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自由が丘ネコ日記 「クリボーが少しでも静かになるようにとクリボーと僕は必死です。ご近所に迷惑をかけないよう最善を尽くしています。」

ノラ子をお世話すること、それは誰もが受け入れてくれるとは限りません。餌やり禁止を掲げる場所も多くあります。

クリボーの大声で、またご近所からクレームが入ってしまいました。
かなり注意を払っていましたが、どうしてもクリボーの声は、その辺の猫たちよりも一段も2段も3段も大きいのです。
実際、クリボーの声は鼓膜にきます。そんなに大きい声なんです。
家、一軒分くらいは余裕で聞こえます。通常、ノラ子は大声出さないのです。喧嘩でもなければ、ほぼいつも無言。ところが人間を知った猫は、人に要求をするがために、声を発するようになるのだそうです。

外は寒くて、辛いのだと、うちに入ってくるとすぐに眠ります。

クリボーは、姉弟の中でも、姉猫ジュンちゃんに、いつも後ろについて遊び回る状態でした。またクリボーは母親キョロたんも2度にわたり親離れを失敗しています。クリボーの個性がビビリというのが納得できるのです。
親離れして、また母親に付き纏って、挙げ句の果てに母親が逃げ周り、クリボーを置いて、今度はここを出て行ってしまいました。
一時は親子で保護も検討していたのですが。。。
クリボーは僕にも甘えます。というよりごはんがもらえると、必死なのです。小さい声でごはんくれを話していたのが、いつの間にが轟音となり、そこらじゅうに響くようになったのです。

声を小さくするなどということは、まぁ躾という手法が効かない猫には、全くやりようが無く、ウェブなどの情報によりますと、鳴く前に先回りしてやれば、鳴かなくなりますよとのことですが、これが本当にどうしたものかと。

庭掃除をしていると、こうしてクリボーはずっと僕のそばにいます。見つからなよう静かにしててと言い聞かせはしていますが、、、

クリボーは100mくらい離れていても、僕がいると見えてなくても認識できるのです。なぜなら、その距離から、ワーワー鳴き出します。(遠くからクリボーの声が聞こえます。)
この猫の能力には驚くのですが、どうやらもっと距離があっても正確にわかるようなのです。

犬の話ではありますが、あるテレビ番組の実験で、僕の知り合いが出演してまして。東横線駅のホームを降り、家に向かう瞬間から、自宅の犬が反応することがわかっています。
自宅と駅のホームの距離は2Kmくらいでしょうか。当然、遮蔽物は多くあり、直接見ることは絶対に出来ません。
ホームを降りて、足を酒屋向けると犬は反応せず、自宅に向けると犬は帰ってくると反応したのだそうです。それは映像になっているとのこと。この話を聞いて、あぁーこれはあり得るなとクリボーを見て考えるのです。個体差ありますから、その検知出来る距離は様々でしょうが、こういう能力が犬猫にはあるのだろうと思います。

こうしてクリボーはうちの番をしています。そんなことをしなくても家に入れば安全なのに。。。

僕が家でシャッターを閉め、家の中を移動していても、どこにいるかがクリボーにはわかっています。そんな気配を感じることは猫にとっては普通のこと。

僕が身を隠そうが、クリボーにはバレてしまいます。が、とにかくクリボーが鳴かないようにと、思いつくことは実行しています。
まずは、ごはんが食べれる条件を覚えさせます。シャッターが閉まっていればごはんは出ないこと。いくら鳴いても覚えるまでは、ごはんは与えません。
これを続けています。その覚えさせる中で、大きな鳴き声は続きますので、やはり、クレームが入ってしまったということろでしょう。

今では、だいぶ静かになってきたと思います。にゃにゃにゃーと数回鳴けば、大体収まる感じです。まぁこれは雨が降ってたりすると、毛う数段大きい大声が出てはしまうのですが、、、。

生垣の下に穴を掘り、暖を取ります。

クリボーが先日、うちでごはんを食べているのをふと見ると、入り口を向いて食べているではありませんか。
あ、これまさか、と思っていると、食べ終わりそうになると、クリボーはウーウーと唸り始めます。
勝手口の外には誰もいませんが、クリボーは唸り続け、少しの間勝手口を見ていると、あのクリボーの喧嘩仲間。キジ白が顔を出しました。
あー、こいつが近くにいたかと、僕は腕を振り上げ威嚇するとサッといなくなりますが、しばらくすると再び帰ってきました。それでまたここはダメだと教えるとどこかに行ってしまいます。

クリボーにはその喧嘩仲間の行き先がわかるかのように、無人(猫)の路地をずっと睨みつけていました。猫たちは他猫も居場所も、視界に入っていなくてもわかるようです。

こんな感じでクリボーの喧嘩仲間は顔を出しました。

視界に入っていなくても、僕も、他猫もクリボーにはわかります。だから、クリボー1人でいるように見えても、クリボーには誰がどこにいるのかがわかるので、騒いだり、怯えたりするのです。静かにする前に声を発して、伝えようと必死なのかも知れません。

家猫修行時にクリボーが鳴き止まない理由も今だとわかるように思います。当時、うちの近所には10匹ほどのノラ子がいて、テリ争いも頻繁でした。それが家の中に閉じ込められると、安心する前に、動きが取れないケージにいて、敵がいつ迫ってくると不安が収まらなくなっていたのでしょう。

一年前のクリボーの動画(1歳過ぎ)を見ると、ぐっと子どもで、動きも何もかもが子どものようですが、今は大人になったなと感じますので、もうしばらくするとまた気が変わってきて、静かにならないのかなと思っています。猫が嫌いな人も世の中にはいて、その人たちに悪さされませんよう。またされなようにクリボーに静かにするよう、人間と共存できるよう僕は教え続けたいと思います。

クリボーが安心出来る日が来ますように。

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Hirolie  Matsumoto
サポート頂きました費用は、全て野良子たちに還元されます。日々の食事、健康管理のための医療費。人間の勝手から外で生きることを余儀なくされる彼らを少しでもサポートするよう活動しております。

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