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8.27 新日本プロレス 後楽園大会を見て思い出す本間選手のこと

今日は後楽園大会をオンライン観戦していました。本間選手、大怪我から復帰して約2年なんですね。確かに全盛期の頃と比較すると満足できない自分がいますが、この前のヒロム選手とのシングル、最近のコンプリートショットなどを見ていると、まだまだ飛躍はあると確信しています。

2016年のシンガポールにて
2015年、当時シンガポールで駐在生活をしていたある日、妻が新日がシンガポールに来るらしい情報を取得したらしく、少し騙された気持ちでExpoという展示場(幕張メッセのような場所)にで開催される『キャラエキスポ』というイベントに行ったのですが、そのイベントの1つのコンテンツが新日本プロレスの公演でした。確か試合は3試合程度で料金10シンガポールドル(約800円)という破格のチケット料金でした。イベント自体はアニメオタクとかコスプレイヤーが集まる特殊なもので、何でこんなイベントで新日が・・・とか思ってました。。
そして2016年は2回目、前年の経験を踏まえ自信を持って会場に向かいました。

リングもしっかり設営されてましたが、イベント会場の一角で入場ゲートと客席は近く、自由席だったので入場ゲート至近距離の席(1mくらい)に陣取りました。選手が入場するタイミングで私は声を出しまくっていたのですが、日本人客もあまり多くない中、シンガポールの地で日本語で選手名を叫ぶ自分の姿がなぜか面白くなってきて、調子に乗って「オカダ〜」とか「後藤〜」とか言ってたと思います。これは個人的な感覚ですが、選手によっては少し緊張した様子で、入場ゲートから登場の数秒でそれが伝わってきます。特に覚えているのは内藤選手と本間選手です。

2人の反応
内藤選手が入場ゲートから出た瞬間に「内藤〜」と叫んだんですが、私の方をチラ見してニヤッと笑い、ゆったりとした足取りでリングの方に歩いていきました。その時、あっ、内藤選手ちょっと緊張してたのが解れたんじゃないかなと勝手に思ってるんですが、この時の内藤選手の表情はとても記憶に残っています。
一方入場ゲートから登場した本間選手に「本間〜」と瞬時に私は反応したのですが、本間選手は内藤選手とは異なり、登場の瞬間の表情とは打って変わって、満面の笑みで握手をするために私のところに来てくれました。噂通りオイルでヌルッとしていて、ココナッツの香りがして、あっココナッツオイルやとか思いながら、ヌルヌルするその握手した手をそのままに観戦を楽しんだ、というのが本間選手との思い出です。それ以降、やはりどこかで本間選手のことを応援していて、これからも個性的なファイトスタイル・キャラクターを全面に出してさらに活躍してくれることを期待しています。

シンガポール公演を経て
前年の観戦も踏まえ、親会社がブシロードに変わり、経営のプロのもと海外展開を戦略的に行っている様子が伺えました。『アニメイベントにプロレス』もシンガポールで自社コンテンツをプロモーションするブシロードの活動だったわけです。2020年現在ではLA道場、US法人中心に大会を運営できるまで成長し、また動画コンテンツのサブスクビジネスの40%は海外からの課金とのことで、あの頃から様々なチャレンジをしていたのだなぁということを今になって感じます。コロナ渦でイベント自粛の中、慌てずに丁寧な施策を打てているのは社員の方々、選手の頑張りに依るところは間違いありません。ただ興行以外のサブスクやネット通販を通したグッズ収入をコンスタントに得られる収益構造を作り上げたのは、これまでの経営戦略や経営努力の賜物だと考えています。みんなを元気にしてくれるのがエンタメです。プロレス業界はきっとこの苦しいところから大きな飛躍をすると信じています。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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