(有)Fujiyasu 公式note

心理カウンセラー&対話トレーナー 藤田隆志のnoteです。カウンセリングの技術…

(有)Fujiyasu 公式note

心理カウンセラー&対話トレーナー 藤田隆志のnoteです。カウンセリングの技術を用いて、個別カウンセリング(傾聴をメインとしたセッション)と、企業に向けて社員さんに「働きがい」(幸せの一つ)を感じてもらうためにどんな対話をすればいいかの研修やトレーニングをしております。

最近の記事

「良い対話」と業績の関係性

心理カウンセリングと対話トレーナーをしている藤田です。 今日は「良い対話」と「業績」の関係についてシェアします。対話が良くなると「何が」いい方向に進むから生産性アップにつながるかを説明します。 これもっと早く書いておいた方が良かったなと反省しながら書きます笑 1. 明確なコミュニケーション ■誤解の防止: 質の良い対話により、指示や情報の伝達が明確になり、誤解やミスコミュニケーションが減少します。これにより、業務の手戻りや修正作業が減り、効率が向上します。 ■期待の

    • うつ病の人に言ってはいけない言葉

      今日は、記事で見た「うつ病の人に言ってはいけない、逆効果になってしまう言葉」をシェアします。 (※プロフ画像は、こんな対応を心掛けてほしいという象徴的なものを選ばせていただきました) これはうつ病が疑われる場合は特にそうですが、人と接するときには意識をしていてほしい使ってはいけない言葉でもあります。 うつ病の人には言葉の選び方が大切です。例えば、「何してるの?」とか「まだなの?」という言葉は過敏になりやすいです。だからうつの人に寄り添うには、配慮が必要です。 ①うつを軽

      • 4人のジブン

        昔二人組にヒッチハイクをされたことがあって、可能な限り送ってあげたことがあるのですが、Facebook友達になってよくみるとなかなかの強者でした。そのうち一人が京都大学で心理学を学んでいて、おそらく今は独立しています。その子が昔言ってたことが面白いので、簡単ですが紹介します。 人は、誰もが4人のジブンを持っています。 男の子 女の子 男性 女性 こんな感じです。 男の子:冒険 好奇心旺盛でとにかく人の目をはばからず、やってみたい、見てみたいという感情のままに突

        • 対話のキャッチボール

          今日はリーダーとメンバー(上司と部下/経営者と社員)の対話の例えをします。コミュニケーションはよく「キャッチボール」に例えられますが、リーダーとメンバーのキャッチーボールは 1階と2階でキャッチボールをしているようなものです。立場が大きく違うのなら、1階と5階でしているようなものです。 上から投げたボールは軽くなげたつもりでも、球威が強くなりめっちゃ重い球となります。一つ一つが響く感じです。また、しっかりコントロールして投げないと重く速いため取ることが難しいです。 逆に

        「良い対話」と業績の関係性

          反省の教訓化の大切さ

          今日は次のようなことについて書きます。 【反省の教訓化の大切さ】 たとえば、リーダーと上手くいかずギクシャクした経験があるとします。今はいいコミュニケーションが出来ていますが、かつてはそんなことがありました。 このような場合、同じような状況にはなりたくないはずなので、この経験は、イメージとしては反省より「教訓」とした方が次につながるとボクは思っています。 あの時は上手くいかなかった。次はちゃんとしよう、なとという漠然とした反省ではまた繰り返すことになります。なので

          反省の教訓化の大切さ

          データから考える。

          今日はあるデータの結果をお伝えします。ある方が1000人程度のアンケートを取った結果です。 Q人前で話すのが得意ですか? 得意 17.8% 苦手 82.2% Q自己肯定感は高いですか? 高い 26.2% 低い 73.8% という結果が出ています。つまり人前で話すのが苦手な人、自己肯定感が低い人、が圧倒的多数派なんです。だからことさらに自分を卑下することはありません。だって多数派なんですから。 また、こんなデータもあります。 Q人前で話すのが得意ですか? 得

          データから考える。

          PREP法という伝え方

          自分が言いたいことが上手くいけない、話がとっちらけてしまう。そんなことを思ったことはないですか?ボクは最近はロジカルかつ端的に話せてるかなと思いますが、昔は酷かったような気がします。 そんな昔のボクに向けて、今日は「伝えたいことを端的に伝える手法」について書きます。それはPREP法と言います。 P:point(ポイント・要点)を最初に述べる R:Reason(理由)を次に述べる E:example(事例)を具体的に述べる P:point(ポイント・まとめ)を最後にも

          PREP法という伝え方

          断れないメンバーに対しての声掛け

          あるメンバーが、頼まれると断れない性格で、常に忙しくバタバタしています。そんな時リーダーであるあなたはこのメンバーを気遣い、声をかけます。 ・「断ることは自分のためでもあるんだよ」 断らないと自分がパンクしてしまうよ。だから断るのは自分のためなんだよ。という意味でこんな言葉を伝えたとします。ですが、このメンバーは信条として、仕事において多少自分を犠牲にするのは仕方ないとか、我慢すれば大丈夫と、最終的にはそんな判断をして断らないことが多いです。だから「自分のために」という言

          断れないメンバーに対しての声掛け

          カウンセリングにおける「質問」

          今日は、めちゃくちゃシンプルですが、かなり合理的かつ分かりやすい「質問」を伝授します。基本はカウンセリングの時に使うものですが、1on1ミーティングでもかなり有効なので参考にしてください。 伝授と書きましたが、至極当たり前のことで、誰もが知っていることです。その質問とは ①今までの行動と気持ちを訊く ②今の行動と気持ちを訊く ③今後の行動と、それをするとどんな気持ちになるかを訊く 3点です。「訊く」としているのはこの文字に質問するという意味があるからです。この3点を

          カウンセリングにおける「質問」

          カウンセリングをもっと身近に

          カウンセリングというものが少しずつ身近になり、積極的に利用されている一方で、まだまだ職場内で受け入れられていないのが現状です。 カウンセリングがマイナスイメージを持つことの一つに、カウンセリングを受けること=心の病気(精神病)という間違った認識が根強くあるからだと感じます。だから、 カウンセリングを受けるようじゃダメだ。 こんなところに来ているのを知られたくない。 そもそもカウンセリングを受けるようになってしまった自分がみじめだ。 とおっしゃられる方がいますし、潜在

          カウンセリングをもっと身近に

          声かけの技術

          今日は声かけについて書きます。メンバーがミスをして取引先を怒らせてしまったケースです。メンバーが取引先に出向き、謝罪と今後の対応を話して会社に帰ってきました。リーダーであるあなたはまずなんと声をかけますか? A「お客様は大丈夫だった?」 B「大変だったな。まずはコーヒーでも飲まないか」 正解はありません。 が、ボクはこのケースならお客さまのことを優先するより、まずはメンバーのことを気遣うことが先決だと思います。そして対話しながらメンバーの思考や気持ちを理解し、支える。

          コーピングクエスチョン

          今日は「コーピングクエスチョン」というものについてシェアします。コーピングとはストレスに対する意識的な行動のことで、コーピングクエスチョンとは、その行動を促すための質問ということです。たとえば今メンタルが整っていない人への質問として 「今のつらい状況をどうやって乗り越えてきたんですか?」 という質問がコーピングクエスチョンにあたります。自分の心の奥底にある「希望」を見出したり気づいてもらうための質問です。その大切な「希望」が見つかったらそれを中心に話をしていったりします。

          コーピングクエスチョン

          マインドさん(囚われ思考)

          今日は人の心にあるマインドを書き出してみます。自分にとっての常識・正しさですね。自分もこの傾向があるかも、と内観しながらチェックしてみてください。 感情的になってはいけない 失敗は許されない 完璧でなくてはいけない 他者に勝つためには強くあらねばならない 成功するためにはやりたいことを我慢しなければならない 他者から受け入れられ、評価されなければ価値はない うまくいってる自分だけ価値がある 特別でなければ意味がない 人の役に立ち、喜ばせなければいけない ポ

          マインドさん(囚われ思考)

          2つの成長

          今日は成長について書きます。成長は主に二つに分けれます。それは技術的成長と精神的成長です。 技術的成長:業務をもっと出来るようになりたい、このスキルをもっと伸ばしたいなのです。成長の多くは ・出来ないことが出来るようになる ・もっとうまく出来るようになる が主なことです。基本、リーダー的立場の人は「ティーチング」でその成長を支えていくことになります。 精神的成長:「出来るようになりたいことが上手く出来ない」といった状態の時に生まれるのが精神的成長の典型です。忍耐力、

          深い、本物の傾聴

          「個の尊重」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?何をすれば個を尊重したと思う(思われる)でしょうか?ボクはこれに関して即出てくるのはやはり「傾聴」です。カウンセリングの原点といっても過言ではない、受容、共感、一致が出来ているかどうか。これに尽きると思っています。 受容:相手のいわんとしていることを良い悪いで評価せず、ただそのままに受け止めていく 共感:相手が語ることを、もし私がこの人で、この人と同じ価値観、考え方をしているならばと想像して、その人自身になったかのように内側

          深い、本物の傾聴

          「論理の飛躍」について

          今日も相変わらずの花粉症です。特に目がしょぼしょぼです。 今日は「論理の飛躍」について書きます。認知の歪みといわれるものの一つですね。 自分が望むものを手に入れるのは難しく、実際に何度も失敗している。ということはあると思います。多くの場合それは真実で、経験ない人はいないはずです。 ですが、この思考から「決して自分の望むものを手に入れることはできない」と考えるのは論理の飛躍であり、真実ではありません。はじめの判断ととこの思考は論理的にはつながらないんですよね。 難しい=

          「論理の飛躍」について