Junbo@エンタメ研究家

プロレス考察がライフワーク。原体験は大学でモンゴル語を専攻しモンゴルの遊牧民の生活を体…

Junbo@エンタメ研究家

プロレス考察がライフワーク。原体験は大学でモンゴル語を専攻しモンゴルの遊牧民の生活を体験したところから始まります。長年メーカーで購買という仕事をしています。インド、シンガポール、タイでの駐在員を経験。投資(米国株、ETF、投資信託積立)もやっています。

最近の記事

IWGPベルト統一

2.28大阪城大会から一夜明け、思っていたより早くこの日が来てしまいました。休憩時間にふとツイッターを見ると公式アカウントから意外にあっさりアナウンスされていました。 その時にはアカウントに対するコメントは今まで見た中ではかなりの量になってました。ざっと目を通す限り反対コメントが多そうな印象を受けました。 今のファンの方々の心情は、 ①反対、今までの歴史を否定するのか? ②賛成、暫くは様子を見てみよう、会社が決めたことなのだから。 ③分からない、不安でいっぱい、これから新日

    • 2021年2月、プロレスの日、ターニングポイント

      2021年2月、かなり興味深い出来事が多かったので、自分が思ったことを整理しようと思います。本音は素直に試合を見て色々予測したり、こうなったらいいなぁと想像したり、そうならずに悶々としたり、そういうプロレスの見方をしています。ただ今回は少し天邪鬼な視点からプロレス業界のことを考えてみたいと思います。堅苦しいところがありますが、見ていただけると嬉しいです。 ちなみにプロレスの日は2月19日でした。なぜこの日がプロレスの日なのか調べてみたら力道山がシャープ兄弟と戦った日、195

      • コロナ渦でのプロレスの楽しみ方

        また緊急事態制限が出て、市中も自分の中でも何か閉塞的な雰囲気や気持ちがあって、毎日在宅勤務で仕事、外出頻度も少なくなりこの冬の寒さと相まって悶々とした日々が続いています。 そんな中やっぱりこの状況に救いの手を差し伸べてくれるのはプロレスなんですよ、1.30、愛知大会はこの数ヶ月では一番気持ちが昂った大会でした。しっかりオンラインで堪能させていただきました。 鷹木信悟vs棚橋弘至 一言、素晴らしかった。。試合までの物語を振り返りたいと思います。 まず、Neverのベルトの意味

        • 大衆娯楽という視点でプロレスを考えてみた

          大衆娯楽とは何か? 色々と思うところがあって、大衆娯楽とは何か改めて調べてみました。大衆娯楽とは、『大衆社会的状況のなかでマス・コミュニケーションや他のメディアを介して,商業主義的な営利によって,多数の支持者を獲得することを目的とするような娯楽』と定義されています(コトバンク引用) レッスルキングダム15大会テーマソング これは本当に意外でした、木梨憲武さん(ドン木梨)が今回の大会プロモーターとして選出され、テーマソングも手掛けるということになりました。この告知を見てこれは

          グレート-O-カーン選手とソヨンボ

          新日本プロレスの今シーズンはBOSJとWTLの同時開催で全試合ワールドを通して視聴しています。とりわけO-カーン選手が気になってどうしようもないのですが、もう1つ見つけてしまいました。 いつもはこんなに細かく選手のコスチュームを凝視することはないのですが、本能的にモンゴルに関わることがないのか探してしまいます。 モンゴル国旗には左側にソヨンボと言われる不思議なデザインがあるのですが、私の解釈だとモンゴルの偉大な自然とアミニズム(自然崇拝)を炎・太陽・月で表現し、チベット仏教

          グレート-O-カーン選手とソヨンボ

          令和のモンゴリアンチョップ

          グレート-O-カーン選手が遂に凱旋帰国。オスプレイ選手はヒールターンありそうな雰囲気でしたが、2人で新しいユニットを組むのは新鮮ですね。 そんなO-カーン選手、こんなことは本当は言いたくないですが、、、、あの特徴的な辮髪(髪型)はモンゴル人と違います。。満州人なんです! モンゴルの文化や歴史を5年間大学で学び、何度もモンゴルに足を運んだ立場上どうしても言いたかった。もちろん分かってます、あれはキャラ作りの一環だと、キラーカーン選手のオマージュの要素もあることも、でも、モンゴ

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          創造力は移動した距離に比例する

          モンゴルへの旅 大学2回生にもなると専攻する言語学習を通じて、その国に行くのが私が通っていた大学の恒例行事になっていた。今もおそらくそうなのだが。専攻するモンゴル🇲🇳に行くのはもちろん初めてで、先生や先輩に色々教えてもらい、ルートや向こうでやることを決めた。 大学生の夏休みは長く、それも考えて少し冒険ルートに。神戸港から天津港まで船で1泊2日、天津から北京まで各駅電車で約6時間、北京から内モンゴル自治区の二連浩特(エレンホト)まで電車、そこで1泊し乗り換えてウランバートルまで

          創造力は移動した距離に比例する

          多様性とプロレス

          新日本プロレスはG1 CLIMAXが始まりました。席数を限定しているためか、チケットがなかなか取れないのでネットで観戦しています。今年は秋開催ですが、涼しくなってきたこの季節に反し、試合内容はとても濃く画面からも熱が伝わってきて、今のところ全試合ライブで見ている状況です。 今回のG1は例年の大会と比較してもかなり特別な感情を持っています。新型コロナで影響で半年以上外国人選手が参戦できず、日本人選手中心に大会カードが組まれてきました(その中で帰国せず参戦し続けているザック選手

          多様性とプロレス

          新日本プロレス9.11 後楽園ホールとデスペ選手の背筋の筋肉

          2020年1.4東京ドーム大会から約9ヶ月ぶり、会場まで足を運んで生プロレス観戦に行ってきました。仕事を5時に終わらせ、その足でプロレス観戦できるのは今までの生活では考えられない幸せなことです。タイ駐在中に思い切って退職して東京に引っ越したのはプロレスを見たかったからなので、まさに夢に描いたライフスタイルの1つです。 第1試合は日米ヤングライオンとベテラン勢の対決、シンプルなボディスラムやエルボー、選手がリングに叩きつけらる音を思い出しました。デバイスを通しては伝わってこな

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          8.29 新日本プロレス神宮球場大会とKOPW

          この日もオンライン観戦です。初めての野外大会、夕陽が選手を照らす前半戦、暗闇が包み込みスポットライトを浴びる後半戦、いずれも日本の夏を表現する視覚効果でビジュアルとしてもとても楽しめました。もちろん試合内容もよかったです。 KOPW ある意味4WAYという試合形式の特性上、矢野選手が勝つ可能性は結構高いと予想していましたが、結果的に金的からの丸め込みというフィニッシュである意味期待通りの結果でした。 オカダ選手が提唱したKOPWですが、正式名称は明らかになっていません。『K

          8.29 新日本プロレス神宮球場大会とKOPW

          8.27 新日本プロレス 後楽園大会を見て思い出す本間選手のこと

          今日は後楽園大会をオンライン観戦していました。本間選手、大怪我から復帰して約2年なんですね。確かに全盛期の頃と比較すると満足できない自分がいますが、この前のヒロム選手とのシングル、最近のコンプリートショットなどを見ていると、まだまだ飛躍はあると確信しています。 2016年のシンガポールにて 2015年、当時シンガポールで駐在生活をしていたある日、妻が新日がシンガポールに来るらしい情報を取得したらしく、少し騙された気持ちでExpoという展示場(幕張メッセのような場所)にで開催

          8.27 新日本プロレス 後楽園大会を見て思い出す本間選手のこと

          8.26 新日本プロレス 後楽園大会でのDOUKI選手のテクニック

          DOUKI選手 ・棚橋選手を両手を押さえながらフォールし返された後の関節技へ移行する動きがディテールにこだわっている感じがして好き。 ・ツイストアンドシャウトの受け方がたぶん一番美味い。 小島選手 VS デスペ選手 ・ラリアットを誘う流れは何となくありそうな気がしていたが、ベタな感じで煽ってそれにまんまと誘い込まれて反則負け、最後の小島選手の負けを覚悟した顔が良かった。勝負に勝って試合に負ける古典的な演出が逆に新鮮でした。 ・Twitterを使ってお互い舌戦する中でファンを

          8.26 新日本プロレス 後楽園大会でのDOUKI選手のテクニック

          格闘技の歴史を調べて考えたこと

          大学の卒業論文で格闘技がどういう歴史を辿り、社会にどのような影響を与えてきたのかを1年かけて調べてました。もうあの頃から10年以上余裕で経過していて忘れかけていることもありますが、反対にそこから10年以上経って、社会人として働いたり東南アジアで駐在員として異文化に触れることができ、点として習得した知識が線になって自分の中に染み込んでいく感覚を覚える今日この頃です。改めてまとめることができればと思っています。 格闘技はどこで生まれたか? 『肉体を用いて戦う』という意味での格闘

          格闘技の歴史を調べて考えたこと

          エヴァとナウシカとサイコパスが混ざった世界

          新型コロナウィルスが世界中に広まった世界は以前のものとは全く違うものになってしまいました。今どんな世の中なのか日本のアニメが既に示してくれているので考察してみます。 エヴァンゲリオン 使徒と呼ばれる未知の生命体が地球に襲ってくる世界で、その襲撃からエヴァンゲリオンという人型ロボットで戦う少年少女の物語です。作中ではATフィールドと呼ばれるバリアのようなものが登場します。ATフィールドは誰もが持つ心の壁と解釈されています。主人公の碇シンジは積極的に他者とコミュニケーションを取

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          モンゴルでモンゴル人とモンゴル相撲をしたことで感じたプロレスのこと

          モンゴルへの短期留学 大学のときに初めてモンゴルに行った。最初に行ってから結局卒業までに3回くらい行ったように記憶していますが、いつ行っても、どんな場所でもその辺のおっちゃんたちが、「お前日本人か、相撲するぞ」と言ってきます。時には街中で、時にはお寺で、時には草原で、色々なところで相撲をしました。 子供の頃から相撲が好きだったし、なぜか相撲を軸に色々なことを考えていて、モンゴル相撲のことをたくさん勉強しました。 モンゴル相撲と日本の相撲で比較すると面白いことはいくつかありま

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          プロレスの魅力

          プロレスとの出会い プロレスを初めてテレビで見たのは高校2年くらいの時だと記憶しています。その時はクラスメートに勧められて、深夜枠で放送していた新日本プロレスを見始めたことを何となく覚えています。 大学生時代 大学に入ってからはWWEを見始めて相当のめり込みました。毎週月曜のRAW、水曜のSMACKDOWN、月一のPay per view大会を欠かさず見ていましたし、2002年に来た日本ツアーでThe RockをLive観戦した記憶は今も忘れることができません。その後も新日