マガジンのカバー画像

人類の『未来』をつくる、「脳」と「心」と「精神」のメカニズム

389
脳科学、心理学、精神医学――切り口は違うが、どれも「人の心のしくみを知る」学問だ。 精神活動や知的生産活動とは、突き詰めれば「約1000億個の生体回路とその100倍の数の接続点を…
運営しているクリエイター

2018年12月の記事一覧

「内気」も「緊張しい」もあなたのせいじゃなかった

「内気」も「緊張しい」もあなたのせいじゃなかった

最近、コーチングや心理学に触れるようになって、びっくりすることがいっぱいある。

何って、自分が今まで「なんでだろう?」と散々ひとりで悩んで苦しんできた不思議なことに、ちゃんと理由があることがわかったからだ。

例えば、わたしは人の輪のなかに入るのがものすごく苦手だし、4人以上になるとうまく話せなくなってウンウンと相槌ロボットになる。大人数の集まりに行くときはいつもドキドキしている。

それが、不

もっとみる
自分のことは、自分がいちばん理解できていないというお話。

自分のことは、自分がいちばん理解できていないというお話。

目のまえの人は、自分自身の鏡である。

今日はそんなお話をしてみようと思います。さて、説明の必要もなく、これを読んでいるあなたは鏡の存在を知っていますよね? 自分自身の顔や姿を正確に映し出すものであり、左右を逆にした形でこちらの世界が鏡に映りこみます。

いまではそこらじゅうに溢れていて誰もが普通に使っていますが、よくよく考えてみるとすごい道具だと思うのです。たいそう大げさな話ですが、人類の起源を

もっとみる
あなたを応援したくなる5つの要因とは? 進化心理学で考察

あなたを応援したくなる5つの要因とは? 進化心理学で考察

近頃「応援」とそれに類する言葉が非常に注目されている。評価、信頼、サポートなどキリがない。

esportsやスポーツ、アーティスト、クリエイター、アイドルといった個が立つ業界だけでなく、会社員であっても応援される時代となってきた。

応援されたい理由、応援されることのメリットはいくらでも思いつく。応援の経済圏で生きていけるなら、それはとても素敵なことだろう。だが、応援するにはきっかけや動機が必要

もっとみる
うまく生きられないという多様性

うまく生きられないという多様性

昔からどうも、生き方の器用な人を素直に好きになれない。
色々なことをそつなくこなすという意味での器用さ。
自分の持つルサンチマンとか、コンプレックスの裏返しだと思う。
だから器用な人に罪はない。
ちなみに、自分が器用なことに悩んでいる人は好きだ。
悩む必要のないところでぐるぐるしているから。

器用な(に見える)人は、思考の割り切りがうまいと思う。
これはやるべきこと、これは後回しでいい。
これは

もっとみる