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事例から未来を読んでみましょう!! 組織をとりまく環境を知ることは、未来を読む能力を授けてくれます[事業編 #6]

第一次世界大戦後のイギリスでは、ホワイトカラーが増加し、中産階級と呼ばれる層が増えてくるところでした。また、大戦中の労働不足から女性の職場進出が進み、戦後、家庭に戻ったにもかかわらず、価値観が変化していました。その結果、品質とセンスがよく、しかも低価格な商品を購入する層が大量に生まれました。

【物語で学ぶ マークス・アンド・スペンサー物語ー事業は現実と合致しているか】


1901年創業のイギリス 老舗デパート「マークス・アンド・スペンサー(M&S)」の事例です。
この記事を書こうとして初めて調べてみました。
記事を拝借(≧▽≦)

高級スーパーとして紹介していた記事もありましたよ♪
販売の方法としては、デパートからコンビニまで幅広く手掛けているそうです。
プライベートブランド戦略って、もう100年以上も続いているんですね。
イギリスの今を知るなら、M&Sに行けばよさそうです(*'ω'*)

ドラッカー先生は、事例から失敗しないパターンを見つけ出す名手です。
東北楽天ゴールデンイーグルスの名誉監督、野村克也氏の座右の銘
【勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし】
(肥前国第9代平戸藩主 松浦清(後の松浦静山)の言葉)
も同じことを言っていると思います。
チャンスをつかめた、時代の波に乗れた、といった不思議な流れで得られたものは再現性がありません。
でも失敗するには、失敗する方法を実行していた、という明確な理由があるので再現性が高いんですよね。

第一次世界大戦後のイギリスだからこそ、M&Sのプライベートブランド戦略はうまくいったのでしょう。
でも、今の日本で新しいことを始めるときに同じ戦略でいいのでしょうか?
所有よりも体験にお金をかける人たちが多くなり、固定の住まいではなくサブスクで全国の住まいを自由に転々とできるサービスまで始まっています。
この先、今以上にアウトドアグッズの需要が増えるのかな、とか、自然へのインパクトを減らすサービスが伸びていくのかな、とか想像しています。

漫画の世界もキャンプをテーマにしたものに目が行くようになりました。
我が家の本棚の半分(パートナーの分)は山にまつわるものです。
でもわたしは超インドア派(-_-;)
快適さを追求したい!! という欲求はありますが、地球へのインパクトはできるだけ小さくしたい、とは感じています。
「来た時よりも美しく」
人生でいうならば、生まれた時より美しく。
人との出会いの中であれば、出会う前より心地よく、という感じでしょうか。
今この瞬間も、新しい命が地球上に来てくれています。
彼ら彼女らのために、わたしが生まれた時よりきれいな地球を渡したい、そんな気持ちは持っています。
せっかくそう思っているのだから、行動も伴わせないと、ですよね!!


とはいえ……わたしはまだまだ所有欲のかたまりです(;^_^A
買うならこんなところから買いたいな、と思っています。
D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方』 (ナガオカケンメイ 著 美術出版社)
「快適」という言葉は、人それぞれの意味を持っていると思いますが、作り手が提供したい「快適」を体感できるお店です。
良い技術は将来をも救うと思うのです。
長く続く技術は、あるものを活かすモノづくりをしているイメージがあって、地球に対するインパクトも小さいんじゃないのかな、と考えています。
でも、いくら良いものでも、伝わらなければ使ってもらえない。
伝える力は事業の未来をも変えてしまいます。
GAFAのように世界も動かす大きな潮流を目指すのではなく、ポコポコと湧き出る小さな湧き水の気泡のような働きができれば、山の機能や石の力、水に住む動物や植物の力を借りて、いつか大きな影響を及ぼす一助になると思うんです。
助け合いがいっぱい詰まったモノを提供できるようになりたいものです♪


資本主義を念頭に、GDPを念頭に行動していけば、地球に対する残念なインパクトは大きいだろう、とわたしは考えています。
うまく言葉にできないのですが、SDGsも、資本主義に首根っこを摑まえられているような、そんなイメージがあります。
世界で最も裕福な26人が、世界人口のうち所得の低い半数に当たる38億人の総資産と同額の富を握っているそうですよ。
資本は資本を生み出すので、資本をもっている人のところに集まります。
資本を所有していない人は、将来多くの資本を所有することが難しくなります。
親の収入が子どもの教育の質を決め、教育の質が子どもの未来を決めるといわれていますから、資本主義を推し進める以上、この先格差は広がることはあっても埋まることはないのでしょう。
だからこそ、組織をとりまく環境を将来性も含めて見通し、どんな社会問題を解決するかを、勇気をもって決めることがより強く求められる社会になっていくんだろうな、と考えています。
あなたの生みだす事業が、子どもたちの未来をつくります。

子どもたち世代にどんな地球を託しますか?
今の環境と未来の環境はどのようにつながっていますか?
そのために読まなければいけない統計などのデータは何ですか?
そのために何が課題だと思いますか?
その課題解決のためにどんな行動が必要でしょう?
行動のために必要なものは何ですか?


実践するドラッカー【事業編】』 
PART1 理論編 chapter1 事業とは何か p12 #6


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サークル始めました♪
事業編を書いていると、『5つの質問』読書会やりたい!! って思うんです♪
新しいことを始めたり、今やっていることをもっと成長させたり、変化を手に入れる準備、お手伝いできると思うんです(#^^#)


実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

【事業編】は、時間軸を意識し、自らを変革させていく姿勢と方法を習得するため、自らの事業を明確に定義するための補助線として書かれています。

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