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貴重な人間になるには

さて、私は貴重な人間だと思いたいのですが、特に貴重な人間ではありません。

これといってすごいスキルはありませんし、すごい功績を残してきたわけでもありません。

まあ、いたって平凡な人間です。

麻雀牌で言うとほぼ安牌の「北(ペイ)」か「西(シャー)」です。

そんなペイシャーの私は、いま必死に貴重な人間になれるようもがき倒しています(情けないのは分かってますのでわざわざ言ってきたら張り倒します)。

じゃあどうやったら普通(極)の私でも貴重な人間になれるのか、1つ学んだことを共有します。

※普通(極)のエピソードはこちら

居場所はいくつあるか

さて人間は誰しも1つぐらいは居場所を持っています。

家族グループや友達グループ、仕事グループや趣味グループなど、人によってはいくつものグループに所属している場合もあります。

また細かく見てみると、趣味の中でも釣りグループもあれば、キャンプ、サウナ、読書、映画、モンハン、スマブラなどなどいろんなグループ(コミュニティ)が存在します。

・家族
・仕事
・中学校からの友人
・高校からの友人
・大学からの友人
・サウナ仲間
・サッカー仲間

などなど、多種多様な人間と関わっている人も多いはずです。

居場所が多いとその分、普段の生活で寂しく感じることが少なかったり、困ったときに助けてもらえたりもします。

ただ今回は「友達が多いと助けたり助けられたりして人間は成長していく」なんて浮ついた話をしたいわけではありません。

じゃあこの居場所の数が「貴重な人間」とどう関係するか。

それは、『構造的空隙』という概念で説明ができます。

構造的空隙とはなにか

なんだかややこしい5文字で、宿儺の領域展開『伏魔御厨子(ふくまみずし)』ぐらいの難しさがありますね。

まあ、たまには知識でも付けて賢くなりましょう。

構造的空隙(たぶん読み方は、「こうぞうてきくうげき」です)とは、グループとグループに全く接点がなく、繋ぐ人もいないといった状況を指します。

正しく解説すると、構造的空隙とは経営学者のロナルド・バートさんが提唱した概念で「互いにつながっていない人同士を仲介することで、様々なメリットが得られる」というものです。ネットワークから得られる利益には「情報利益」と「統制利益」というものがあります。
※詳細は以下のブログが分かりやすい

例えば、女性からモテまくるモテモテグループ漢の中の漢温泉同好会グループがあるとします。

モテモテグループは中性的な顔立ちでイケメンが多く、温泉同好会はThe・マッチョで額に鉢巻撒いた人が多そうなイメージ。

この両グループが相容れるところはあまりイメージできません。

つまりここに構造的空隙があります。

ここのグループ間を誰かが繋ぐことができれば、モテモテになる秘訣を学べて、かつ男らしさも手に入れることができるかもしれません。

そう、モテモテ漢の完成です。ジェイソン・ステイサムみたいな。

こっち見んな

さらにここでマンガの『BLEACH』をこよなく愛するグループとも繋がりがあるとします。

そうするとモテモテ漢かつ卍解ができる貴重な人間になれるかもしれません。

ちょっと誇張し過ぎました。

スキマを埋める人間は貴重

この構造的空隙を埋めることができる=居場所が多い人です。

この居場所が多いとなぜいいのかというと、そのグループにしかない情報をたくさん得られるからです。

現実的な話で言うと、仕事のグループからは「今後の業界の動向はどうなるのか?」といった情報や、趣味のサウナグループからは「良いサウナの条件とは?」といった情報が得られるかもしれません。

もし仕事が、店舗設計に関わることなら、「良いサウナの条件」の情報を応用してお客さんが満足する新たな店舗設計ができるかもしれません。

この居場所をどんどん増やして、自分にしか得られない情報を増やしていくとやがて貴重な人間(情報屋といった方がよいかもしれません)になることができます。

そうなるために私はいま友達を増やそうともがいています。

おわり

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