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こ こ ち よ い 本 と の 出 逢 い 。

つれづれ日記。

つい先月くらいまでずっと映画ブームがきていたのですが、ここのところ読書ブームにかわり、本をたくさん読んでいます。

食べ物が基本食になったので、目で甘いものや食事をたのしみたくてカフェ系の本や料理本ばかり選ぶようになったり。。

最初に図書館で見つけて手に取ったのは、サードキッチン。白尾悠さん。

表紙が目にとまり、キッチン、の響きに美味しそうなものを感じて読んでみました。主人公は、アメリカに留学した女の子。「留学」というワードに楽しいのかな?という雰囲気を感じ取るけれども、この小説にはリアルな留学生活が記されていて。拙い英語を駆使してなんとか交流を図るも、うまくコミュニケーションが取れず孤独感や疎外感にさいなまれる主人公の気持ちがたくさん描かれてた。
海外に行ったことも留学したこともないけれど、留学=楽しい、ではなく、このような気持ちになる人の方が多いのかもしれない、と思った。とても興味深く、新鮮な気持ちで読めた。初めてこういった小説を読んだけれど、おもしろかった。また、著者の白井さんのタイトル&サブタイトルづけがセンスが良くておしゃれなんだよね。日本語の本なんだけど、海外の小説を読んでいるような錯覚にも陥りました。
表紙で惹かれて借りて、すっごく刺激をもらった感じです。こういう出逢いがあるから、図書館通いはやめられないんだよなぁ。

他にもいろいろ。

一日がしあわせになる朝ごはん 小田真規子 
スープ・レッスン 有賀香

「一日がしあわせになる朝ごはん」は、これも図書館の棚で偶然発見して惹かれたのだけど、いろんなのっけご飯、のっけトースト、サラダ、などなど・・バリエーション豊かに、楽しくなるように、美味しそうな写真がたっぷり載っている料理本(料理と言ってもとっても簡単。いつでも作れそうな)なので、夜ねむる前にわくわくしながら見てました。(読むというより見る。目でたのしむ)この本のなかのバナナのキャラメリゼは、となりに住む元彼がバナナ2本残してしまってどーしよってなってたのでキャラメリゼにしたら美味しく食べてくれました。(自分が食べれないので人に食べさすスタイル。笑)

「スープレッスン」は、noteでもフォローさせて頂いている有賀さんの本。前から気になってたんだよね。材料少なく、野菜の素材を生かした、簡単に作れるスープがたっくさん!載っていたので、いろいろ挑戦してみたいなと思いました。作るのがたのしみだ◎

他、借りたのは・・

ときどき旅に出るカフェ 近藤史恵
月の破片 鬼束ちひろ

「ときどき旅に出るカフェ」は、これはもう・・ジャケ買い!じゃないや、表紙でぴんとくるっしょ!って感じだけど、noteでフォローさせて頂いているカフェの店主さんの記事にこの本が紹介されていたことがあって・・ 前から気になっていたのでした。赤いスープにおしゃれなテーブルクロス。目で見てすでに美味しいって思っちゃいます。
主人公は会社で働く独身の女性なのだけど、主人公の元同僚が仕事を辞めてからカフェを経営し始めていて。知らずにカフェを訪れての偶然の出逢いから、いろいろな出来事があり、お話が紡ぎだされていました。カフェで出されるチーズケーキだったり、異国の美味しそうな飲み物だったり、想像するだけでその美味しいデザートや飲み物を食べたり飲んだりしたかのような気持ちになれる、これぞ美味しい小説。お話の内容もとっても良かったです。共感できるところもいっぱいあったなぁ。もともと好きなんだけど、この小説を読んでますますカフェが好きになりました。自分へのご褒美に、ほっと一息つける場所・・ 誰にでもきっとひとつはあるんだろうなあ。想いをはせるだけで幸せな気持ち。

そして最後の一冊は、鬼束ちひろさんのエッセイ。これも偶然みつけた。
ワイドショーとかヤフーニュースとかで一時、鬼束さんの記事が出てて。久しぶりに鬼束さんを思い出し、これまた久々に曲を聞いてみたり。わたしは「MAGICAL WORLD」という曲がとても好きなのですが、あらためて聴いて「やっぱ歌詞いいな」って思いました。しんみり聴いちゃう。心に沁み込む。「ひとのように振舞えなくて泣いてた」ってフレーズが心に残るんだよね。で、今回のニュースで勝手に「ありのままの鬼束さん」にとっても興味が湧いて、ネットで色々調べていたら、ニコニコ動画?の関係で、濃いめのメイクで喋ってる鬼束さんを見たり、アウトデラックスに出演してたときにマツコや矢部さんにいじられまくってるかわいい鬼束さんを見たりして、ありのままの鬼束さんってなんて素直でかわいいんや!ってなってました。
最近起きた出来事のニュースでも、嫌な事を言ってきた男は許せない、みたいな自分のなかで曲げれない気持ちについては素直に言葉にしてて。そういう鬼束さんって素敵やなあーいいなあ、って。あ、でも車蹴るのはそりゃアカンかったやろけど・・
で、興味があったので鬼束さんのエッセイを。まず最初の章が「暴れん坊」で、ちょっと笑ってしまった。(とても良い意味で)もともと暴れたり壊したりしてしまう事があるらしく、今回もそのひとつだったのかなあ・・と。でも、そういう面を隠すじゃなくてバーンとさらけ出してるから、今回のことでファン減るとか絶対なくて、鬼束さんファンにとっては周知されてる事なんやろなあと納得しました。このエッセイの中にもかわいくて無邪気な鬼束さんがいっぱいいて、突き抜け具合に元気をもらった。あーいいな、ありのままっていいな、って心底思った。
アウトデラックスのときの鬼束さんも、江頭2:50のセーター着て出てきてかわいかったんだよなあ。

そんな形で、まだまだ読書欲はあり、借りたいものありすぎて予約もしまくってて・・みたいな極端なモードに入ってるこの頃のわたし。
でもきっと、このブームも突如終わりを告げるのだろうな。
そして、そのときこそ働くときなのかも。

と、言いつつも。
すこしきっかけがあり、求人誌に載っていた気になるお仕事にTELしたみたり、なんて動きもちょこまかと始めました。
自分には隠れもつエネルギーがあり(マグマのようにふつふつと)、しっかり休んで充電したことで、また、ドーン!となりそうな予感がしたから。
そして「人生をたのしみたい!」「いろんな経験したい!しつくしたい!」というパワーが体の奥からあふれて出てきたから。

前から気になる仕事はいっぱいあったんだよね。だけど一般的な、というか、わたしの家族にとっての当たり前で言う「同じ場所で長く安定して働く」という考えが自分に沁みつきまくってて、それが、自分を動きにくくさせていたのかもしれない。でもわたしは本当は「いろんな仕事してみたい!」って思ってるんだよね。でもそれだと、期間は短くなってしまうかもしれない。それはちょっと常識外れで周りに迷惑をかける考えだろう。でも、その考えに縛られると、自分の思い通りに動けない。それがフラストレーションになる。ほんとはもっとやりたいようにやりたい。自由に動きたい。
「平日のみ」「家から近い」「時給が良い」そういった条件にも縛られると、また間違った選択をしてしまう。そうじゃない。なんだか直感でぴんときたとこ。わくわくするところ。「わくわく」「なんか良さそう」自分にとってはこれが原動力でサインだ。
あらためてそんなことが分かって。条件を無視して「わくわく」を求めはじめたら、早速ひとつだけ見つけました。ここが良いのかどうなのか分からないけど、わくわくに導かれると人生どうなるんだろう?ある意味、実験です。

でも、これまでの人生を思い返すと今まで、わくわくした方向にコマを進めたら、「わくわく」「楽しい」があったし・・ 
常識とか、一般的には・・ をすっ飛ばして、完全にそっちに舵を切ってみようかな、と思っています。金銭的な面はなんとかしなきゃだから、多少は考えるけれども。

たのしみたいな。
せっかくここ(地球)に降り立ったのだから。

人生、たのしみたい。

* * *

「MAGICAL WORLD」 鬼束ちひろ 


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