(有)Fujiyasu 公式note

心理カウンセラー&対話トレーナー 藤田隆志のnoteです。カウンセリングの技術…

(有)Fujiyasu 公式note

心理カウンセラー&対話トレーナー 藤田隆志のnoteです。カウンセリングの技術を用いて、個別カウンセリング(傾聴をメインとしたセッション)と、企業に向けて社員さんに「働きがい」(幸せの一つ)を感じてもらうためにどんな対話をすればいいかの研修やトレーニングをしております。

最近の記事

そりゃ無理やろ、の伝え方。

今日は、実現出来そうもない案、会社として実行するには無理がある提案を受けた時の対処法について書きます。100%これが正しいということはないので、参考にして自分流にアレンジして伝えるようにしてください。 ❶理解を伝える ❷感謝を伝える ❸提案された解決案の優先順位をつける ❹受け入れがたい提案にNoと言う  ❺合意と実行の約束 ❶理解を伝える:どんなに不可能と思える案でも、アイデアを良く聴き、背景や理由も含めて理解したことを伝える。同意は出来なくても「そんな案を考え

    • 断れない時の対処法

      今日は「断れない」という状況で苦悩がある時、そのネガティブ感情を少しだけ軽くする方法を書きます。みなさんも「断れない」状況を経験したこと、あると思います。で、それで無駄な時間を過ごしてしまったとか、他のことがおろそかになってしまった、ということもあったかと思います。 断りたい。でもそう簡単に断ることは出来ない。 そういう時は「一部受け入れる」「条件付きで受け入れる」提案をするのがいいです。 ・たとえば、残業してほしいとお願いされた時、断るのが難しいなら「1時間だけなら大

      • リフレーミングやってみよう。

        心理学におけるリフレーミング(Reframing)は、特定の状況や経験に対する見方や認識を変えることで、感情や行動の反応をより肯定的なものにする技法です。このトレーニングは、個人が否定的な思考パターンを認識し、それを肯定的なものに変える手助けをします。 リフレーミングトレーニング(リフトレ)の1例 ステップ1):否定的な考えや感情の認識 まず、否定的な思考や感情を認識することが重要です。以下の質問を用いて、日常の中で感じる否定的な考えや感情をリストアップします。 最近

        • リフレーミングで勇気の出やすい言葉をチョイスしよう。

          今回もリフトレ(リフレーミングトレーニング)です。 私はダメな人間なんだ・・・。 このような考えが自分の頭の中にあるとします。実はこれは自分の頭が作り出した思考を自分の心に訴えかける言葉でもあります。このようなネガティブ思考がなぜ生まれるかというと、自分を苦しめようとしているのではなく、これ以上自分が傷つかないようにするための防衛のための思考なのです。 もう一度チャレンジしてその時の失敗の辛さを経験したくないから、「私はダメな人間なんだ」という思考を作り、行動を制限しま

        そりゃ無理やろ、の伝え方。

          私は知らない。分からない。

          今日は、「カウンセリングの歴史から考えるリーダーとメンバーの対話」について書きます。 精神科医のフロイトが基礎を築いた、いわゆる「昔」は、聴き手であるカウンセラーだけが専門家であり、相談をする話し手側は、知識のない素人として扱われてきました。そのため、話し手側が話した内容をカウンセラーが専門知識に基づいて解釈し、それを患者である話し手側に教育するのが治療スタイルでした。 ですが、それでは治療効果が低いことが分かってきました。そのような事実や新たな研究者たちの登場で、現代の

          私は知らない。分からない。

          お酒の減らし方。睡眠質の上げ方。

          今日は心理学的お酒の減らし方、睡眠の質の上げ方をシェアします。 一日の幸福度は「幸せ収集力」で決まります。例えば10個の出来事があったとして、9個は幸せを感じれるものとします。ですが、そうではない1個に注目(囚われて)そこしか見ないと自分は不幸せなんだと思ってしまいます。もちろん物事には裏表ありますので明確に9:1に分けることは出来ませんが、とネガティブな面しか見ていないとやはり心身は疲労していきます。 ・忙しい ・一つのことが頭から離れない ・何かしら問題を抱えてお

          お酒の減らし方。睡眠質の上げ方。

          「良い対話」と業績の関係性

          心理カウンセリングと対話トレーナーをしている藤田です。 今日は「良い対話」と「業績」の関係についてシェアします。対話が良くなると「何が」いい方向に進むから生産性アップにつながるかを説明します。 これもっと早く書いておいた方が良かったなと反省しながら書きます笑 1. 明確なコミュニケーション ■誤解の防止: 質の良い対話により、指示や情報の伝達が明確になり、誤解やミスコミュニケーションが減少します。これにより、業務の手戻りや修正作業が減り、効率が向上します。 ■期待の

          「良い対話」と業績の関係性

          うつ病の人に言ってはいけない言葉

          今日は、記事で見た「うつ病の人に言ってはいけない、逆効果になってしまう言葉」をシェアします。 (※プロフ画像は、こんな対応を心掛けてほしいという象徴的なものを選ばせていただきました) これはうつ病が疑われる場合は特にそうですが、人と接するときには意識をしていてほしい使ってはいけない言葉でもあります。 うつ病の人には言葉の選び方が大切です。例えば、「何してるの?」とか「まだなの?」という言葉は過敏になりやすいです。だからうつの人に寄り添うには、配慮が必要です。 ①うつを軽

          うつ病の人に言ってはいけない言葉

          4人のジブン

          昔二人組にヒッチハイクをされたことがあって、可能な限り送ってあげたことがあるのですが、Facebook友達になってよくみるとなかなかの強者でした。そのうち一人が京都大学で心理学を学んでいて、おそらく今は独立しています。その子が昔言ってたことが面白いので、簡単ですが紹介します。 人は、誰もが4人のジブンを持っています。 男の子 女の子 男性 女性 こんな感じです。 男の子:冒険 好奇心旺盛でとにかく人の目をはばからず、やってみたい、見てみたいという感情のままに突

          対話のキャッチボール

          今日はリーダーとメンバー(上司と部下/経営者と社員)の対話の例えをします。コミュニケーションはよく「キャッチボール」に例えられますが、リーダーとメンバーのキャッチーボールは 1階と2階でキャッチボールをしているようなものです。立場が大きく違うのなら、1階と5階でしているようなものです。 上から投げたボールは軽くなげたつもりでも、球威が強くなりめっちゃ重い球となります。一つ一つが響く感じです。また、しっかりコントロールして投げないと重く速いため取ることが難しいです。 逆に

          対話のキャッチボール

          反省の教訓化の大切さ

          今日は次のようなことについて書きます。 【反省の教訓化の大切さ】 たとえば、リーダーと上手くいかずギクシャクした経験があるとします。今はいいコミュニケーションが出来ていますが、かつてはそんなことがありました。 このような場合、同じような状況にはなりたくないはずなので、この経験は、イメージとしては反省より「教訓」とした方が次につながるとボクは思っています。 あの時は上手くいかなかった。次はちゃんとしよう、なとという漠然とした反省ではまた繰り返すことになります。なので

          反省の教訓化の大切さ

          データから考える。

          今日はあるデータの結果をお伝えします。ある方が1000人程度のアンケートを取った結果です。 Q人前で話すのが得意ですか? 得意 17.8% 苦手 82.2% Q自己肯定感は高いですか? 高い 26.2% 低い 73.8% という結果が出ています。つまり人前で話すのが苦手な人、自己肯定感が低い人、が圧倒的多数派なんです。だからことさらに自分を卑下することはありません。だって多数派なんですから。 また、こんなデータもあります。 Q人前で話すのが得意ですか? 得

          データから考える。

          PREP法という伝え方

          自分が言いたいことが上手くいけない、話がとっちらけてしまう。そんなことを思ったことはないですか?ボクは最近はロジカルかつ端的に話せてるかなと思いますが、昔は酷かったような気がします。 そんな昔のボクに向けて、今日は「伝えたいことを端的に伝える手法」について書きます。それはPREP法と言います。 P:point(ポイント・要点)を最初に述べる R:Reason(理由)を次に述べる E:example(事例)を具体的に述べる P:point(ポイント・まとめ)を最後にも

          PREP法という伝え方

          断れないメンバーに対しての声掛け

          あるメンバーが、頼まれると断れない性格で、常に忙しくバタバタしています。そんな時リーダーであるあなたはこのメンバーを気遣い、声をかけます。 ・「断ることは自分のためでもあるんだよ」 断らないと自分がパンクしてしまうよ。だから断るのは自分のためなんだよ。という意味でこんな言葉を伝えたとします。ですが、このメンバーは信条として、仕事において多少自分を犠牲にするのは仕方ないとか、我慢すれば大丈夫と、最終的にはそんな判断をして断らないことが多いです。だから「自分のために」という言

          断れないメンバーに対しての声掛け

          カウンセリングにおける「質問」

          今日は、めちゃくちゃシンプルですが、かなり合理的かつ分かりやすい「質問」を伝授します。基本はカウンセリングの時に使うものですが、1on1ミーティングでもかなり有効なので参考にしてください。 伝授と書きましたが、至極当たり前のことで、誰もが知っていることです。その質問とは ①今までの行動と気持ちを訊く ②今の行動と気持ちを訊く ③今後の行動と、それをするとどんな気持ちになるかを訊く 3点です。「訊く」としているのはこの文字に質問するという意味があるからです。この3点を

          カウンセリングにおける「質問」

          カウンセリングをもっと身近に

          カウンセリングというものが少しずつ身近になり、積極的に利用されている一方で、まだまだ職場内で受け入れられていないのが現状です。 カウンセリングがマイナスイメージを持つことの一つに、カウンセリングを受けること=心の病気(精神病)という間違った認識が根強くあるからだと感じます。だから、 カウンセリングを受けるようじゃダメだ。 こんなところに来ているのを知られたくない。 そもそもカウンセリングを受けるようになってしまった自分がみじめだ。 とおっしゃられる方がいますし、潜在

          カウンセリングをもっと身近に