見出し画像

自由が丘 ネコ日記 「ノラ子を恐れ木に登ったクリボー」

12月に足を捻挫して以来、クリボーは僕との距離を物理的にかなり開けて来ていましたが、今年になって、少しづつ元に戻りつつあります。
しかし、このまま距離が無くなることも無いだろうなと思います。クリボーが自分から家に入りたいと言うまではこのままにします。ネコの中でも気が弱く、また運動神経も悪い部類ですので、外猫で生きていくのもかなり疲れているはずなのですが。

食前の短い時間でくつろぐクリボー

クリボーより1年と少し長生きしているキョロたんの方がノラとしての生きる知恵があります。そもそもクリボーのように鳴きませんので、発見もされにくい。まぁこれは実際に捕獲してみないと何ともではあります。クリボーも大人しいかと思ったのですが、大間違いでかなりのうるささでした。
キョロたんは他のノラ子よりも、耐えることを知っています。そして待ちます。そうすることでご飯にありつくことも出来、安全に生活しているわけです。

身体の柄がクリボーと違ってサビであるため、目立たないと言うのもあって、余計に控えめを感じざるを得ません。
僕は一時、うちのテラスにクリボー以外は寄せ付けまいとして、ノラ子を追い払うようにしていました。ノラ子を追っかけては、もう来てはダメと言い聞かせていました。キョロたんはその時は言うことを聞きますが、すぐに戻ってきます。そして半歩づつ僕に近づき、ご飯をずっと待ちます。追い払っても、追い払ってもまたやって来ます。どこかで僕の性格がバレてるのかもしれません。そんなキョロたんが寒そうに待っているのを見兼ねて、クリボーのネコベッドを差し出しました。

いつまでも僕を待つキョロたん

すると、長時間、そのベッドを使用するようになり、寝る姿を見ると、雨が降らない限りは外にベッドを置くことにしたのです。

クリボーは部屋のベッドがあるので、あれはキョロたんに譲渡するのです。それにクリボーはまだうちで寝るほどには信頼回復しておらず、いつになるのやらと思っています。

それよりも外の寒さの方が気にはなっていて、つい昨日も0度近くまで下がったようで、近所の寺の水回りは凍っていました。幸いクリボーもキョロたんも寝床はあるようで、うちに越冬する設備が無くても良いかなとは思います。例年だとテントを買ってやってはいたのですが、大丈夫かなと。

クリボーのベッドで眠るキョロたん。この瞬間だけでも安心して眠って欲しい。

こうして安定してるような日々が突然に変わるのが外猫の世界。
朝ごはんにキョロたんとクリボーが落ち着かない日がありました。やたらと周りを見回し、耳をクルクル回し続けます。誰かが近くにいるようなのです。急に飛び跳ねたり、ダッシュしてみたり、明らかにおかしい。
すると、大きなキジトラが顔を出しました。
うちにくるネコで最も大きく、プリンやタルトよりも大きく、あのボスのメイさんとの喧嘩相手かと思っていました。

一瞬のことで写真を撮れなかったのですが、その大きいキジトラを見ると、去勢されています。左耳の耳カットで、メスのようなのです。そして、最初、カラーが付いていて壊れたのかと思ったのですが、首輪をつけています。しかもやや不自然な輪っか。もしかするとTNRの途中?去勢後のカラー状態のまま脱走したのかと考えました。

しかし、あの首輪を付けたままだと、穴を通り抜けたり、隙間に入ったりするのに、引っかかり、絶対事故るなと思うのです。
ネコは去勢してすぐに性格が変わるものでは無いので、まだ凶暴なまま、そういうのもあって、キョロたん、クリボーは興奮していました。

巨大キジトラにビビり、木に登るクリボー。この後、降りるのがもう大変。。。

クリボーはビビって気に登ります。勢いよく登りますが、今度は降りれないのです。これはクリボーが木から降りれなくなったら、ヤバイと思って、動画を撮りながら見ていたのですが、何とも不恰好に木から降りようとしています。
どのネコよりも下手に、運動神経というものがありません。半ば落下のようにクリボーは着地しました。
もしかすると、クリボーの前回の捻挫はこの着地失敗だったかもなのです。これでまた外が嫌になってうちに来るなら来ればいいと思ってはいます。
今週は何も無いかなと思って、何もなかった週は無く、毎週、毎日、色々なことが起こります。

近所を歩くと、今まで目が行きませんでしたが、玄関を見ると何軒か、ノラ子用のご飯が設置されています。かと思えば、効きもしないのに、水を入れたペットボトルを大量に並べた家々、あぁ家同士の対立もあるんだよなぁと。犬の散歩も様々ありますしね。何かいい解決策はないのかと考えています。

ご近所に入り浸るキジトラ。うちに来る系統のノラ子ではありません。

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

サポート頂きました費用は、全て野良子たちに還元されます。日々の食事、健康管理のための医療費。人間の勝手から外で生きることを余儀なくされる彼らを少しでもサポートするよう活動しております。