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MIKASA|広島県②

前回の記事にて出会えた当ブランドの代名詞となる「地元素材」はMIKASA製ボール生地!この発想をかたちにして、どのようにブランド認知を図ろうと過ごしてきたか。今回はそんなお話をまとめようと思っています。

こんにちは、FUKUNARYフクナリーの田村です。いつもご覧くださりありがとうございます。この度も是非ゆっくり読んで頂ければ幸いです。

プロダクトを育てる

カラーインパクト抜群の FUKUNARY feat. MIKASA シリーズ。まずはやってきたことをご紹介してみようかと。結論からまとめてみると、以下にこんな感じ。

①商品を生み出す、つくる。
②作ったものを自分でつかう。感想を集める。
③ブラッシュアップしながら①~③をくり返す。
④ある程度の商品群になったところでポップアップで展示販売。
⑤同時にウェブショップ|HP を開設する。
⑥SNSで発信をしていく。
⑦大型展示会でお披露目
⑧直営ショップを構える

大きく括ると8つのことを繰り返しながら発信をしていきました。いまこうして並べてみると様々なことをやってきたなあ、と当時を振り返るだけで大量の汗が滴ってきます(笑) 

どこにいくにも相棒のバッグはバレーボール生地で作った「4WAYバッグ」を背負って。全国いろんなところに行きました。

一番ながく使っていたM021 4WAYバッグ / ブルー

もうちょっと細かく言うと、リサーチをアンケートで取ったり、プレスリリースを出したり、お客さんの意見を集めることや、メディア掲載を予算かけずに工夫することなどもやっていきました。

この頃はとにかくやってみて「肌感でどうだったかを感じて共有していく」をベースに動いてたぶん、費用対効果と向き合ったり、インサイトやアナリティクスを分析したりなど、振り返りがあまりできてなかったなあ、と思います。今はある程度できる範囲でやって共有をしてみています。

こんなふうになっていったのは2013の秋ごろから。あっちこっちいって色んな体験をして、大量に汗をかいた分毎日が新しい試みに包まれていて。ブランドも会社も自分自身も、非常に充実&成長を体験することができ、文字通り大変ではありましたが「大きく変わる」ということを実感できた期間。

(こちらについては結構長い活動まとめになるかと思いますので(笑)、詳しくは改めて別途「モノづくりをブランドに育てていく(仮)」的な投稿にまとめてみようと思います。)

ロケ地、広島です◎

そんな感じで、FUKUNARY feat. MIKASAだけではなく、違う個性を持つ素材の金襴緞子生地KUROGINのBLACK TAG尾道帆布を使ったWHITE TAGも同時にシリーズとして育てていきます。

どっち向きに育てる?

ボール生地で出来ることを「どっち向き」に表現していくか。当時のデザイナーの思考から「シティボーイが持つスポーツバッグ」というテーマを掲げスタートしたこの企画。ペルソナはだいたいこんな感じ。

                         * 広島市内で撮影したペルソナイメージ

それは都会の1ページ。
ちょっとだけ頑張って早起き。時間に余裕をもって朝を楽しみ、支度が出来たら自転車に乗って出掛ける。満員電車を利用せずクロスバイクに乗って通勤するお兄さん。ものにちょっとだけこだわり毎日使うものを少しだけ選んで使ってく。軽くてガシガシと使えてボール生地が持つ経年変化も楽しめて、濡れることも気にせずアクティブに過ごせる。

* 当初のFUKUNARY feat. MIKASAのコンセプト

当初はこう企画され、スポーツするひとにはもちろん気に入ってもらえると思っていましたが、バレーボールやバスケットをしない人たちにも、シーンを選ばずに使えるものを目指しました。

デザインによっては だいぶ大きい袋やバックパックがあったり。ファッションを引き立てるよう「シンプルながらインパクトあるカラーが魅力」というボール生地が持つ素敵な個性を活かした表現を繰り返しました。

いろんなアイテムを作ってお客さんに薦めて使ってもらって感想をもらって、結果をブラッシュアップしたり廃盤にしたりアップデートさせて再販したり。お客さんと製作したものと対話を繰り返して進めていく。

この形が「一緒に育ててくださっている」って感じることができて。作っていくことで変わっていくその姿をとても有難く感じています。

最近は「シティボーイが持つスポーツバッグ」というテーマから、ちょっと思考を離し、女性にも使いやすい製品も開発。初期衝動を残しながらも更に幅広くたくさんのひとに使ってもらいやすいようにと、その個性をより汎用を持ったイメージにシフトしています。

人気のバスケットボールシリーズ

バリエーション豊富なアイテムたち

バッグが主なブランドですが、お財布やステーショナリーなどお届けしているアイテムが色々あります。カテゴリーを大きく括ると
バッグはバックパック |トート/ハンドバッグ |ショルダーバッグ
小物類は 財布/カードケース |ポーチ/ペンケース 雑貨 の6種類。
*タップ・クリックしていただくとウェブショップをご覧いただけます◎

スマホ限定用とかゴルフ限定用みたいに、専門的につかうアイテムはあえて対象とせず、いろんな生活シーンや発想でつかえる暮らしの道具みたいに活用できることを大切にしながら作っています。

そうすると嬉しいことに用途と違う使い方をお客さんが教えてくれたりも◎バッグタグなんかいい例。バレー観戦のときに推しの選手さんの背番号を購入してサインしてもらったり、選手さんへの贈り物にしたり、と。お客さんがシーンに応じて色んな発想でご利用くださっています。

また「カラー展開で集めていく・逆に色を分けて集めていく利用ができることも楽しいっ!」って感想も。なるほど、同じ色で揃えていくのも良き、場面場面に応じて違うカラーで集めるのも良き◎そういうお求めの仕方もあるんだ!って感じさせてもらいました。

というわけでお客さんの声を基にして イマ使える暮らしの道具として、MIKASAボール生地をつかったアイテムを提案し続けています。

軽くて丈夫で水に強くて水拭きできる

長く使えるボールをお届けするMIKASAさんのボール生地。デザインや皮革にもこだわりポイントが盛りだくさん。そんなボールに使われる素材についてのご紹介させていただきます。

まずバレーボール。エンボス加工が施された生地は、発色が美しく柔らかい手触り。素材はランドセル背中部に使われる国産生地『クラリーノ』。耐水劣化性・耐久性・軽さが魅力の素材です。

バスケットボール(ブラウン) 誰もが触ったことのあるこの生地は『凸状のエンボス』によって手に張り付くような触り心地。本革より軽量な人工皮革でできていてコーデしやすく、男女ともに人気のカラーです。

どちらのボール素材も個性的な外観とカラーが魅力的で軽くて丈夫、雨や汚れに強い点において日常につかう素材としてうってつけ。特にびっくりするのはその軽さ!持ったこと無い人、ほんまに持ってみて欲しいんです!

ボールは厚めのゴムが内側に貼り付けてあって、空気の圧縮で弾むためその分の重量があるのですが、外側の表皮がこの素材たちなので大きいバッグを作ってもめっちゃ軽いわけです。

ただでさえ重たくなりがちなバッグ。ふくろそのものの重さは極力軽いものが良い。軽いだけなら別素材のものでもたくさんありますが、加えて丈夫ってところがボール素材ならではだなぁと感じています。

もちろん雑な使い方をすると擦れや摩耗はありますので、丁寧につかってほしいですが、多少ならしっかりガシガシいっちゃっても大丈夫です◎

こんなにもボール生地が日常的に使うことに向いているとは!そう感じていただけると思います。なのでぜひ生活に取り入れれるアイテムがあれば試しに使ってみて下さい。しっかりとした生地感を感じてもらえると思いますよ。

ご来店いただけるならばぜひ広島のほうへ。弊社スタッフが丁寧なご案内をいたしますのでご利用くださいませ◎

FUKUNARY feat. MIKASA 後の展開

そんな感じで新しい発想から生まれたボール生地プロダクト。こちらが生まれて以降、FUKUNARYは色んな出会いと出来事に恵まれていくこととなります。

いまこの記事を書いている間にも、新しい色や素材、縫製でできることを形にしようと様々な案件にとりくんでいます。

こちら以降のお話も記事でまとめて参ります◎
というわけでよりブランドへ親しみを持って頂けますように。
読んで下さりありがとうございました。引き続き更新をお楽しみに!

PROFILE
田村 篤史

広島出身、クリエイティブな活動が好き。FUKUNARYの創生から係わっています。作ることが好きで自宅アトリエにて彫金創作も行っています。その他、縫製、音楽、お絵かき、他には言葉を紡いだり。たくさんの学びを経て、やりたいことを素直に。全ての手仕事に尊敬をこめて。

Twitter >> @fukunary 
Instagram >> @fukunary

WEB SHOP >> FUKUNARY
       FUKUNARY feat. MIKASA

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