IWGPベルト統一

2.28大阪城大会から一夜明け、思っていたより早くこの日が来てしまいました。休憩時間にふとツイッターを見ると公式アカウントから意外にあっさりアナウンスされていました。
その時にはアカウントに対するコメントは今まで見た中ではかなりの量になってました。ざっと目を通す限り反対コメントが多そうな印象を受けました。

今のファンの方々の心情は、
①反対、今までの歴史を否定するのか?
②賛成、暫くは様子を見てみよう、会社が決めたことなのだから。
③分からない、不安でいっぱい、これから新日本はどうなるのだろう??
この3つくらいに集約されそうです。

僕自身は②にかなり近いと思います。
確かに寂しさと不安はあります。重厚な歴史を持つヘビーのベルトもそうだけれど、インターコンチは中邑真輔という唯一無二の選手が、価値が揺らいでいたあの白いベルトに色々な色を施し、ベルト自身はヘビーのベルトと同等、もはやそれ以上の価値に押し上げた歴史もまた唯一無二です。

一方で新日本プロレスとしての覚悟も感じます。
ベルトを軸にした新しい価値観の醸成、海外含む新しいファンの獲得などを視野に入れた時、何か新しいメッセージや展開が発表されることを期待しています。それは見える形かもしれないし、ヒタヒタといつの間にかファンのところに染み込んでいくようなものかもしれません。

不安に感じる方はこの安心材料も外すことは出来ません。
それは菅林会長の存在です。
菅林会長はアルバイト時代から新日本と関わっておられます。良かった時も悪かった時も、その歴史の全てを見てきた歴史の生き字引です。運営母体の企業がどうであっても、この会長がいることで大きなは不安を感じません。きっと正しい方向に導いてくれると思っています。
ただアナウンス自体はもう少し格式があってもいいのでは、、とは思いました。。ちょっとラフすぎる感が。。

WWEのケース
2001年くらいでしょうか、WWFがWCWを買収してチーム抗争していたときはベルトが2つ存在していて、その後統一されたりする様子を見ていました。ジェリコ、ロック、ストンコールド、ブッカーT、今となっては伝説級のレスラーたちがベルトを巡る構想の中で大活躍し、その後WWEに名称を変え大きく飛躍していきました。今は全く異なるベルトが主役になっていますね。
そういえば、初代統一ベルト王者はジェリコで、物凄くビックリしたことを覚えています。当時の伝説メンバーの中ではまだ少し格下でしたが、あれからジェリコは大ブレイクしました。今思えば、あれが世代交代のきっかけの1つだった気もします。

猪木も言ってます!
当時はそういうものとしてただ見ていただけでしたが、今回のベルト統一で改めてその時のことと照らしわせてみます。
何か新しいことを始める時には批判もある、痛みもある、それでも何かを信じて新しい一歩を踏み出していくのだなぁと感じます。
迷わず行けば分かるんじゃないでしょうか。

今後
デスペラード選手の新しいベルトへの挑戦表明、確実に新しい一歩でしょう。その結果はどうあれ、ベルトに価値や色をつけるのは結局選手です。だから過去のベルトへの不安に目を向けすぎず、誰がベルトを持ち、それをどう使っていくか、その未来に注目していくべきだと確信しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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