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自由が丘 ネコ日記 「よめないノラ子の習性と短い寿命 クリボーは元気です。」

前回のnoteに書いた、輪っかを付けた巨大ノラ子の写真が撮れました。体重は7、8kgはあるでしょうか?
前回のnote

どう見てもその輪っかは外せるようなタイプでは無く、それ自体、結構古いもののようです。考えられることは、去勢、耳カットされていますから、TNR後に何かあったのだろうと思われます。
この子が自分で輪っかに頭を突っ込んで抜けなくなったか、誰かにイタズラされて、輪っかをはめられてしまったのか。

輪っかを付けたまま、この子は成長しているようです。その姿がとても可哀想。しかし、この状態で輪っかを取るとすると、ねこへ全身麻酔を施し、その後に取り除くことをする必要があるように思います。

輪っかを付けたキジトラ とても大きく健康状態は良いようです。
左耳カットでメスネコです。輪っかを自力で外すのは不可能に見えます。

捕まえるとしても、成猫のノラ子です。そう簡単には触ることも出来ないです。人に慣れることもあるのか無いのかと予想できない。それで、うちに出入りするねこでも無いので、捕獲器の設置をしても、この子が来てくれて、入ってくれる確率は限りなくゼロです。

これだけの体格をしていますから、どこかの家でごはんをきっちりと与えていると思います。その対応していた方も、この輪っかをどうしようかと悩んだに違いは無いかと。どうすることも出来なく、ただただごはんを与え続けたのだろうか。この子を見ると辛くなります。

こういった事があると、下記の言葉を思い出します。

生き物とかかわっていると本当にそれぞれがみんな違うので「こういう時にはこれが正解」なんていうものはありません。その時その時で良いと思うことをしていくしかないのです。私もいつも悩みながら試行錯誤です。

このことは僕にもとても重く、いつもそう考えるようにしています。僕もいつも試行錯誤。誰かに相談しても、それの答えが正解ではなかったことが結構あって、その度に怒りを感じるのも変だと思うのです。正解がないことに正解を求めてしまう自分がいます。

今日もキョロたんは僕を待ち続けます。

生き物じゃなくても、こういうことはあるよなぁと考えています。だからクリボーはこうなるだろうとか、キョロたんはこうなるだろうとかというのも、あまり考えないでいます。その都度に、それこそ、良いと思うことをやっています。

最近の、クリボーはキョロたんとうまくやっていて、クリボーは甘えん坊なので、キョロたんに付きまとうのですが、そこは母親キョロたん、あまり頻繁に鼻をくっつけようとするクリボーにキョロたんは猫パンチ。そしてシャーの一喝。親だよなぁキョロたん。と、その姿を見て僕は猫の親子を感じます。

キョロたんよりもクリボーが先にごはんが、決まっています。クリボーの後ろにキョロたん。

キョロたんとクリボーは同じテリトリーで生活出来ます。トイレも同じ家庭菜園。寝床は場所がそれぞれあるようです。昼間はキョロたんはうちのテラスにずっといます。
やはりそのうちに家に入れることも考えなければならないのかとも思います。

ネコベッドで眠るキョロたん。ベッドに慣れてきています。

クリボーが最近はウェットフードを残しがちなんです。するとキョロたんも同様にあまりウェットフードを食べなくなります。
ウェットフードは歯に良くないと、与えない飼い主も多いようですが、クリボーもキョロたんもノラ子であるため、水分を補給することがいつでも出来るわけではなく、暑い夏頃から、ウェットフードとドライフード半々で与えるようにしたのです。
クリボーは家猫修行時代、1日の水分量は、500mlのペットボトル1/3程度でした。だから少しの水でも外に常時置きたいのですが、この水の共有が、HIVを感染させかねないというので、水の出しっ放しはやめたのです。

このウェットフードのことを考えても親子間の情報共有があるだろなと思います。そうすると、この親子を引き離すのはますます無理で、家猫にするなら2匹同時にしないとならないのかも知れません。いやぁ、、、それは出来ない結論に達しそう。。。
ノラ子の寿命の短さもありますので、悩ましいです。

深夜1時のクリボー。どんなに寒くてもこうして僕を待ちます。ほぼ毎日

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