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暑さでダウンする人の6つの特徴

アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏 より


暑い日が続くようですね☀️

今日は暑さでダウンする人の特徴から汗による体温の調節、汗と自律神経の関係性についてお伝えしたいと思います。

こんな人は暑くなる季節に体調を崩しやすいですね。


暑さでダウンする人の6つの特徴

  1. 汗をかきにくい
    周りの人が汗をかいていても自分だけは汗が出ない

  2. 体に熱がこもる
    暑く感じた時に汗は出にくいけど顔や手足に熱がこもった感じがする

  3. エアコンの風が苦手
    スーパーやコンビニに入ると寒く感じる
    エアコンの効いた部屋ではカーディガンや膝掛けが必須

  4. 気温が高い屋外に出た時にクラクラする
    頭が痛くなることもある

  5. 湯船やサウナに入ることが苦手
    すぐにのぼせてしまう

  6. 運動習慣がない(汗をかく機会が少ない)
    仕事でもプライベートでも

暑さでダウンする6つの特徴


これらの項目に当てはまる人は、急に気温が上がる時期に体調を崩してしまいやすいですね。

自律神経による体温調節が困難な人ですね。

暑くなると、熱がこもって「ほてり」の状態になってしまう。

ほてり

逆にエアコンで寒くなると、身体を縮めて硬くなり動けなくなる。

エアコン苦手

体温調節できる範囲が狭くなっている人ですね。


例えば、

  • Aさん:「24〜26℃」の範囲内だと過ごしやすく感じる。
    この範囲以上だと身体がほてってしまい辛くなる。
    この範囲以下だと何か服を重ね着しないと辛くなる。

  • Bさん:「20〜28℃」の範囲内だと過ごしやすく感じる。
    この範囲内であれば、それほど対策・対応!?しなくても活動に影響がない。

*このAさんBさんの違いが大きいことは想像つきますよね。
暑くなる季節に体調を崩してしまうのは、圧倒的にAさんですよねww。


暑熱順化

暑くなってくる時期において暑さに慣れることを「暑熱順化」って言いますね。
暑熱順化すると低い体温でも汗をかきやすくなり汗の量は増えます。さらに皮膚の血流も増加します。熱が逃げやすくなり体温の上昇は防ぎます

※ 汗(汗腺)は交感神経の働きによって出されていますね。


Bさんのような身体・自律神経にしていくためには以下のような対策が必要です。

暑さに体を慣らすための方法

  • 湯船・サウナなどに入って汗をかく
    汗腺の働きを促す効果あり
    ※ 心拍数や呼吸数が上がるわけではないため、交感神経の働きを全体的に押し上げる効果としては弱い。リラックスして副交感神経の働きを促す効果は期待できる

  • 生活習慣の中に汗をかく機会を作る
    ・掃除:掃除機をかける。お風呂掃除。
    ・歩く距離を伸ばす:駐車場から職場、駅から職場までの歩く道の工夫。
    ・ドライヤーで髪を乾かしながら、足の運動をする など

  • 運動習慣を作る
    やはり交感神経を全体的にスイッチを入れて全身に汗をかく運動は一番効果的です。最初から1時間の運動習慣を始めようとするとすぐに挫折しますからww、1分間でも良いので、心拍数の上がる運動を行なってみてください。
    ・足踏み
    ・踵を上げたり下げたり
    ・スクワット

    この3つのどれか(もしくは3つとも)を1分間やることから始めてみてください。1分やっただけでもやると息が切れるし、心拍数が上がる人が多いのではないでしょうか⭐️

1分だと汗をかくまではいかないとは思いますが、「0→1」が大事!
まずは、運動週間を開始することが大事!ですからね。


1分も時間取れない!っていう超多忙の人(皮肉です…ww)は、あきらめて入浴・サウナで対応してください🛀


入浴・サウナに入っている際の発汗と運動時の発汗は、自律神経の観点から考えると大きく異なります。

交感神経と副交感神経のメリハリを作った形で、自律神経を整えるためには、運動習慣が必要となります。

発汗機能を働かせるためには、入浴やサウナも効果的ですが、交感神経の働きは限定的で、むしろ副交感神経の働きが促されます。

ご自身の自律神経の状態やメンタル的な負担の度合いも考慮しながら、汗をかくための方法を選ぶと良いですね🍀


最後までお読みいただきありがとうございました。


アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏
より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
福のしま研究会
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