を見て、言ってくれた言葉は「ごめんなさい」だった。

どの「ごめんなさい」なんだろうな。
たぶん、あの子の事だしどっちもなんだろうけど。

言うべきなのは、僕の方なのに。

改めて、自分にはこういうことが向いてないのが分かった気がする。
みんなを嫌な気持ちにさせてばっかりじゃないか。

諦めたら、二度と変われないのは分かっている。
変わるきっかけを手放すことになるのも分かっている。

でも、もう見たくないんだよ。
あんな顔をさせるのは嫌なんだよな。

あの子が何を考えて、あの言葉を言ってあの顔をしたのか。
それは分からないけど、

少なくとも、僕のフィルターから通したあの子の顔は
とても嫌そうに、迷惑そうに見えた。

そこで改めて、嫌なことをしてしまったんだなって。
あの子の期待を裏切り続けてしまったのかなって。

色んなことを考えた。

自分の中のプライドを曲げてでも、動くべきところは何回もあった。
なのに、動かなかった。

そのツケが回ってきたのかもしれない。

自分のことを犬といったが、本当のところ、
自分は犬にもなり切れていないと思う。
結局、お犬らも彼らで、自分の主人に素直に感情表現が出来ているし。

だから、僕は憧れ続ける。
猫にも犬にも。

まずは「プライドを曲げてでも」を出来るようにならなきゃな。

こんなくだらないことで、一つの関係性を失ってしまうのは本当に苦しいことだし、嫌な事だけど、それでも前を向かなきゃいけない。

だって、生きているのだから。

生きている限りは、目の前に起きている現実を受け入れなくちゃいけないし、本当を見極めなくちゃいけない。

まだまだ傷つくこともいっぱいあるだろう。

でも、これで僕はやっと、本当の意味で大学生になれた気がした。
だからあとは、歩き出すだけ。

いつまでも前に向かって、憧れを忘れずに。

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