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フィードバックの極意。

問題は、会議室では、起きてない!
おはようございます。クリエイティブディレクターの矢野まさつぐです。

あと数日で、2023年も終わりですね。皆さん、今年はどんな1年でしたか。
ボクは充実した1年でありつつ、今後の課題もたくさん見つかりましたので、2024年は、丁寧に改善をしながら、大胆なチャレンジも同時にしていきます。

さて、今年最後のnote記事は、「ビジネスの現場のリアル」です。

ゴールデンサークル理論のおかげで「WHYから始める」が完全に知れ渡った今だからこそ皆さんにお伝えしたいことがあります。今日はそんな話を。

ゴールデンサークル理論とは、マーケティングコンサルタントであるサイモン・シネック氏が、2009年にTEDでプレゼンした「優れたリーダーはどうやって行動を促すのか」の中で提唱した理論です。

ボクが今日お伝えしたいのは、何でもかんでもWHYから始めればいいかというと、シチュエーションによっては、全く逆のことがあるので注意しましょう、という話です。

まずゴールデンサークル理論のおさらい。知ってる人、理解できている人、もう習慣づいている人は、復習だと思って読んでください。キング牧師やスティーブ・ジョブスたちの「伝説のスピーチ」や「伝説のプレゼン」はすべて下記の順番で語られている、とサイモン・シネック氏は言います。

WHY:「なぜ」
HOW:「どうやって」
WHAT:「何を」

どうですか、みなさんやってますか。例えばこんな感じです。

WHY:我々は『キッチン用品で世界を変える』という信念に基づいて活動している。
HOW:今回、3年の年月を経て、全く新しい、誰でも簡単に使えて、それでいて一日中眺めていたくなるほど美しいプロダクトを開発した。
WHAT:これが「カレーを絶対にお皿の縁にこぼさずによそうことの出来るおたま」だ。ジャ〜ン!

はい、どう思いましたか?「欲しい!」って思ってもらえましたか?

まぁ、そんなことはないですよねwしかも、これが黒のタールネックにジーンズの出で立ちだったらもう最悪ですねw「お前はジョブスかw!」と突っ込まれて終わりですw
そう、こういう◯◯理論や海外から来たフレームワークは、日本人がそのまま使うと、華麗にスベって失敗することが多いです。

ただ、今日ボクが話したいのは、プレゼンの話ではなく、フィードバックの話です。プレゼンの法則をフィードバックに使う人はいないと思いますが、もしかしたら日本人なら誰でも知っている有名企業が提唱しているある法則の影響で、間違った認識が蔓延しているかも、と感じることがあったので今日も持論たっぷりに語っていきます。お付き合いください。まず、有名企業とはどこか?

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