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体重減量活動で感じたこと(続)

先週は、水曜~金曜まで3日間、郵便受けまで歩いた以外、家から全く外に出ませんでした。すべてオンラインでの仕事だったためです。食事もあまりしなかったのですが、歩くことさえほとんどしていないため、身体もよくわからない感覚になっていました。体重が増えたかもと思いながら、一週間ぶりに体重計に乗ってみたところ、700グラム減っていました。

昨年後半から注力し始めた体重減量の取り組みが成果を上げ、4か月間で約12キロ減量できたという話を、昨年12月の投稿で取り上げました。そこからさらに2か月で4キロ減り、6か月で16キロ減となって、ついに目標体重に達することができた次第です。
https://note.com/fujimotomasao/n/n466a29e118c9

半年前の時と比べて、体重計の数値で十の位が2つ低くなっているのを見ると、なんとも爽快ですね~。5年前から師事しているカイロプラクティック施術士から、これ以上減量すると筋肉バランスを崩して危ないから、止めたほうがよいと言われています。目標達成したので減量は終了し、次は筋肉強化のステップに進みます。緊急事態宣言解除後、トレーナーに指導を仰いで取り組もうと思っています。

体重増減は、結局のところ足し算と引き算の結果です。足し算=食べる量、引き算=運動量。体重を減らそうと思ったら、食べる量を減らすか、運動量を増やすか、両方同時に取り組むかのいずれかです。自分には両方は難しいと思ったので、運動量は多めに歩くということで最低限を確保し、徹底的に食べる量の管理にフォーカスしました。

ちなみに、飲酒自体が体重を直接増やすわけではないようですが、食べながら飲むと食べたものの消化を不十分にしてしまう関係で、太りやすいようです(医学的な正確性は保証できませんので、関心ある方は別途確実に調べてくだされば幸いです)。すなわち、私が取り組んだのは、食べない、飲まない(飲酒はしない、水はたくさん飲む)です。ただし、プロテインは十分に補充しました。

振り返ってみると、1日あたり約100グラムずつの減量です(0.1×30日×約6か月間≒約16キロ)。本当に、わずかな量・取り組みの積み重ねの結果だと実感します。

どなたから聞いたのか忘れましたが、「角度2度の進歩を目指した取り組み」という言葉が印象に残っていて、何か新しいことを始める際にはよくこの言葉を思い浮かべます。よい取り組みは、それをやることで角度にして2度ほど上に向かうことができるイメージをもって、根気よく続けることだ大切だという示唆です。歩いている道が2度だけ上に向かっていても、あるかないか分からない程度の傾きです。しかし、2度の傾きのままずっと歩き続いていくと、気が付いたら角度なしの道に比べてずいぶんと上方に上っていくことができているというわけです。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあります。
その意味について、「好きな事にはおのずと熱中できるから、上達が早いものだ。」と、コトバンクでは説明されています。しかし、上達のポイントになるのは「好き」自体よりも、むしろ「継続」のほうにあるのが本質ではないかと私は考えます。すなわち、下記の図式です。

何かが好き→好きだから熱中して、その何かに「継続」して取り組む→「継続」するから知識・技能が身につく→知識・技能が身につくので、その何かが上達し成果を上げる

つまりは、好きでなくても継続して取り組めば上達して成果が出るだろうということです。今回の件も、「食べない、飲まない」という行動が別に好きではありませんが、継続するうちにその意味と効果を実感し、やり方を身に着けて、角度2度ずつの傾きを続けて大きな高みに至った、というわけです。

ちなみに、上記の例を逆に考えて企業活動に当てはめると、売上増と費用削減の構図が見て取れます。すなわち、体重に見立てた企業としての重みを増やしていきたいなら、足し算・引き算した結果のプラスの値(利益)を増やさなければなりません。つまりは、売上を増やすか、費用を減らすか、その両方です。

その上で、費用を減らすのは限界がありますので、いずれは売上増に目を向けなければならないわけです。売上増の実現には、1度の販売機会に高い金額で売るか、たくさんの販売機会をつくるかのどちらかです。

とてもシンプルですが、多くの人は継続徹底できずダイエットを途中であきらめます(以前の私もそうでした)。事業で利益を増やすための行動の継続徹底も同様でしょう。このことは、物事を継続できる風土をつくれていれば、それだけで個人も組織も競争優位になり得るということだと思います。

<まとめ>
角度2度の取り組みを継続する。 


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