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#記事紹介
マーケティングは買ってくれる人を探す行為ではありません。本当に必要としている人に、必要としているものを、入手できる方法で届けることです。[事業編 #32]
ドラッカー教授は、東洋では、さらに早くからマーケティングが起こっていたと指摘しました。
1650年ごろの日本、三井家の始祖である伊勢商人、三井高利がおそらく世界初の百貨店である呉服屋三越を開業したときのことです。当時の呉服屋は反物単位で販売していたところ、顧客の現実に即して必要な分だけ購入できる「切り売り」を始め、江戸の市民に大変喜ばれました。(中略)
ドラッカー教授は、この事実をもって、マーケテ
モノ・サービスの重要度・大切度合いを高めることが独自性を生む、と思うのです。[事業編 #20]
市場にとっては、いかなる製品、いかなる企業も重要な存在ではない。最も価値があり、最も望まれている製品でさえ、多様な製品、サービス、満足の一部にすぎない。
『創造する経営者』第Ⅰ部 事業の何たるかを理解する
第6章 顧客が事業である p123より
いろんなメーカーさんが、一つの商品を他社との差別化を目指して新商品やリモデルを続けていらっしゃいます。
そんな商品を、例えば100円ショップなど、より
売れない理由は、あなたが売りたい理由で売っているからです。売れている理由は、顧客の合理性に適合しているからです。[事業編 #19]
顧客は合理的である。不合理であると考えるのは危険である。(中略)顧客の合理性に適応すること、あるいは顧客の合理性を変えようとすることが、メーカーや供給者の仕事である。そのためにはまず、顧客の合理性を理解しそれを尊重しなければならない。
『創造する経営者』第Ⅰ部 事業の何たるかを理解する
第6章 顧客が事業である p122より
良い商品なのに、顧客に手に取ってもらえない……。
「良い商品なんだか
顧客利用者満足度アンケート、信じたくなりますが、本当の顧客の姿を現しているモノなのでしょうか?[事業編 #18]
顧客や市場について、企業が知っていることと考えていることは、正しいことよりも間違っていることのほうが多い。顧客と市場を知っているのはただ一人、顧客本人である。
『創造する経営者』第Ⅰ部 事業の何たるかを理解する
第3章 利益と資源、その見通し p43より
顧客自身のことを知っているのは、顧客自身です。
顧客が描く理想の未来を知っているのは、顧客自身です。
顧客が目指す理想の未来に近づくために、
あなたが見ていることは、外部から見ているものと同じでしょうか? 自分の見たいように見ているものではないですか?[事業編 #17]
市場の現実からいえることは一つだけである。すなわち、事業にとって重要なことは、顧客の現実の世界、すなわちメーカーやその製品がかろうじて存在を許されるにすぎない外部の現実の世界を知ることだということである。
『創造する経営者』第Ⅰ部 事業の何たるかを理解する
第6章 顧客が事業である p129より
市場の現実を見るとき、「企業目線」で見ていますか? 「顧客目線」で見ていますか?
大切なところなの
事例から未来を読んでみましょう!! 組織をとりまく環境を知ることは、未来を読む能力を授けてくれます[事業編 #6]
第一次世界大戦後のイギリスでは、ホワイトカラーが増加し、中産階級と呼ばれる層が増えてくるところでした。また、大戦中の労働不足から女性の職場進出が進み、戦後、家庭に戻ったにもかかわらず、価値観が変化していました。その結果、品質とセンスがよく、しかも低価格な商品を購入する層が大量に生まれました。
【物語で学ぶ マークス・アンド・スペンサー物語ー事業は現実と合致しているか】
1901年創業のイギリス