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三文小説(短編・掌編)

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#小説

【掌編】炭の香りと雨の音

この店に通うようになって2年はたっただろうか。もうあたしがいても不思議じゃなくなったのだと思う。

あんまり騒がしいのが好きじゃないから雨の日の暇なこの店と、暇そうに煙草をふかしている大将が好きだ。

決して綺麗でお洒落とは言えないこの店にあたしは一種の美学を感じている。馴染みの人々との取り留めのない会話は1人メンバーが変われば流れが変わる。同じ話の内容にはならない。

これはあたしが思う、うつく

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【短編】金のうんこをだす犬

私の家には犬がいる。

めちゃくちゃうんこをする。食べた量の倍はしてるように見える。

私はいつも、「あ、また気張ってる…」と眺めているだけだけど、お母さんは「あんた!またうんこして!一日何回したら気が済むの!」って言ってる。

犬は「なんか、すみません。でも出ちゃうから…」って顔してる。

そりゃそうだわな。自然の摂理だし、なんも恥じることなんかない。

うちにいる犬というのは犬のくせに愛嬌はな

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